アヘン王国潜入記
25件の記録
汐見@siomi2509272026年2月12日読み終わった「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それをおもしろく書く」というのが約二十年変わらない著者のスタンスとのこと(文庫版あとがきより)。 表紙ではこのタイトルと、ケシの花畑で銃を担ぎ笑顔の青年たち。まさにこの人にしか書けない本。 1995年10月に始まる約7ヶ月、ミャンマー北部、反政府ゲリラの支配区「ワ州」に滞在した記録。 ケシの栽培、アヘンの採取を自ら体験することを目的の一つとしつつ、現地の人々との人間味溢れる交流が本書と切り離せない。 それがアヘンになるということを除けば、そこで生活する人々は田舎の気の良い農家といった風情。 アヘンを作る人々=必ずしも悪ではなく、土地柄や上層部の利権などいろいろな背景がある。現金収入の手段としてのアヘンをいきなり捨てることは困難な現実。それを体感して著者が上申した、アヘンではなくモルヒネの産地にしようという提案書は、当時のワ州に対して最大限できることだったように思う。 知らないことを知ることができ、おもしろくもほろ苦い、読んで良かった本。





私欲@singles_19852026年1月23日気になるHONZより. 代表作『アヘン王国潜入記』では、ケシの栽培をしながらアヘン中毒になり、あわや廃人になりかけた高野 おもしろすぎるだろ、読みたい
碧の書架@Vimy2025年3月15日かつて読んだルポ・NF@碧の書架初めて読んだ高野秀行さんの本はこれでした。表紙の写真に衝撃を受けた事を覚えてますw いい笑顔なのに銃担いでるし、っていうかこれってケシ畑?とw この本を読んで、ルポを書く人って、ものすごく真面目で誠実なんじゃないかと思いました。だって、自分の目で見て体験しなきゃ気が済まないんですもんね。興味はあっても実際行くまではなかなかできない…! タイトル通りアヘンについて色々書かれているのですが、私が最も印象的だったのは、シラミの事で…。 白い虫が服に沸いて痒いらしいのですが(想像するだに恐ろしい)、日本に帰ってから戦争時代を過ごした年配の方にその話をしたら、「服を鍋で煮ればいい」と言われアッと驚いた、という部分が記憶に焼き付いていますw 著者は「村人は誰もそんなことをしていなかった、私と同様、思い付かなかったのだろう」と書いています。 ある時ふとこの話を思い出し、「煮沸消毒するという事は、水と燃料が豊富じゃないとできないのかもなぁ」と思いました。たぶん、水が少ない土地ではやらないような…この本に出てくる村ではお風呂にも入っていなかったと思いますし…w 文化的背景だけではなく地理的にも、どうなってるんだろう?と興味が沸いた本ですw































