無限病院
22件の記録
橙子@chengzi2026年7月23日読み終わった最後まで不条理医療でステージが変わりつつ元に戻るだった。仏陀を探しに火星へは回収されていない。作者の韓松は仏教徒で第二部、第三部と進むにつれ仏教色が強くなって行くと解説にあったけれど、この長さとお値段で付き合うのは躊躇する。
遠足のお弁当@ensoku2026年6月10日読み終わった読書日記ホテルで水を飲んだら腹痛に倒れ、連れて行かれた病院は病んだ人間で溢れていて、それは病院内だけでなく、生き物はみんな病んでいる。都市そのものが病院である。 めちゃくちゃなことが起こっていて、めちゃくちゃなことを言っていて、めちゃくちゃ面白かった。 医者が何度も言う「医者を、病院を信頼することです」👈これ医療関係の仕事してる人なら結構頷きながら読むと思うけど(自ら病院に来ているのにこっちの言うことを聞かねえ患者が多すぎる)この世界の医者はたしかにめちゃくちゃなので、信頼しきれなくても無理はない。 後半は話のスケールがデカくなってきて、共生者が出てきてからはアレこれ萌えか?と思いました。

ぬーろん@sousounds2026年5月11日読み終わった中国SF四天王の1人、韓松の長編。 東洋と西洋の医療対立がテーマの一つかもしれないと思った。 カフカに似てると聞いてたけど、『1984年』に似てると感じた。 誰の言うことを信じればいいのか分からない。


okataro@okataro0072026年3月21日読み終わったこの本を読んでいると、幼少の頃によく見た、暗くジメジメした通路をあてもなく彷徨い藻掻く夢を思い出す。覚めない悪夢の中で、見えているものが自由自在に変化していく。暗闇は黒い生物に、長く続く通路は身体を刺す針に、遠くに見える明かりからは、気味悪い笑顔を浮かべた人の顔。そんな夢だった。空気自体が粘ついた不快感を漂わし、現実に帰ってこれないのではないかと夢の中で不安を増大させた。幼少の頃みたそんな夢の雰囲気が、この本の文章1行1行から染み出ていた。 主人公は、ある日ホテルで飲んだミネラルウォーターをきっかけに身体を壊し、市内の病院にいくことになる。そこからが地獄のはじまりで、胃の痛みと劣悪な病院内の環境と戦いながら、「治療」してもらうために院内を彷徨い続けるのだった。 中国国内の事情を詳しくは知らないため想像でしかないが、作中では、恐らく政治的、あるいは現代社会の課題が表現されているのだろう。あらゆる場所に悪夢が存在するのだろうか。仏教的な死生観と、「病む」とは何なのかを、「生きている」とは何なのかを延々と悪夢の中で探し続ける。そんな作品だった。 どうやら3部作らしいので、続編が日本で出版されたらまた読んでみようと思う。








