幸福論(ラッセル)
12件の記録
山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2025年10月24日読んでるp.88 「一人ひとりの私人には、自分が支配を受けて暮らしている法律や制度を変えることはできないので、抑圧的な道徳家たちが作り出し永久化しようとしている状況に対抗するのはむずかしい。けれども、刺激的な快楽は幸福に至る道ではない、ということを悟るのは無駄ではない。ただし、もっと満足のいく喜びが高嶺の花である以上、興奮の助けを借りないで人生に耐えることなどできそうもない、と考える人間はいるかもしれない。こういった状況にあって、分別のある人間にできることは、ただひとつ、快楽を制限して、健康を害したり仕事にさしつかえるほどの疲れをもたらすような快楽を、自分に与えないことである。若者の悩みごとの根本的な治療薬は、社会のモラルを変えることにある。」
m@mai-sanctuary2025年5月1日読んでるp128 私たちが善行をする動機は、自分で思っているほど純粋であることはめったにない。権力欲は油断ならぬものだ。いろいろな姿に変装し、しばしば、ほかの人のためになると信じている行ないをすることから得られる喜びの源になっている。

𝕂𝕖𝕚@s4t02h12025年3月8日読み終わった併しそれでも、もし彼が科学に対する単なる個人的貢献ではなく、科学の進歩を心から望んでいるのであるならば、彼は、その研究が専ら利己的な動機にのみ基づいているような人がそういう際に感ずる絶望を恐らく感ずることはないだろう。 ───本文より






