アメリカン・ブッダ
22件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年10月8日個人、家、村、国家。 どの規模でも「目を逸らす」「目を背ける」過去は存在する。柴田勝家が描き出すのは、そうした過去への対処法だと思う。 本作は短編集であり、物語の描き方も結末も多様である。ただ、どの作品にも「後ろめたい過去を持った存在」が登場する。 例えば、表題作『アメリカン・ブッダ』。 この作品はアメリカという国が成り立つ上で避けて通れない「インディアン(ネイティブ・アメリカン)の迫害」をテーマに、仮想空間Mアメリカの住人たちの分裂を描く。 「柴田勝家の作品は英語で読んでもそのまま通じる」 解説でこのようなことが書かれていた。その通りだと思う。後ろめたい過去に目を背けるという行為は、世界広しといえども誰もが抱えている悩みで、そこを抉り出す作家はいつ・どこでも読み継がれるであろう。

宇津木健太郎@KChickenshop2026年2月16日読み終わった同氏の著作は初めてだが、新世代的SFとして未来史を描く腕に長けた人なのだなぁと感心した。 分断と虚無的世界観をサラッと読みやすく書けるのは凄い。表題作の他『検疫官』が好き


にんじん@taroimotaro2025年4月8日読み終わったSF×民俗学の短編集 「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」 生まれてすぐVRゴーグルをつけ、死ぬまでVRの世界で過ごす中国の少数民族のレポート 「鏡石異譚」 未来の私と出会った私と新しい素粒子の発見。記憶とは、過去とは何なのかといった話 「邪義の壁」 ウワヌリと呼ばれていた白い壁から男女2人分の白骨死体が見つかることから始まる民俗学ホラー 「一八九七年:龍動幕の内」 南方熊楠がハイドパークに夜な夜な現れる天使の謎を追う話 「検疫官」 "物語"専門の検疫官の話 「アメリカン・ブッダ」 荒廃したアメリカから仏教徒のインディアンが逃げ出したアメリカ国民に語りかける話 表題作と検疫官がお気に入り

みどりこ@midorikko_032024年11月2日読み終わった借りてきためちゃくちゃ良かった。どれもすごい良かった……。しかしやはり表題作はズバ抜けてる。最後のシーン、泣いちゃったよ……。これぞSFの醍醐味……。人類に希望があった。















