歌われなかった海賊へ

27件の記録
- asn@book1404192025年9月27日読み終わった読んでよかった。 逢坂さんの作品は「同志少女よ、敵を撃て」も読んでいて心理描写と背景に夢中になる。 今回の舞台はナチス体制下のドイツ。 ありのままの自分でいるために少年少女たちがある事件を起こすんだけど、きっとあたしはその他大勢の見てみぬふりをする人になるんだろうなと思った。 何が正しくて、何が間違いなのか。 きっと当時は、作中の言葉を借りるとコインの表裏は見る側や立場によって正解にも不正解にもなり得たんだと思う。 あーやっぱドイツ行きたい!!!
- みそり@misori08802025年9月27日読み終わったタイトルが心に引っかかり、手を伸ばした一冊。 タイトルの真意がわかる時言葉に言い表せられない波が心の中で渦巻いた。 ドイツ、ナチスを題材にしたなかなか読んだことのない視点からの話。
- HIM@2416@HIM24162025年9月15日読み終わった借りてきた読了。 同志少女よ敵を撃て同様、重厚感のある一冊だった。 「歌われなかった海賊へ」 タイトルの意味がわかる後半。ここが著者の最も伝えたいことなんだと理解できる。 良い一冊でした。
- ユウキ@sonidori7772025年5月14日読み終わった借りてきた戦争、虐殺、差別への抵抗の物語をエンタメにまとめ上げてるのがすごい。 誰しも一面的ではないからこそ人を理解したと思い込むことは暴力的というのをずっと書いているのも良い。 ネタバレあり 差別やアウティングに気をつけて書いてるなあとは思ったんだけど、だからこそ同性愛者のキャラが死ぬ展開は避けて欲しかった感がある😭
- ふまそん@fumason2025年4月25日読み終わった“私たちはそんなんじゃないのに、どうしてみんな、自分の都合で分かろうとするんだろうね” ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 若干説明くさい気もするが、いい話だった
- 柴田智也@tomoya_shibata2025年3月2日読み終わった@ 本の読める店fuzkue初台どんでん返しはない。「ああ、そうだったのか」と静かな納得が次々降りてくる。前作の同志少女よ〜といい逢坂さんは、なんというか今の時代に読むことに強い意味のある物語を、過去の歴史から汲み取ってお話にする力がものすごい。
- haku@itllme2024年6月7日読み終わった逢坂冬馬さんの本はやはり緻密で疾走感があってリアルでそして何より彼のメッセージが直に何度も伝わってくる それが私は何より好き ヴェルナーとレオンハルト フリーデとドクトル 海賊団と称しながらそれぞれが違う目的を持ち違う背景を持ち同じ共通のものに向かって行く。自由とは何か、無知とは何か、人間とは何か。 私達が持っているのは一面じゃない。 様々な面を持って生きている そう何度も彼らに訴えられた。 ぞれぞれの正義と見たいものを見ようとするナチス下における住民の姿は自分自身がここにいたらどうなるのだろうと考えさせられた。 前作同様夢中になって読んだ。 一緒に鉄道を爆破しに行った気分だった。 そして、現代へと続く戦いがまだあること そして、顔が見えない世界がたくさんある現代だからこそ、今でもこの物語のような現実があること、そこに貴方がいてこの物語にいる住民たちは、お前なのだと言われているようだった。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年1月13日読み終わった時代考証がしっかりされているようで、史実であってもおかしくない物語。ただ史実として受け取ることの危険性も作中で指摘されていて、気付かれてる、と驚いた。 著者が2作続けて描きたかったテーマがわかったかもしれない。読み続ける作家になった。