幸福論(ラッセル)

幸福論(ラッセル)
幸福論(ラッセル)
ラッセル,B.(バートランド)
安藤貞雄
岩波書店
1991年3月18日
12件の記録
  • p.88 「一人ひとりの私人には、自分が支配を受けて暮らしている法律や制度を変えることはできないので、抑圧的な道徳家たちが作り出し永久化しようとしている状況に対抗するのはむずかしい。けれども、刺激的な快楽は幸福に至る道ではない、ということを悟るのは無駄ではない。ただし、もっと満足のいく喜びが高嶺の花である以上、興奮の助けを借りないで人生に耐えることなどできそうもない、と考える人間はいるかもしれない。こういった状況にあって、分別のある人間にできることは、ただひとつ、快楽を制限して、健康を害したり仕事にさしつかえるほどの疲れをもたらすような快楽を、自分に与えないことである。若者の悩みごとの根本的な治療薬は、社会のモラルを変えることにある。」
  • ざわ
    @knzwawawa
    2025年8月19日
  • hk
    @hk_1985
    2025年6月10日
    幸福な人間:客観的に生きる人。自由な愛情と広やかな趣味。自身のうちに潜り込まない。
  • m
    m
    @mai-sanctuary
    2025年5月1日
    p128 私たちが善行をする動機は、自分で思っているほど純粋であることはめったにない。権力欲は油断ならぬものだ。いろいろな姿に変装し、しばしば、ほかの人のためになると信じている行ないをすることから得られる喜びの源になっている。
  • bob
    bob
    @1280
    2025年3月11日
  • えみ
    えみ
    @caleidoscopi0x
    2025年3月9日
  • 𝕂𝕖𝕚
    𝕂𝕖𝕚
    @s4t02h1
    2025年3月8日
    併しそれでも、もし彼が科学に対する単なる個人的貢献ではなく、科学の進歩を心から望んでいるのであるならば、彼は、その研究が専ら利己的な動機にのみ基づいているような人がそういう際に感ずる絶望を恐らく感ずることはないだろう。 ───本文より
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