今日は誰にも愛されたかった

19件の記録
- 👻@0u02025年5月2日読み終わったあっという間に読み終えちゃった。詩と短歌の連詩は、正直なところ私にとって難しく、最後に対談があったのでそこで答え合わせをするつもりで、かなりマイペースに(繋がってるのかな〜とか、どう言う意味なんだろ〜とか、この言葉の響き面白いな〜とか、この一語好きだな〜とか)読んでいった。 そうしたら、3人の感想戦もかなり緩く進んでいったから、そんなに深く考えなくて良いんだ!って安心したなあ。感覚というか、情景を感じると言うか、響きに思いを馳せると言うか…そういう風に読んでも良いんだなあ。 言葉ひとつひとつがきらきらしていて、さすが言葉を生業にされている方達だなあ、とも思いました。タイトルにもなっている「今日は誰にも愛されたかった」って、そんな言い方ないのに、なんとなく言いたいことが伝わるの、本当に凄いと思う。
- Suzuki@finto__2025年4月11日読み終わった★★★★☆ 「谷川 ちょこっと変えたら「愛されなかった」になっちゃうんだよね。そういうふうに読み違えることってありうるでしょう? 岡野 そうですね。文法的にも、読めば全員わかる言葉なんだけれど、誰も口にしたことのないような言い回しを見つけたいんです。「誰にも愛されたかった」って、普通はあんまり言わないじゃないですか。 谷川 そうだね、言わないよね。 岡野 今おっしゃったように「た」が「な」に変わるだけで全然違うし。 「愛されなかった」事実は変わらないんだけれども、「愛されたかった」っていう思いが入りますよね。」
- ふるえ@furu_furu2024年8月7日読み終わった3人の連詩と、鼎談とエッセイの組み合わせ。連詩という文化をそもそも知らず、驚き、前の詩(歌)を受けて次の人が繋げていくというのは、そんなことできるのかという驚きから読書は始まって、気づけばあっという間に終わりまで読んでいて、最後のあとがきが何とも言えないぐらい良く、詩、歌を扱うプロたちの掛け合いが眩しくて、うわ、いいなと思いながら終始あったかい気持ちになる。 谷川俊太郎といえば個人的には「朝のリレー」が印象に残っている。義務教育の頃とかも一度見た気がするし、ネスカフェのCMでも使われていて、CMで初めて聞いたその時、言葉の表現が持つ面白さに目覚めたような気持ちよさがあった。気がする。