わたしに無害なひと
24件の記録
ピパン@monawowow2025年10月13日読んでるたまには韓国文学にも触れてみようと思って。読み始めたばかりだが、スラスラと読めて面白い。若い頃は見て見ぬ振りをしていた、自分の中のネバネバしたような思考が、ストレートに言語化されている。あの頃自分の中でグズグズしていたのは、こんな感情だったのかも…と、遅ればせながら自己理解を深めている。
画伯@ggahak2025年9月17日じゅうぶん読んだ感情の重さに耐えきれず 、7篇中4篇を読み終えたところで終了にした。韓国文学には特有の感情の重さがあるような(と言ってよいほど数を読んでいないけど)…関係性とかセクシュアリティとか必ずしも規範的ではない設定が多くその点で私にとっては安心度が高いし、忘れがたい場面、話も多いのだが、じゃあもっと積極的に韓国文学を読んでいきたいかというと必ずしもそうではない。好きとは言えないかもしれない


芽キャベツ@booksandme2025年8月8日読み始めた読んでる借りてきた一編目の「あの夏」を読み終わったところ。「あの夏」のアニメ化映画が、もうすぐ日本でも上映されるので、その前に原作を読んでみようと思って手に取った。まだ一編目を読み終えたところなのだけど、私はこの著者の書く物語が好きだという確信。 ____ 『わたしに無害なひと』というけど、わたしにとって無害なひとの話というより、わたしが誰かにとって無害であることはない、逆も然り、というような話がつまっているのだと思う。なんだか過去の自分の愚かさや幼さを呼び起こされる感じがする。でもそういうのから逃れられないのが人との関わりだと、そういうことなのだろうか。 「あの夏」 読み終わって泣きそうだった。よくわからないけど。韓国の話だけど、私もその感覚を知っていると思う場面が多々ある。水の描写が綺麗。 💭韓国語を勉強し始めて数ヶ月、韓国のレズビアンたちが自分たちのことを레즈と呼ぶ場面をよく見聞きして、日本語のその単語のように、레즈비언を레즈と呼ぶときに社会的に差別的なニュアンスがあるのか否か、それを言っているのが当事者が否かによって意味合いが変わってくるのかどうかが最近気になっていたから、その単語が含む差別的なニュアンスが言及されている場面があり、自分の中で疑問が少しクリアになった。(原文を確かめられていないから、韓国のお友だちにきいてみたい) 主人公は意識的にレズビアンという言葉を選択する人だとわたしは感じた。何故かわからないけど、そういう細やかなニュアンスを、この小説の中のキャラクターと、そしてこれを描いた著者と共有しているということ、国を跨いで私がこれを読んでいることを嬉しく思う、ああ私のような人間のための物語だと思った。


ばぶちゃん@babuchan2025年7月19日買った読み終わったかつて読んだ@ 自宅数年前に買って「あの夏」が一番好きで、たまに読み返しては胸がぎゅっと苦しくなるけどやっぱり好きだなあを繰り返している。時折り、読んで欲しいなと思う人に貸しては感想を嬉しく聞く。 映画も観た。本で感じる痛々しさ、やるせなさが少し減ってた。
月明かり@book_dragon2022年11月29日かつて読んだチェ・ウニョンさんほど正直に人の心を描く作家を私は見たことがない。気づけばこの世で一番好きな作家さんに。 “わたしに無害なひと”という題名ではあるけれど自分に無害な人は存在しないし、人間は常に誰かを傷つけ誰かに傷つけられる不完全な存在であると気付かされる。 お気に入りの短編は「過ぎゆく夜」「砂の家」「差しのべる手」。特に最初の二つは私の体験にすごく似ていて心がザワザワするけど決して嫌な感情ではなかった。




















