サメのイェニー

4件の記録
- ハル@himetaro2025年9月1日読み終わったサメは大きな声も出さなければ、手をあげて発言もしないし、群れることもない。 そういうのが好きな子もいれば、みんなと一緒にいたい子もいるし、常に賑やかな子もいる。 大きな声で話すのが良いこととする社会の中で(よく、はっきりと大きな声で話す!)というのは幼い頃も教室でよく聞いた)、そればかりが美徳としなくてもいいのにとおもっていた。といっても、小さな声で話すことはわたしなは無縁だったけど、こうでなきゃダメというのにはアレルゲンがあった。 読んでいて、主人公のイェニーを応援して。すっきりとした読後になるのが良い
- かなむに@kanamuni_10212025年5月12日読み終わった借りてきたイェニーが、大きい声で話すようになりました、という結末にならなくて嬉しかった。私も授業で手を上げるの嫌いだったし、意見を言うのも嫌だったな…
- つたゐ@tutai_k2025年4月8日買った読み終わった本を読むのが大好きなイェニーは、「わたしはサメなんだ」と思っている。サメというのは、大きな声を出したりしない。一人で泳ぐのが大好きで、大きな声で「考えている」から。それでも先生やクラスメイトは、イェニーに「大きな声で喋りなさい」と言うし、「みんなで遊びなさい」と言う。 わたしにも覚えのある「みんなで遊びなさい」(それが子供としての正解)という圧力…というのかなあ、善意でもあったと思うんだが、、、「私は一人で絵/小説を書いていたいのに」「友達がいないわけじゃない」そういうもどかしさに、「イェニー!そうだよね…!」ってすごく思った。わたしは大きな声で喋りたくない子供ではなかったけど、私の友達はそうで。誰もがその子に「頑張って」大きな声を出すように応援していたこととかも思い出した。 子供の頃って「みんなと同じことをしなさい」「ひとりでいてはいけません(ひとりぼっちを作らないようにしよう、可哀想だから)」という圧迫感がすごく辛かった。私の頃にも、『サメのイェニー』があればよかったなあと思った。「ひとりでいること」「大きな声を出したくないこと」を大切にしていける本だった。今は37歳だが、小学生のわたしが救われた…