ここのTLに流れてきたのを見て気になって購入。 転売ヤーがよく話題にはなる昨今だけどその実態というものは全くわからなかったのでこの本を読んでほんの一部ではあると思うけど実態やカラクリを知ることができた。

2008年出版で内容が古いところはあるが労働法の解釈の仕方の参考にはなった。現在の内容にアップデートして読んでみたいと思った。

活字好き、言葉好きの人は必読な作品だと思った。 西岡や岸辺といったこの物語の中では比較的常識人たちがいい味きかせてる！

『あなたの人生、片付けます』が好きな作品だったのでこちらも。 3つ目の知也の話と最後の悠太の話が特に好きでした。 知也の話はなぜ知也がああなったのか明らかになるまでミステリー要素が他の話と比べて強かったのが面白かった。 悠太の話は親子愛、姉弟愛(のようなもの)もテーマのひとつになっていて、最後に泣ける話を持ってきているなと思った。

私はあんこが苦手なので和菓子はあまり食べないけれど、そんな私でも和菓子っていいなあ！って思える作品。お仕事小説かと思ったらミステリー要素もあって面白かった。