今日もよく生きた

今日もよく生きた
今日もよく生きた
佐久間裕美子
光文社
2025年6月25日
15件の記録
  • 浜作
    @hama_7115
    2025年8月26日
  • nana
    nana
    @nana_fantasy
    2025年8月25日
  • 涼元風花
    涼元風花
    @suzu_fuuka
    2025年8月20日
  • mii
    mii
    @mzk
    2025年8月19日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月16日
  • yuri
    yuri
    @lily0618
    2025年8月2日
  • 桜城
    @o___ashiii
    2025年8月1日
  • mayu
    mayu
    @ma_yu_0
    2025年7月27日
  • Yamada Keisuke
    @afro108
    2025年7月27日
    先日、common houseで行われている植本一子さんの写真展を見に行った際、著者の佐久間さんがたまたまいらして、その場でサインしていただけるとのことで本著を購入した。「こんにちは未来」での若林氏との丁々発止のやりとりをいつも楽しんでいるのだが、その背景にある佐久間さんの今の考え方がより深く伝わってくる内容で興味深く読んだ。  副題どおりNY在住の佐久間さんが自分の愛で方=セルフケア、セルフラブについて、あますところなく綴っている。日本では「ご自愛」という言葉が普及し、自分に対するケアを大切にするムードが醸成されつつあるが、欧米ではさらに進んでいて、セラピーにかかることが日常的だ。佐久間さんがセラピーで自己分析した内容に基づいて、セルフケアへとつなげていく過程をみると、セラピーを通じて自分を客体化していくことで楽になる部分があることに気付かされる。自分自身で客体化できているつもりでも、自然とブレーキを踏んでしまっている部分が少なからずあり、言語化を通じて内なる感情を引き出し、クリアにしていくことの有用性を感じた。  特に印象に残ったのは、NYでサバイブするために「強い存在」として自分を位置づけてきた佐久間さんが、年齢を重ねるにつれて弱い部分も含めて自己開示できるようになっていく過程だ。アクティビストとしての精力的な活動の裏側で、文章だからこそ開示できる深く繊細な部分がある。終盤にかけてはセクシャリティ、子どもを産むこと、父の死といったパーソナルなテーマが次々と語られ、数々のストラグルに対して「今日もよく生きた!」とタイトルそのままの言葉を送りたくなった。  「How are you?」 カルチャーに関する論考も興味深い。日本では「調子どう?」から会話が始まるケースは少ないわけだが、英会話教室に行くと、毎回のように必ず「How are you?」と聞かれる。そのときに「調子よくないと言うのもアレか…」と思って、なんとなく「I’m good」と毎回答えていた。実際の自分の感情と乖離した表現を口にすることのモヤモヤがあったのだが、このやり取りは相手を慮ったケアの一種だから、素直に表現すればいいのだと思えた。  また、日本の「バチ」の概念が自責の念を強める遠因となり、呪いのように心に忍び寄るという指摘も鋭い。なんでもかんでも「自己責任」で結論づけてしまう社会的な圧力に抗うためのセルフケアという文脈は、今を生きる多くの人にとって必要なことだろう。  内容としては自己啓発に近い部分があるが、単なる方法論ではなく、その背景にある状況や考えがセットで書かれているため、ケーススタディとして読むことができる。人生の先輩による指南とでもいうべきか「ここに石があるから気をつけな」と先回りして教えてくれるようだ。たとえば、先日の選挙結果をふまえると、コロナ禍における誤情報による「別れ」が辛かったという話は、これから日本でも現実味を帯びてくるのかもしれない。  極度の天邪鬼体質なので、自己啓発的なものを敬遠しがちなところがある。それは押し付けがましく、資本主義社会において、とにかく利口に生きていくためのライフハック的な要素が強いからだ。しかし、本著では佐久間さんが色々な情報を見聞きしながら、自分の中で生まれた考え方について、人生をご機嫌に過ごすための「人生の道具箱」として整備しているから参考になった。一次情報を確認して自分ごとにしていく作業は、真偽不明な情報が飛び交う中では今後ますます必要かつ重要な能力になってくるだろう。何かに触れたとき、自分がどう思うか、そしてどんな人生を生きていくのか、主体性を取り戻すためには格好の一冊だ。
  • tukiko
    tukiko
    @torori0208
    2025年7月6日
  • 牟田都子
    牟田都子
    @s_mogura
    2025年7月5日
  • フルスロットルで生きたいと綴った『ピンヒールははかない』から8年。いつもめいっぱいなんて頑張れないし、ときには休んでもいい、こんな時代だからこそまずは自分を労わろうという佐久間さん自身の価値観のシフト。「めいっぱい生きる」から、「今日の自分を、めいっぱい感じたい」への変化。 この世の中を生き延びていくための数々のヒントは、きっと読む人にとってお守りになってくれるのではないかと思う。佐久間さんのライフセオリーや言葉が必要とする人に届いたらいいなあと、読むたびに思う。 (店主S) ------------ コモンハウスでは佐久間さんをお迎えしておはなし会を開催予定(満席になりました)。どんな会になるのか、今からたのしみ。
    今日もよく生きた
  • Takahiro Hirano
    Takahiro Hirano
    @taka_164
    2025年6月26日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved