アメリカ

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多和田葉子
青土社
2006年11月1日
17件の記録
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年7月26日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年7月26日
    管啓次郎の『本は読めないものだから心配するな』に書かれていた、多和田葉子の書く「文章の火花の多くが、翻訳という作業の現実の工程から飛び散っている」という文章、ここにある「予感」や「感触」を私も感じたことがあった。 そのあとにある多和田葉子の『文字移植』という小説から引かれた「翻訳というのはそれ自体がひとつの言語のようなものですから。何かバラバラと小石が降ってくるような感じがするんで分かるんです。」という文章にある「バラバラと小石が降ってくるような感じ」は、私が翻訳された文章や、多和田葉子の小説に感じ「翻訳フロウ」と言葉にしていた違和感のような魅力を、違ったかたちで言葉にしているような気がした。私にも「分かるんです」と思った。 一年と少し前に彼女の『アメリカ 非道の大陸』という小説を読んだときに書いた文章にはまだ納得出来たから、少しだけ修正して転記してみる。 —— 思いがけず空いてしまった二時間で向かった古本屋で、とても素敵なフロウに出会った。棚から手に取って最初のセンテンスを読んだとき「日本語でこの感じのフロウで書く作家がいるんだ」と嬉しくなった。作家が日本より長い期間暮らすドイツの言葉で考え、日本語で書かれた、そう想像してみる。久しぶりに「翻訳フロウ」という言葉が頭に浮かんだ。その言葉を最初に使ったぽいZINEのこと、その最高さも思い出す。あれってもう5、6年前だったっけ。 機上でとなり合わせたパレスチナの女性、アーミッシュの家族、ネイティブのカジノ、砂漠の子…… 訪れ立ち去るものとしてアメリカの各地で“あなた”が出会った、土地と人。現実と幻惑。そこで生まれる物語。英語で経験しドイツ語で考え日本語で書かれる。2度の翻訳を経た文章は、やっぱりこのフロウになるのだろうし、それが合っているとも思う。思うというか、それも想像なのだけど、そんな勝手な想像もしてしまうくらい、このフロウが大好きなのだ。そして、やっぱりこの感じを「翻訳フロウ」と言葉にしたい。 「あなたは今自分はどこかにいるだけではなく、どこにでもいるのだと思った。」 アメリカの各地で経験され書き残されるのは、解決もオチもなく、どこにも辿り着かない、あるいはどこへでも向かえるような開かれている物語。それぞれが繋がるのでもなく、そこにある、あった、あるはずとだけ思える小さくて“あなた”には特別な、アメリカでの話たち。そこでは喜びや楽しさよりも不安や不穏を感じることが多いけれど、フロウに乗って読み進めればどれもとても良い読み心地。これも同じように大好きで、読みたかった小説だった。また嬉しくなる。 移動しながら経験し翻訳され書かれた、と思い込みたい”あなた”の特別な物語を、短い距離だけれど移動しながら読む私の読書も、また特別なのかもしれない、と少し思ってみる。その気持ちや状況も言葉、文章に翻訳してみたい、そんなことも思えるような特別な本になった気がした。 —— この本を買った古本屋に久しぶりに行きたくなった。
    アメリカ
  • sakura
    @sakura_04
    2025年6月10日
  • kenichirow
    kenichirow
    @kenichirow
    2025年6月10日
  • コタ
    コタ
    @hts
    2025年6月7日
    読み始めた。ちょっと私には難しいかな… → だめだった…
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年5月31日
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年5月20日
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年5月16日
  • はー
    はー
    @hachihot
    2025年4月24日
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2025年4月13日
    多和田葉子さんの本、確か別の本持ってる!アメリカの現在地…気になるー!
  • yt
    yt
    @yt
    2025年4月6日
    淡々と描かれるアメリカの日常の中にふと生じる違和感。 パレスチナだったり、貧困やマイノリティだったりするのだが。 そのどれにも属さない、まだカテゴライズされていない問題(としか言い表わせない)が。 文章に埋まっている。随所に、たくさん。 アメリカは題材に過ぎず、これはどの文化にも起こり得るからこそ、日本語でも面白く読める。 感想が難しい。 文章でばっさり切られる感じが怖いくらいで、とんでもない作家だ。
  • 草露ざな
    @zana-souro
    2025年3月27日
  • 離乳食
    離乳食
    @munimuni
    2025年3月17日
    多和田葉子さんの国の描写って「異国」ってよりも「別の惑星」みたいな感じだよね、アメリカをすごく無機質に解剖してる感じで、🫶文庫でほしいな
  • もちゅ
    もちゅ
    @mmm_choko
    2025年3月17日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年3月17日
  • mkt
    mkt
    @mkthnsk
    2024年11月17日
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