春にして君を離れ (クリスティー文庫)

39件の記録
- 本棚@ann-zzz2026年3月26日読み終わったこわかった。恐ろしいと思いながら読んだ。 主人公ジョーンが自分ではないとどうして言えるかということに始まり、夫ロドニーへの愛情は本物であったとしてもその上に築いた人生は虚であるということが恐ろしい。 虚であることを誰もが認めていて、最後にはジョーンまでも真実を知ったうえで受け入れる。 結局人は自分の見たいようにしか世界を捉えられないとしても、これはそういうこととは違って「見たいものを選ぶ」「自分だけの真実を選ぶ」ということだし、そこに他者との共有はない。 ある点では誰もがジェーンのようなところがある気もするけど程度の問題だろうか。 愛している、が真実だとしてその愛する他者しかも家族と現実を共有できないほうが辛い、個人的には。 ロドニーは優しいんだろうか? 優しさというよりは諦め、怠惰、気の弱さなのかな。

- ぎ@ggggggggyyy2025年12月5日読み終わった夫からも子からも愛される、良き妻であり良き母。と信じ込んでいた主人公が、実は…という話。 私の嫌いなあいつのことを思い、「ああ、こんな思考回路で生きてるんだな」と馬鹿にしたあと、ふと「これが私でないと言えるか?」と不安になる。そんな話。 それはそれとして、旦那はもうちょっとちゃんとして欲しい。



水温@mz_nrm32025年12月2日読み終わった自分自身がつくりあげた虚に絡め取られるように生きるのも一つの人生の選択 人生の岐路に強烈に差した閃光に目を瞑るのも己の生き方 ただしその結果を引き受けることから逃げられはしないのだ 永遠に質の良い砂を噛み続けるような生涯は“成功“なのか?ふと自分の歩みを省みる



美甘樹々@jujuMikamo2025年5月31日読み終わった@ 電車最後の最後にとてもぞっとした。以前、読み始める前に「女性の恐ろしさを描いた作品」というような紹介のされ方をしているのを読んだ気がするけれど、わたしとしてはロドニーのほうがよほど恐ろしい。ひとがひとに誠実であるということは、どういうことなのだろうか。
美甘樹々@jujuMikamo2025年4月27日読み始めた@ 自宅『侍女の物語』を読み終わったので、Kindleアプリが空いて(アプリで並行していくつもの本を読むのはさすがにちょっと難しい)、『春にして君を離れ』を読み始めた。これも去年の夏にKindleセールで買ったまま積んでいたもの。
歌子Bookland@bekobook731900年1月1日読み終わった来月、この本の課題型読書会を開催するにあたり読み直しました。いやいや、もう最初のバーバラとのやりとりに、物語の伏線が緻密に散りばめられていて、本当にクリスティの達者さが際立つ作品でした。誰も死んでいないクリスティの唯一の作品であり、誰も救われない作品でもあるなぁ…と考えさせられました。単なるミドルエイジクライシスとは言い切れぬ辛さがあります。





































