ひとりでカラカサさしてゆく
58件の記録
蛙蓮堂 書肆部@allendo2026年5月23日読み終わった2024年7月に紀伊國屋書店新宿本店で買った(はず)。新潮文庫夏の100冊の冊子には載っているけど、帯にもどこにも100冊って書いてなかった。入っているのかいないのか冊子で数えたところ、どうやら入っているっぽい。と、改めて本屋に出向いたのだがレジに行っても景品がもらえず、お願いしたらば百年の孤独が売れすぎてもうなくなりましたと言われた。そのことを、夏の100冊のプロモーションに起用されていたし帯にも印刷されているために「上白石に気をつけろ」とつぶやいたのがその夏のことである。 そろそろ本題。(以下、自分なりのネタバレ) 若い頃の仕事仲間の老人3人が大晦日に自ら命を絶つ。集まってそこに至る様と、そのあとの親戚・知人一同の日常が織り込まれている。というあらすじ。 この小説の主人公は誰か?もちろん老人3人。帯にも主な登場人物として真っ先に書かれている。親戚・知人一同は次から次にたくさん出てきてにわかには覚えられない。その中でも何人かは印象的に書かれている。しかしこの小説の影の(あるいは真の)主人公は勇樹である。え?誰?誰?むしろその名前、出てきたっけ?小説の中では唯一、三人称でなく「僕」と一人称で書かれている。そのつもりで見直すと、老人3人が小説の進行とともに死に近づいていくのに並行して、かつ、(小説が終わった後で)劇的に終わるだろうのと同様に、小説の最後では妻の妊娠が発覚して、急激に生を意識せざるを得ない、つまり、この話は生に向かってクレッシェンドしていく、という話なんだな、と。江國香織は初めて読んだけど、聞きかじるにいろんな人間模様を鮮やかに描く、と想像していたわけですが、このことに、つまり、なぜ1人だけ僕なのかと読み終わって振り返って気づいたときに、おもしろかったというより、素直にあーうまいなーと思ったのでした。- さておき@sekirei-naku2026年4月29日読み終わった再読。 大晦日の夜、老人三人がホテルの一室で猟銃で自死する。ミステリだったら「何故」と死を選んだ理由を探す展開になりそうだけどそうではなく。 ひとが他者の心の内を完全に理解とか出来るわけないでしょ、とこの本を読むと思う。そして晴れ晴れとした気持ちになる。

haku@itllme2026年3月12日読み終わった始まりはとても怖くて、こんな始まり方なのかと驚いた。 え、ホテルで3人一緒に、、 わたしは先が気になってしまった。 そうなるともう、江國ワールドですね。 くるくると変わる語り手に誰だっけ?って思いながらも、緩やかに進んでいくそれぞれの日常とそれぞれが見ている人生への風景がどれもひとりずつのものだと思うとわたしは少し嬉しくなった。 みんな見事に全部違うなんてね。 もっとみたくなりました。 終わったけれど終わってないですね。 ずっと緩やかに続いて行くのだろうなと読み終わった今でも残ってしまいます。 そして多分私のこの読後の感想はきっと解説の上白石萌音さんの影響を受けているに違いないでしょう。 好きではないけれどあの解説は好きと言わざるおえません。





しろ@mamedaifuku2025年9月2日読み終わったあらすじのショッキングさからすると消化不良感がある タイトルの意味もよく結びつかないしなんなんだろうと考えてしまう でもこのかんじが江國香織なのかもしれないと上白石萌音さんの解説を読んで思った 江國香織、苦手ではないけどあまり合わないのかもしれない グングン読まされるかんじはあまりないから次はそういう本を読みたい
ゆらゆら@yuurayurari2025年6月24日読み終わった大晦日の夜に80代の男女3人が猟銃で自ら命を絶つというショッキングな冒頭で始まるが、時間を戻し3人の来し方を振返りつつ平行して遺された人々の人生をポリフォニーな語りで描く話で、どこか諦めた様な優しさが心に残る。自分はどんな終り方するかなあ。 命を絶った老人の一人・篠田完爾の孫娘で、デンマークに留学している葉月が手紙で書く、アンデルセンの話が面白かった。アンデルセンは何通りも自伝を残していた、そしてそれが互いに矛盾してたりした、というので俄然アンデルセンに興味がわいた。 (24.7.27読了)

ちかち@chikachi_32025年6月3日読み終わった老人3人の猟銃自殺。悲惨な話かと思いきや、何故か切なくもすごく清々しい気持ちになったのはなんだろう? 遺された側も、新しい世界線を辿って生きていくさまが良かった。




Ai@aaaai2025年3月9日読み終わったかつて読んだ終わりに向かう3人と残された家族や友人の日常や心情の描写が、江國さんらしいゆるやかなリズムで描かれている。 大きな事件や起伏があるわけでもなく、淡々と、静かに描くこの感じ、江國ファンは慣れている(し、これこそが彼女の魅力のひとつだ)が、そうでない人にとっては退屈にうつるのかな?とも思った。
なちこ🛁🫧@nachico_202503182025年1月16日読み終わった心に残る一節私もこうして終わりたい。 素敵な最期を知った。 なんてスマートで、 なんて勝手な旅立ち! あと、 上白石萌音ちゃんの解説 そう、それなのだよ。 ↓↓↓ _(P.258)___ 読後の感情を端的に言い表せずに考えを巡らせ続けることこそが、江國香織作品を読む醍醐味だ。


















































