ドワーフみたいな、戦士アイゼンみたいな見た目の手紙専門の泥棒のお話。 あまり説明しすぎない、淡々とした語り口がいい。白いワンコかわいい。 PLAY！Museumでの「大どろぼうの家」展の書斎にも置いてあった（たぶん）。 この判型の、絵本と読み物の中間みたいな子供向けの本が好き。

ブックサンタで購入 自分で読んでも面白そう

アルミのバケツのようなごみ箱を目出し帽のようにかぶって、黒手袋に黒長靴のいでたちの、おひげを生やしたどろぼうさん。名前はジャンボリ。 夜な夜なまちに出て、何を盗む？　ジャンボリが盗むものは…みんなの家のごみ箱に捨てられた「てがみのたね」。練習の手紙、恥ずかしくて出せなかった手紙、書き損ねた手紙。捨てるわけは人それぞれ。 でも、ジャンボリにとっては、それが大事な宝物だったのです。ごみ箱に捨てられた手紙は、「はだかんぼうの きもち」。「てがみのたね」を読むと、ジャンボリの心に「花」が咲くのです。 ところがある日を境に、みんなの家のごみ箱から「てがみのたね」が消えちゃった！　なぜ消えてしまった？　ジャンボリはどうした？ 手紙は気持ちが伝えられる、気持ちが伝わる素敵なものだったことを思い出す絵童話です。

「てがみのたね」をぬすむ、どろぼうジャンボリが起こす奇跡。 最高です。

「ホンネ」ってこんなにも素敵なんだなって思わせてくれた。そして最後には泣きそうになっちゃった。愛おしくて、可愛くて、素直で、あたたかい、どろぼうジャンボリのお話。

5〜6歳から