太陽の塔 (新潮文庫)

25件の記録
- 春宵@yrasg_2025年5月4日読み終わった万博も開催され、太陽の塔は中々タイムリーな時期に読んだなと自分で思う。 森見登美彦は、自尊心の高い男子学生の不遇な様子を兎にも角にも痛快に書く。有り余る語彙量に目が行きがちだが、文章の構成や使い方が中々粋でおもしろい。 一旦お休みしてから読んだので、もう一度通読したいと思う。
- tn@tn2025年4月25日また読みたいなんども読み返すそのひねくれは自分が自分であるためで。 (もう随分通り過ぎてしまったけれど)思春期を拗らせた自分にとってモラトリアム小説の最高傑作であり続ける。 何かに躓く度に開く本。
- 桶男@1manmustdie2025年4月1日読み終わった@ 自宅冴えない学生を描いた作品でも結局それを補って有り余るほどの友達がいるじゃん、俺はそんなのいないし、とか思ってしまうけれど、この作品はあまりそう思わなかった。確かに主人公には素晴らしい友と思えるような人々がいるんだが、どこかおとぎの国の住人のような、それこそファンタジーというか。すごく楽しく読めた。悲しいことはあるけれど少しくらい前向いてもいいかなって思えた。