YABUNONAKAーヤブノナカー (文春e-book)

32件の記録
いちのべ@ichinobe32026年1月20日読み終わった10章以降の「それぞれの一人称だからこそ、これまで語られていなかった要素」にぐんぐん惹きつけられて一気に読み終えた。 それぞれ迷い悩み藻搔く大人たちの有様を9章からぶっ続けで読まされたところからの、最終章のリコの爽快感と煌めきよ…… 自分とは異なる思想や価値観の登場人物、それぞれの言い分や事情が伝わってくる語り口。自分からは遠いと感じる人でも、少しずつ感情移入や共感ができてしまう(そう感じさせてくれる)筆力がすごいなあと思った。 五松にすら多少の共鳴はできたのだが、木戸だけは、感情や思考がイマイチ実感を持ってわかった感がないなーと最後まで感じていて、これはシンプルに自分の想像力の至らなさなのか、「社会」に育てられた世代との断絶なのか、それとも50代になったら多少わかるようになるのだろうか。(特に添付画像の箇所、40代前半の自分には「まだわからない」だけなのか、それとも感じずに済むものなのか)

いちのべ@ichinobe32026年1月17日読み始めた積読チャンネルで紹介した際に批判コメントがついたという「不倫している女性作家」の人生の断片に触れて、「人にはそれぞれの地獄がある」をあらためて心に刻んだ。それを知るため、他者を乏しい情報で一方な価値観で断罪してしまわないために、小説を読んでいるのかもしれない。
イロハ@iroha_mellow2026年1月14日読み終わった全員の気持ちに少しずつ共感できて(※ただし五松お前は例外だ)、少しずつ理解が出来なくて、結果、誰にも寄り添えないからつらい 目線により真実とは異なる形を見せるものだ タイトルの通り、この本には正解や真相はなにひとつ描かれていない 描かれているのは、性加害というひとつのテーマに、時代に、世代や性別の異なる8人が8様にもがく姿だ 翻って、じゃあこんな世界で自分はどう生きれば…と今も頭がぐるぐるしているが、最後にリコの章があることで少し救われたような気になっている やっぱりラッパーだな
Michika@0610shun2025年9月27日読み終わったハラスメントにまつわる告発という事案を あらゆる立場の人たちから描くことで どんどん立体的になっていく構成は 文字を追うだけで圧倒的な迫力だった。 一つの事実や真実というものは人の数だけ存在して、 絶対的なものではない。 この世は分かり合えないもの同士でできていて、 その事実に真正面から対峙すると、 とても生きられないかもしれない。 自分の正義感を持って生きていくしかないのかな。 作中にもあったけど、 この世には正しい真理や間違っている真理、 色々な真理があって、 その中でどれだけ多くの真理に触れ、 把握できるかが重要なのだというメッセージをもらった! エネルギーを消費する読書体験! 読了したことに達成感を覚える!







ソナチネ@sonatine2025年8月14日読み終わったとにかく読むのに気力がいる作品だった。 あなたの見ている物事は、ある側面からは正しいかもしれないが、別の側面から見ればその限りではないかもしれない。そんな危うさや、可能性を感じさせる物語の作りになっている。 章ごとに、語る登場人物が代わり、同じ出来事が違った側面から語られる。正しさとは何か? 何故、世間的に正しいことに邁進する登場人物にある種の狂気を感じてしまうのか? 作中の絶対的な正義を信じて疑わない人物の暴走とも見える行動を、どこかで見たことあると思ってしまうのは何故か。社会的立場や性別、年齢、世代によって取り巻く世界は異なっており、世界は複雑である。分かり易さが求められる世界で、この小説を読んで分かることは…いや。やっぱ…分からないということかもしれない。世界はこうなっているのかもしれない、と思わせる物語だった。

かゆ@kyn_kn2025年8月2日読み終わった自分だからわかる自分のこと。 他者だからわかる自分のこと。 人は多面的であり、それが面白さでもあり恐ろしさでもある。 まさに、答えは藪の中…という感じではあるけれど、ラストには希望もちらりと顔を覗かせる。
aida@9mor12025年5月13日読み終わった語り手の誰も全然好きになれなくてでも出てくるどの人にもちょっとずつ自分に似ているところがあってたまらなく嫌。語り手が言っていることがそれぞれちょっとずつわかり、自分がどの立場を取るとはっきり言うことがわたしにはとても難しい。


- あ@reads_1234567891900年1月1日読み終わった読み終わった。時代と共に求められている自分もなりたい自分も変わり、求めている他人の像も変わっていく、やっぱり人は社会的な生き物としてしか存在できないのだろうか。














