新版 いくさ世を生きて

新版 いくさ世を生きて
新版 いくさ世を生きて
真尾悦子
筑摩書房
2025年5月10日
22件の記録
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2026年6月23日
    ポルベニールブックストア Twitterより
  • 句読点
    句読点
    @books_qutoten
    2026年6月16日
    読書会に向けて読了。 戦後33年(昭和53、1978)に、著者の真尾さんが沖縄に行き、人づてに沖縄戦の記憶を留めている女性たちと会い、その一人一人の重い口から戦争の記憶を聴き取った記録。 戦後33年ということは、沖縄戦で亡くなった大勢の人たち(沖縄県民の4人に1人が亡くなったと言われている)の33回忌に当たる年。沖縄ではこの年どこの墓場でも最後の焼香が行われていた。(沖縄の言葉で終わり焼香=「うわいすうこう」が第1章のタイトル) 一人一人の女性たちの語る記憶は本当に生々しくて、戦後30年以上が経ってもなお昨日のことのように覚えているのが伝わる。映像だけでなく、臭いや音、振動、温度、感情など全て。 「沖縄戦に遭った人たちは、当時を思い出す、などという生易しいものではなくて、現在もまだ硝煙の臭いから抜け出せないでいる。戦後どころか、まだ戦争が終わっていない感じがしたのである。」 (p.48) この本の中で真尾さんが話を聴いた女性はほんの数人だけど、その数人の話だけでも沖縄戦が現実にどのようなものだったのか、県民の4分の1が犠牲になったという数字を知っているだけでは想像できない部分、戦場のリアルを窺い知ることができる。読んでいるこちらにまで血の匂いがしてきそうな気配がする。 艦砲射撃によって地面に大きな穴が空いて、水が溜まれば大きな池のようだったとか、そこは泳いで渡れないから迂回するしかなかったとか、照明弾が上がった時に足元が見えるので移動して、そのすぐ後に来る砲撃に当たらないのはもう運でしかなかったとか。 文字だけでは絶対にわかりきらない、その場にいたものでしかわからないものの方が多いのだと思うけど、それでも、もう十分に地獄だ。読んでいるだけでも。 女性たちの語りは真尾さんの筆によって本当に目の前で話を聞いているかのような臨場感。沖縄の方言混じりで。 女性たちの語る戦争の時の記憶と、それを聞く真尾さんの33年後の現代沖縄の情景とが交互に行き来する構成で、バランスがいい。 ものすごく重たい話が続くのだけど、この構成のおかげで最後まで読むことができた。しかし、戦争中の人たちはいつ終わるともわからない地獄の中を生きていたのだ、とも想像する。 本土の方では、戦後30年が経過したあたりから、「もう戦後ではない」ということが言われ、異常ともいえる歪な高度経済成長が急速に成し遂げられた。しかし、特に沖縄では、戦争が終わらなかった。沖縄の中でもさらに女性たちにとっては過酷な時代が続いた。あとがきにほんの一瞬だけ登場する「トシちゃん」などその一例だ。悲し過ぎてやりきれない。トシちゃん一人だけでなく、他にもこうした女性たちが数えきれないほどいるのだろう。現在に至るまで、米兵による暴力事件はずっと続いている。 本土の人こそ、平和な時代しか知らない人こそ、この本を読むべきだと思う。戦争が何をもたらすのか。有事になった時に人はどのようになってしまうのか。 二度とこんなことが誰の身にも起きてはならない。 しかし、現在進行形で、パレスチナで、レバノンで、ウクライナで、他にも知らないだけで多くの国々で同じようなことが起きていることを知っている。日本の中でも戦争まではいかなくても、地獄のような環境で生きている人、悲惨な事件は起きる。 どうすれば止めることができるのだろうか。 文庫版解説の中で、元アメリカ兵と沖縄の女性が対話によって心を通わすことができた事例をひいて、戦争を防ぐためにはなによりもまず対話であることが改めて示される。本当にそれしかないと思う。
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2026年6月13日
    インスタで見て 時事とかニュースとかのトピックを補う目的で本を読むことが多いんですが、そうするとリラックスや趣味のための読書時間が確保できないという新たな悩みが出てきますね… 贅沢な悩みです
  • はー
    はー
    @hachihot
