鵼の碑 (講談社ノベルス)

42件の記録
𝕥𝕦𝕞𝕦𝕘𝕦@tumugu2026年8月7日読み終わった半分ほど読み進めてもまだ事件の全容が見えてこなかった。3つほど過去の事件が並列していてどこでどう関わってくるのかがわからない。おそらく鵼という怪異がキメラのような姿であることにより、物語全体がつぎはぎのパーツをつなぎ合わせたような構成に敢えてなっているのだろう。 中禅寺秋彦が東照宮の書庫の整理をしながら本地垂迹や国家神道について喋っているシーンが興味深くておもしろい。 「国のために人が集められる訳じゃない。人が集まる処に国が出来るんだ。人が先だ。だから寧ろ大衆の心性に合わせて宗教の方が変わるんだよ。その結果として信仰は醸成されるんだ。仏教にしても基督教にしてもそうじゃないか。そうでしょう築山君」 (京極夏彦『鵼の碑』(講談社NOVELS)245頁より) 中禅寺秋彦と京極夏彦のこういうところがわたしは好きなだし、信用している。 榎木津礼二郎、海外からきた観光客とテニスしに行ってしまった…と思ったら観光客が帰ってしまい今度は関口くんと今回のゲストキャラクターの久住さんをテニスに巻き込み、お次は木場修をテニスに誘いはじめてこ、こいつ…!てなった。 出てきてから文句たれて高笑いしてテニスしかしてない!のだが今回このひとに誰もなにも直接依頼をしてないから「こう」なのかもしれない…と読みながら思っていたが、今回は徹底して事件に関わってくることはなかった。 前巻の『邪魅の雫』がお当番回だったからかもしれない。榎木津は17年経っても相変わらず傍若無人でよかった。 総頁数829頁という、これだけぶ厚い頁数をかけて収束したオチが「陰謀?そんなものない。陰謀論に惑わされるな」なの清々しくてよかった。 バラバラに動いていた3〜4つの事件がきれいに合流して収束する、京極夏彦の風呂敷の畳み方のうまさよ。 おそらく『巷説百物語』シリーズの主人公一行の系譜と思われる人々がちらりと姿を見せてくれたことに京極夏彦のサービス精神を感じた。


むくみよ@miitan072026年8月5日読み終わった待望の新作だったのに残り25ページというところで、文字を読むことすら出来ない諸々の事情で3年弱の積読からやっと解放された。 長い間待って、その間に何周このシリーズ繰り返して本も崩壊して。各々厚みがね。 また最初から、電子書籍でと意気込んではいるけど物足りなさもある。
よもぎ@bame2026年5月27日読み終わった借りてきた長かった。。。 829ページはほんとに長かった。 けど、京極さんの作品は最後の100ページは一気に読んでしまう。 不思議。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【内容】 『蛇』の章では、久住・関口が殺人の記憶を持つ娘に惑わされる 『虎』の章では、薔薇十字探偵社の益田が失踪者を探す 『貍』の章では、刑事の木場が先輩元刑事が追っていた消えた三つの他殺体を追う 『猨』の章では、中禅寺が発掘された古文書の鑑定 『鵺』の章では、緑川佳乃が亡くなった大叔父の遺品整理 いろんな話が少しずつ少しずつ交わりあい、そして一つのかたまりになり……え、わからへん。 『鵼』の章で、中禅寺こと京極堂が少しずつ解きほぐし、やっと理解…できたような気がする。 もう一度読んで理解したいが、あまりに分厚いため、体力のある時にもう一度。
灰色@lynxbooks2026年4月28日読み終わったやっと読み終わった…もうこの厚みを持ち歩くの無理かもしれない。紙で買うのが好きだったけど、これからは電子にする… 化け物の時代は終わったって、京極先生の本で言及されて哀しくなってしまった…いや、時代が違うっていうのは身に沁みてすごく解るけど、淋しい。だからこそそういう『世界』を大切にしていきたい。

框@kei_08142026年2月24日読み終わったやっと読めた…! あまりの分厚さに尻込みしてたけど、いざ読み始めたら、気になりすぎて一気に読んでしまった。毎回、人間の思い込みの強さを感じる。ないことをあることにしてしまう、それが化け物であり幽霊であり、信仰でもあるんだよなぁ。 とにかく読み応えある一冊でした。

chichu@chichu05202026年2月14日読み終わった読み始めるまで腰が重くて2年も置いてしまった。 京極堂シリーズは本当に久しぶりだけど、今の時代に書かねばならないと思ったんじゃなかろうかと想像しながら読んだ。
Yohei Takeguchi@takezin2025年7月18日読み終わった@ 自宅ようやく読み終わった。奥付けを見ると2023年9月の刊行だから、発売日に買って読み終わるまで1年10ヵ月を費やしたということだ。ここには記録していないけど、読んでいる途中で文庫の電子書籍版も購入した。常に手元に置いておかないと読み終わる気がしなかったから。だけど、結局最後は紙の本で読み終えた。 かつてのような切れ味は、正直もう持っていない。その代わりに誰でも楽しめる娯楽作品になっている。






















