アンパンマンの遺書

14件の記録
- たかとし@yume_hon_no_mushi2025年10月4日読み終わったやなせたかしが自分の人生を振り返る本。 漫画家になりたいのに、なぜか頼まれる仕事は漫画とは違うことばかり。それでも器用にこなして、ヒット作を生み出す。だけど、それで有頂天になるどころか「私はいったい何者なのだ?」と悶々とする日々。 名だたる人たちと一緒に仕事をし、そしてヒットするところを見ると、やなせたかしは紛れもなく「天才」なのだろうと思う。見よう見まねでシナリオ描いたり舞台演出するけど、それがちゃんと様になってるから、本当に頭がよくてセンスのある人だったのが伺える。本人は「なんか見よう見まねでやってみたら、偶然、うまくいってしまった」みたいに書いているが、これはぜひ、彼と仕事した人たちの声も聞いてみたいと思った。 権威を嫌い、好きなものは好きという純真な表現への想いや、彼の人間性に惹かれた。 私にとっての、やなせたかしは「アンパンマンの著者」だけれど、それ以外のことをたくさんやっていたことや、彼自身、絵本作家になるなんて全く考えてなかったということ。 本編の最後は「◯年◯月、やなせたかし死す。全財産はアンパンマンに贈る」で締められていたけど、そのあとで文庫版あとがきがついていて「まだ終わらなくてよかったね」と安堵した。 人生の最後までエンターテイナーだったんだなと感動し、人を喜ばせることが大好きなやなせたかしに感銘を受けた。 この本、著者が生きてるうちに読んでおきたかったと後悔した。 あと、終盤の詩に涙がでた。 「生まれた時はひとりだったし 死ぬ時もひとりだもの 今ひとりだってさびしくない でも少し さびしい なぜだろう?」
- たかとし@yume_hon_no_mushi2025年10月1日読み始めた読んでるやなせたかしの人生の集大成の本。 「なんか分からないけど、私のところに色んなところから仕事がやってくる」みたいに本人は書いているから、ラッキーな人なんだなくらいにしか感じられない。でも、きっと凄い物を持ってるから、仕事を任せたくなるんだろうなと思っている。 見よう見まねで始めたら形になってヒットした、とかいう天才エピソードが多い。
- butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年7月18日買った読み終わった感想やなせたかしさん本人の言葉で紡がれたアンパンマンとやなせたかしの自伝。 ユーモアと愛に溢れてて素晴らしい人生。 私も沢山の人を喜ばせる人生を送りたい。
- にに@ninin2025年7月12日読み終わったあんぱんを観て、興味が湧いたので読んでみた。著名な方の周りには不思議と著名な方が集まる。そして不思議な人生の流れは、やっぱり生まれる前に決めてきたことなのかななんて思いながら読んだ。奥様を愛する気持ちをつづった部分はとても泣けました。正義をつらぬくと傷つく。まさにその通りです。
- 安野ニツカ@nienoedda2025年4月22日買った朝ドラを見てから読むべきか、朝ドラの前に読むべきか……それが悩みどころ。 やなせさんの正義は、学生時代のわたしに大いなる影響をもたらしました。以来ずっと読みたかったのだけど、心の積読を、満を持して購入した形。