ことばの食卓
76件の記録
葉鳥@kihariko2026年6月30日買ったかつて読んだ選書サービスで出会った作品。 刊行は35年ほど前、エッセイの内容は著者の幼少期の話もあり戦争が色濃い時代からのエピソードも描かれる。 時の流れを感じさせないほどに文章が読みやすく冒頭から惹かれた。 「夏の終り」「誠実亭」「キャラメル」「枇杷」が良かった。 最近おそらく初めて枇杷を食べる機会があり、この作品のことを思い出しながら味わった。

いちのべ@ichinobe32026年6月20日読んでる> 一番あとにとっておいたあんずを食べるときの気持。たるたるに、とろとろに、ふくらんで小鉢の蜜汁の中にぽっかり浮んでいるあんずを、先ずしゃぶり、しゃぶったら蜜に浸け、しゃぶったら蜜に浸け、前歯で囓って、歯形のついた少し減ったあんずを蜜に浸け、惜しみ惜しみ一個食べ終る。最後に、甘酸っぱい蜜もす する。小鉢の底には赤い小さな海老が一つ描いてある。(「雛祭りの頃」p62) この丹念な描写よ!


穂鞠/もみ@homari_book2026年4月27日読み終わった後半の方が面白かった。「夏の終り」が特によかった。オムレツへの期待感が高まってからの、がっくりきている様子がよかった。周りの客までがっくりきていて残していたりして、いかにも不味かったですと見えるのがおかしかった。明るい話ではなかったけど、読ませられるエッセイでした。
プレモル@prmr542026年4月24日読み終わった武田百合子の観察眼はとんでもないと思う。 過去の記憶や幼少期のことでさえ、今目の前で起きたことのように細部までとらえている。 それでいて、記憶の中の良い部分、きれいな部分ではなく、かと言ってすごく嫌な部分をクローズアップするでもなく、うっすらと不穏な感覚を抱かせる。 読後感は良いとは言えないが、ざらりとした質感とともに、脳裏にこびりつくような随筆だ。
あさだ@asadadane2026年3月3日読み終わったエッセイすき所謂「食エッセイ」「おいしそうな描写の小説」への関心が薄いが、本エッセイは虚弱児の食生活、戦時下の弁当事情、加齢に伴う食事量の減少など、食欲を刺激する作品とは一線を画す生々しさがあり、そこが心地よかった タイトルに「食卓」と冠してはいるが食にフォーカスを当てすぎず、風景に溶け込んでいる感じがする
- 蛸足配線@nekoai302026年1月27日買った読んでる期限の切れそうな商品券があったため、普段は立ち寄らない駅ナカの書店で買い物することにした。野中ユリの物思わしげな挿絵に惹かれて買った。記憶が遠ざかるにつれ抽象化され、一見脈絡のない別の具象として再び現れたような、内面への広がりを感じるイラストレーション。本文は最初の二篇だけ読んだ。



葉鳥@kihariko2025年11月3日買ったブラインド本に入っていた作品。1991年刊行。 食べもののエッセイがとても好きなのでとても嬉しい。 書かれたのは1980年代らしく、普段手に取るエッセイでは出会えないお話がたくさんありそうでとても楽しみ。





mimitome@mimitome2025年8月3日読み終わったまずもって装丁優勝だと思います。出過ぎない鮮やかさと控えめなオシャレ感。 その上で、もっとも愛着のあるのは「夏の終り」。そんなに不味いオムレツがあるのかという思い(だって東京駅近くのお店でしょう?)と、オムレツと全く関係のない終り方が印象的。本題となんら関係のない流れを持ってきて唐突にそしてやや不気味に終わる感じは百合子あるあるですね。「誠実亭」もそうですね。 枇杷食べてみようかな。

temachatowaltz@temari2025年3月19日かつて読んだ武田百合子さんの文章、言い回しがとても好き 「夏の終わり」に出てくる何だかへんな味のオムレツ オムレツについての表現が、そんなに不味いオムレツってどんなオムレツと興味が湧く。 自分がオムレツを焼く時にいつも思い出しクスッとする。 ペラペラめくっていたらまた読み返したくなった!






- 芳@kaoruno052025年3月6日読み終わった@ 自宅美味しいとか、食べる喜びみたいなプラスの面を描くのではなく、食べることの気味の悪さを描いているように思った。冒頭の枇杷の話と、牛乳、お雛様の話が好き。不味いオムライスの話、良かった。

ひかり@hkr_hobbies2025年1月22日読み終わった普段は速読することが多いのですが、この本はじっくり味わいながら読みました。「食」という何気ないテーマをこんなにも美しく、ユニークに表現するとは…。言葉の選び方が見事で、引き込まれました。









ぼぺにゃん@bopenijan_11061900年1月1日かつて読んだ何回も読み返してる武田泰淳が枇杷を食べる描写を読むたびに、むかし祖父母の家の庭の枇杷を顔や手をベタベタにして食べたことを思い出す。 武田百合子は食べ物のエッセイが特に好きだ 野中ユリの挿絵、美しい
































































