

読む時々読まない
@zakinko
主に読了の記録
主にミステリーと短編が好き
年に何回か読書熱が上がります
- 2025年8月18日暗い越流若竹七海読んでる物語は淡々とした文体で進むが、その背後には常に不穏な気配が漂っている。特に、事件や人間模様の中に潜む「説明しきれない暗さ」が印象的だ。軽快なミステリというよりは、人物の過去や心情の重さにじっくり迫っていく作風であり、読む側の心にも重い影を落とす。それが「越流」という題名の持つ余韻と結びつき、静かな恐怖ややるせなさを増幅させているように感じる。
- 2025年8月17日禁猟区(新潮文庫)乃南アサ読み終わった登場人物たちは皆それぞれに過去や思惑を抱え、その行動が複雑に絡み合っていく。単純な善悪では割り切れない人間の姿が描かれており、読んでいて胸の奥にざらついた感覚が残った。
- 2025年8月16日
- 2025年7月6日
- 2025年6月17日
- 2025年6月10日我らが隣人の犯罪宮部みゆき読み終わった読んでる@ 自宅
- 2025年5月16日そして誰もいなくなる改版今邑彩読み終わった登場人物の心理や疑念が巧みに描かれ、誰が信じられるのか分からない不安が常に漂っていた。読み進めるほどに「次は誰なのか」という恐怖と好奇心が高まり、最後まで緊迫感を持って読み通すことができた。
- 2025年5月14日宇宙のあいさつ星新一かつて読んだ私にとって読書が好きになるきっかけとなった特別な一冊である。短い物語の中に、ユーモアや皮肉、そして人間や社会を映し出す深い視点が込められており、どの話も読み終えるたびに新しい発見や驚きがあった。 難しい言葉や理屈に頼らず、誰にでもすっと入ってくる平易な文章で描かれているため、当時の自分にも読みやすく、物語の楽しさを強く実感させてくれた。だからこそ「もっと本を読みたい」という気持ちを自然に引き出してくれたのだと思う。 今振り返ってみると、『宇宙のあいさつ』はただの短編集ではなく、読書の世界への扉を開いてくれた原点である。
- 2025年5月14日
- 2025年5月14日水中眼鏡(ゴーグル)の女逢坂剛読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日人間動物園連城三紀彦読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日夜よ鼠たちのために連城三紀彦読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日満願米澤穂信読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日プリズム貫井徳郎読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日完全殺人西村京太郎読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日家守歌野晶午読み終わった@ 自宅
- 2025年5月14日ヒトリシズカ誉田哲也読み終わった@ 自宅連作形式で描かれる事件の数々が、一本の筋でつながっていく構成に引き込まれた。異なる立場の人物の視点から物語が進むため、最初は点在していた出来事が徐々に収束し、ひとつの人物の存在感が浮かび上がる過程がとても鮮やかだった。 読み終えて残るのは爽快感ではなく、むしろ得体の知れない余韻と重さである。人間の暗い部分を直視させられるような作品であり、同時に小説の持つ力を改めて実感させられた。
読み込み中...