お仕事小説好きな人におすすめしたい。 野球が好きな人にもぜひ。

若菜直と同じく、私にも鉄道好きの弟がいるので感情移入せざるをえなかった。

この物語の中盤くらい、そのキャラクターの視点でのストーリーもあるのか！とびっくりした。

翔子幸せになってくれー！ すでに幸せそうな方々は末長くお幸せに！！ って言いたくなる！

フィクションなのに、こういう人、いるよな…と思ってしまった。(特に老人の話２つ) 単なる片付け方指導ではなくて、どうして片付けられないのか、片付けられない人が抱えているものが徐々に明らかにされていく展開が面白かった。

登場人物がちょっとずつ繋がっていく感じが面白かった。そしてびっくりするくらいスラスラよめた！

前作は店舗勤務の女性が主人公だったが、今作は本社勤務の女性が主人公。職種が自分と少し似たところがあり前作より深く物語に入り込むことができた。

通り道の本屋さんになかったので街中の大きい本屋さん行って入手 自分の好きなグループから本を書く人が出るなんてびっくり 読むのが楽しみです

最後の最後に、「閃光スクランブル」というタイトルの意味がわかった。

駅伝メンバーのそれぞれの視点で駅伝チーム結成(加入)〜大会までが描かれている作品。 私が中学生だったのはもう10年以上前のことだけど、それぞれの人物に感情移入してしまった。 あと顧問の上原先生、頼りないように見えて行動力はあるし、観察力は鋭いし、個人的にとても好きなキャラクターでした。

出てくるランチを想像して楽しめるグルメ小説でありながら、 祥子の抱える事情が徐々に明かされていく切ない部分もあって、物語に引きこまれていった。 それと、朝の通勤中に読むのはいいけど、仕事が終わって帰宅中に読むのはお腹が空いてたまらなかった（笑）

恋愛小説と思いながら読み進めていったけど、ベタな恋愛小説とは異なるものでいい意味で裏切られました！