いつかたこぶねになる日
29件の記録
村雨菊@carameltomato2026年6月9日読み終わった詩は私にとってまだ難しく、いわんや漢詩をやなので、こんなふうに漢詩の味わい方をそっと教えてくれる本はとってもありがたい。 夏目漱石の『草枕』を読んで、漢詩に惹かれたので、こちらを読んでみたら、まさにその夏目漱石『草枕』がたくさんでてくるではないか!興味の赴くままに、次に読む本を選んでいるのだけど、自分なりに辿ってきた透明の糸が、確かなものに思える瞬間だった。




book & wine 方方@houbou_enzan2025年8月28日読み終わったとんでもなく美しいエッセーだった。 “どこにもふしぎなところのない、いつもどおりの日常がバスの窓の向こうに流れていった。これと同じような日常を、明日もわたしはながめることだろう。わたしは明日が待ち遠しかった。思い出よりも、ずっとみずみずしい明日の風景。マリーの語った北アフリカの空想が染みわたり、私の心は水を含んだように明るくなっていた。” わたしも美しい日本語を書きたいなと思った。漢詩って、昔の頭のいい人たちが、己の文化資本の高さをひけらかすためのものかと思ってしまってたよ、ごめんなさい。こんなにもキラキラだったとは。




- イリリ@renoir7771900年1月1日読み終わったタイトルに釣られて手に取った1冊。 フランスでの暮らしと、中国の漢詩。一見すると混じり合わないふたつが、筆者の見事な筆致によって寄り合わされる。漢詩への知識がなくても、筆者の丁寧な意訳によって十分楽しむことができる。各章が短くまとめられており、気になった詩や題材をかいつまんで読めるのも魅力的である。 しかし、この本の真髄は筆者の丁寧な言葉選びにある。 日常生活のからエッセイの題材を見出し、各漢詩の内容を絡めつつ、人生観や時間論について考察していく。決してお高くとまらず、実感に基づいた言葉たちには多分に共感できた。 5月に新作が発売される。その前にもう一度読み直したい作品だ。






























