回樹
56件の記録
かわうそまん@taktak8132026年5月10日読み終わった死と愛をテーマにしたSF短編集。「不滅」が最も印象に残った。亡くなった後も遺体が朽ちない世界線。次第に収容場所が亡くなり宇宙船で宇葬送するようになるが実は・・・というお話。愛する人の遺体を単なる物質と割り切り資源として有効活用できるか?と問われたとき、間違いなく自分は無理だと思う。一方で自らの遺体を埋葬するには莫大な費用が掛かると言われれば、間違いなくそんなお金をかける必要はないと答えるだろう。現実とは異なるSFの世界と言ってしまえばすれまでだが、故人に対する愛のカタチとして考えさせられるものがあった。




ま@re_m482026年4月11日読み終わった表題作の百合SFから始まる奇想のSF短編集。全作良かったのだけど「不滅」という作品が印象的。人が亡くなっても死体が腐敗せず、火葬しても燃えないので処理に困り宇宙へ打ち上げる葬送船が当たり前になった社会の話。他にも白人と黒人が諍いしていた酒場に緑色の肌をした宇宙人が宇宙船ごと突っ込んでくる話とか。表題作と同じ世界の「回祭」もまた違った女女の話で良かった。全体を通して魂や愛情の証明がテーマなのかな。やっぱりSFって無限だ。
- イチゴ/濫読マン@strawberry07509532142026年4月7日読み終わった収録作全て面白かったが、やはり最初の表題作「回樹」と最後の「回祭」が強烈に心に残った。どうにもならないことってあるんだよな…

遠足のお弁当@ensoku2026年4月4日読み終わった読書日記斜線堂有紀の書く、自分が相手に向けているのが愛なのか憎悪なのか惰性なのか分かんなくなってる女は最高だよな〜!回樹と回祭はまさにそれで良かった。回祭のオチと言うか最後、蓮華が取り乱して叫ぶとこはちょっと白けた。 「骨刻」も「不滅」も世界観が面白い。サブカル女が骨に自担の名前を掘ってこれで降りられないってSNSにアップするの、めちゃくちゃリアリティがある。人に見えないところに名前を入れたことをインターネットに流して人に見られようとするの、意味分かんなくておもろい。 「BTTF葬送」は世界観はいいのにストーリーがいまいちだった。 要領を得ない描写が続いたあと、その説明をするかのように過去シーンが入り、世界観と主人公周りの設定を確認させた後でふたたび冒頭の続きが始まる、って構成でほとんどの話が成り立っていて、続けて読むと設定は違うのに同じような話を読んでいる気になった。話に入り込めるのは世界観を理解した後なのでそれからは面白く読めるがそれまではまだかな〜って待ってる感覚があった。 「不滅」の鎹誠一の二次創作が読みたい(え最悪の感想?)



- 磯浦@iso-ura2026年3月11日読み終わったSF短編集。どれも面白かった。 全体的にダークで哲学的な感じ(「奈辺」だけはコミカルな味付け) 。 お気に入りは、死体が腐敗しなくなった世界での葬送船制度に関する物語「不滅」。



aino@aino82026年3月2日読み終わった「骨刻」これだけで1冊書いてほしい物足りなさ。書いてほしいな。呪われたいじめっ子たちがどうなったか気になる… 「BTTF葬送」は突飛だった。どうやって魂を観測したのか全くわからない。謎だらけ。謎はありつつ余白を残す、細かいことは自分で考える感じはよかった。 「不滅」も突飛だった。怖かった。まさか…が、やはり!だったので読んでいてすっきりしたけど、怖かった。この短編集は死や死後、墓についての話が多いとようやく思い至る。 「奈辺」すごくよかった。参考文献ありがたい。そっちも読みたい。序盤でこんな事件があって〜という導入だったから読んでいて苦しかったけど、展開も終わり方もよかった。苦しさは残る。でもいちばん好きだ。 「回祭」回樹でこうなるのかなと思った展開だったのでびっくり。別の本でも出会いたいので、ぜひよろしくお願いします。

mayu.@mayu_2026年2月6日読み終わった愛と死を感じさせるSF短編集。 骨や宇宙や映画と発想がとても面白かった!! 死を感じさせるのに重たくなりすぎないから読みやすい。 人が亡くなった後にどうするかについては物語の中だけではなくリアルにもありそう。 表題作の中に出てくる回樹は読み終えた後も私の中に強烈なインパクトが残った。この先も思い出してしまうかも。
あとの まつり@gokigen2026年1月23日読み終わった全篇良かったが、 不滅、奈辺、回祭が特に良かった。 科学が進んだ未来の社会と、その社会が抱える問題と、そこで生きる人々。 どこかひんやりと空気感の中に確かにある温もりを感じた。 2026年2冊目
うどん@ezm4sy2026年1月3日読み終わったSF短編集。秀逸だった。斜線堂有紀は過小評価だなと、読むたび思う。以下細かい感想、ネタバレ有。 ・回樹 微妙に感想が書きにくいな…。よくある愛の物語と、よくはないファンタジックな「回樹」。 ・骨刻 これは…かなりクるな。骨に文字を刻むというテーマから前座で大きく話を広げる想像力と、世界観の説明とともに流れ込んでくるひと組のカップルの物語が最後にゆっくりと広げられる構成の快感。 ・BTTF葬送 ああ、なんだか、すごく名作なんだろうな、という感想だけ残ってしまった。これはきっと、というか間違いなく僕が映画に明るくないせい。 ・不滅 死体が不滅となった世界。そこから宇宙葬へと発想を飛ばし、そこにも留まらず葬送船を打ち上げる宇宙港に死体を使うところまでフルスロットル。この発想をまとめ上げる構成力が一番凄いという話もある。 ・奈辺 黒人差別、というか差別より手前の奴隷社会において、白でも黒でもない肌の宇宙人が訪れて…?という少しコメディチックな一編。結末含めて気持ちのいい物語だったわね。 ・回祭 回樹というトピックが新鮮でなくなったなかで語られるストーリーとしては、回樹を愛の判定装置としか使用していないという意味で少々退屈とも言える。一方で味の濃すぎた6篇の最後としてはしんみりとしてていいんじゃないかと思う。



よしい@Yoshe2072025年12月28日読み終わったSF作品集だけど、全体的にホワイダニット的なミステリの要素も感じられてバラエティ豊か。それぞれの物語が特殊な設定下で、それにより斜線堂さんの描く愛(及び「愛」だとは一言で形容できないような複雑な感情が入り混じった関係性)もさらに多種多様な形を帯びていて、全作エッジの効きっぷりがすごい。あとこの本を読んでいる途中にたまたまちょうど名探偵津田4話を見たので、改めてBTTFという作品が世の中に与えた影響力の大きさを感じたりもした。

五月晴@satsukibare2025年12月22日読み終わった表題作の「回樹」と、地続きになっている「回祭」がとても好きでした! 亡くしてしまった人に対して、それぞれの主人公が抱いた感情が、対になっているよう。 まだ愛していたのか、愛はなくなっていたのか。 憎んでいたのか、愛していたのか。 その答えを「回樹」によって確かめることになる彼女たちを見て、胸が苦しくなりました。 そして百合というところかまた良いです。










































