介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

14件の記録
- 山@mook01412025年9月20日読み終わった近々介護未満となりそうな親のいる身には、とても勉強になる話ばかり。 介護が必要になったらどうするか、の本はあっても、その前段で、徐々にサポートが必要になる一人暮らしの親の実態・それに対して、ITを含む様々なサービスを活用しながら、親にとっても子にとっても持続可能な運用体制の整え方などの実例を示してくれる本はあまり見つけられず、欲しかったのはこういう情報なんだよー!と感激した。著者の賢さと実行力による様々な工夫、参考にさせてもらいたいし、自分も頑張ろと思えた。一気に読了。
- 勝村巌@katsumura2025年9月16日読み終わった2021年に新潮社から出ていた文庫『生きるとか死ぬとか父親とか』の正式な続編。あの2人にまた会える、というやつだ。 後期高齢者となり、母親にも先立たれた独居の82歳の父親が、どのように人生を健やかにフェードアウトできるか、娘として真剣に向き合った5年間の記録。 ジェーンスーさんはTBSラジオのお昼の顔として、午後に帯番組を続けているラジオパーソナリティandエッセイスト。 ラジオ番組の名前は『相談は踊る』であり、日々、世間の人たちの悩みに向き合っている。そんなスーさんが愛憎入り混じる父親の老いに真剣に向き合い、実感を込めて描いており、さまざまな事実がトライアルandエラーとして赤裸々に描かれており、参考になる。 介護に悩む人たちに、それを楽しめとは言えないが、ビジネス書を参考に、生存戦略とし生活の様々な点、曰く、体重を増やすとか、ペットボトルを開けられないとか、掃除とか洗濯とか、そういうことをシステム化して、やれることとやれないことを種わけしていくスタイルは心と生活を上手く切り離す手法として有効と感じた。 スーさんは色々な選択肢がある中で、如何ともしがたく今のような生活を選んでいるわけだが、そこにたらればは存在しないが、中動態的に事実を認識して、そこで出来る限りやってみる、という態度をとっており、とても素晴らしいなと思う。 物事を考える時に主体、ステークホルダーは誰なのかを考えるのは常に大切だが、ビジネス書を参考にしているだけあって、そこをブレずに進めているため、これは大変な親孝行だと感じた。 自分にとっても人ごとではない状況なので、先人の知恵として読み込んでおきたい。
- はななん@hana_nann2025年8月28日読み終わったwebに連載されている時に読んでいたからいいかな…と思っていたけれど結局購入。 初期の介護の本ではなくビジネス書を買って、対策をたてるエピソードが読みたくて買ったようなものでしたが、本当に飾りのない生の現実を見せてもらい言い方はおかしいけれど面白かったです。 しかし、本屋になくて3軒目で出会ったら平積みになっていました。 これはたくさんの人に届くべき一冊だと思いました。
- イロハ@iroha_mellow2025年8月28日読み終わった母が介護未満に足を踏み入れそうなので興味深く読んだ。 ・目的から逆算し必要な事項を考えていく。 ・タスクを達成するために、頼れるところはITに頼る。 ・相手を共同プロジェクトのメンバーとして、対等な関係を築く。 自らを削り過ぎず、でも出来ることを考え続けるスーさんの姿勢を取り入れていきたい