あめりかむら
25件の記録
あるる@aru_booklog2025年6月28日読み終わったカーネーションに描かれている思春期特有の残酷さと学校という閉鎖的な社会の暗い部分が一番心にぐさぐさ刺さる。ここまで緻密に切り取ることができるのは物語だからかもしれない。大踏切書店のこと、これは本好きとお酒飲む人だったら憧れちゃうのではと思う。どの物語も何かを失うことについて現実や理想を提示されている感じがして、短編集ながらも余韻が長く続く。



Tomo@quiet_andcalm2025年5月18日読み終わった生と死、傷や喪失を描いた小説集 石田さんの世界を見る目がとてもうつくしく、テーマの重さを感じさせない とくに表題作「あめりかむら」と「大踏切書店のこと」、一穂ミチさんの解説がすばらしい いずれ自分にも来る、死を身近に感じるときにお守りにしたい本


Monica@santa_monica2025年3月29日読み終わった周りの景色、人間の動作、心情の変化、どれをとっても描写が繊細で現実的で真っ直ぐものを見ている、貫いていると感じた。自身の目で見るよりも千さんの文章を通して見たほうが、より本物が見えてくる、そう思った。
彼らは読みつづけた@findareading2024年8月4日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《ハイジの食事を読みながら、とうふを食べたり酒を飲んだりした。とうふは一丁を半分にしたうえに、葱と鰹節とおろし生姜をのせてあった。寒いときでも熱燗には冷奴があう。》 — 石田千著「大踏切書店のこと」(『あめりかむら』令和6年8月、新潮文庫)






