    2026年6月10日
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2026年6月10日
  • 藤崎
    @fujisaki
    2026年5月16日
  • 桜城
    桜城
    @o___ashiii
    2026年4月21日
  • 𓇌𓅱𓇌
    𓇌𓅱𓇌
    @dccxxiv___
    2025年8月28日
    読み終えて、 自分が語れることは何も無い。 本書に描かれている時代は戦後30数年、 現時点で戦後80年。 いくさ世を生きた方達の、自身が最後を迎える瞬間に見る景色、思うことばはいったいどんなものなのだろうと、私たちにはどんなに考えてもきっとたどり着けない、その心境を思うと込み上げてくるものがある。 ただただ、この本を手に取ることが出来て、 読めてよかったという気持ちばかり。
  • 雑木林
    雑木林
    @r_kdm
    2025年8月15日
  • ゆい奈
    ゆい奈
    @tu1_book
    2025年8月10日
    泣く赤子を自らの手で殺すしかなかった母、死んでしまった母の乳を吸う赤子、ひとりぼっちとなり泣く幼児、怪我をして歩けない人、助けを求める人、を横目でみながら歩をすすめる。次第に、どんな光景をみても、なにも思わなっていく生き地獄。そしてあの時代を生きた女性たちは、戦争中は自軍の、戦後はアメリカ軍の性暴力にも怯えた。誰も口にはしないけれど、誰しもが一度は被害を受けていたという。心までもが殺されていく。しかしそうしなければ生きれない現実もあった。想像を絶する悲惨さに、胸が押し潰される。戦争は人間を化け物にする。 p49「わたしが、戦争の夢を見てよくうなされるもんですからね、主人が、キミ、いつになったら忘れられるのかって可哀そうがりますけどね。生きているかぎり、あの恐ろしさはどこへも消えません。死ぬまで、わたしにとっての戦争は終わらないんだ、とそう思っています」
  • ユウキ
    ユウキ
    @sonidori777
    2025年7月31日
    終戦から33年、沖縄戦を体験した女性たちへの聞き取りの記憶。 本土から来た著者が抱く申し訳なさと、思い出させてしまったことへの罪悪感は、同じく本土に育った私も読みながら共感してしまった。 沖縄戦のことを言葉にしても、あの地上戦を体験した人でなければ正確に伝わることは絶対にないという証言者たちから伝わる壮絶さは、語るものだけでも凄惨なのにそれ以上があるのかと絶句する。 戦火の悲惨さだけではなく、「女性」が語るからこそ窺える被害も凄まじいものだった。 自らの生存と引き換えに、戦時下は日本兵、戦後はアメリカ兵から受ける性暴力の実態は、彼女たちに心身ともに深い傷を負わせただろうと辛くなる。 裏表紙に記載があったが、家族、友人の命、文化、生活だけでなく、ありとあらゆる尊厳も奪い尽くされた、女性たちの痛みの記憶の継承だった。
  • 金平糖
    @konpayto_7
    2025年7月3日
  • 雪の日
    @yukinohi_
    2025年6月24日
  • at
    at
    @tomoz
    2025年6月23日
  • 友人からいただいた本 沖縄戦を生き延びた人々の聞き書き ほんとうに凄まじい本だった 痛みへの眼差しを忘れずにいなければと思った 読んでいる最中・読み終わったあとしばらく、脱力して、食欲が薄れた 今もなお地続きの戦後を生きている人がいる 体験していない戦争について知ることや考えることが、今のわたしにできる罪滅ぼしだ
    新版 いくさ世を生きて
  • 今日お招きした本
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年5月29日
  • 復刊を知り既に旧版を持っていてもあえて一読者として意思表示をするために購入した一冊。 "黒い予感"の足音が近づく今だからこそ未読の人へ届き読んでいただきたい本です。
  • あんず
    あんず
    @anzuzuzuu
    2025年5月10日
  • みん
    みん
    @meemee_0313
    2025年5月7日
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