眠りの市場にて

18件の記録
- 雪柳@yukiyanagi06252025年9月21日読み終わった@ 自宅最近読んでいた短歌は、割と「共感」できたり「面白かった」のですが、この歌集は一味違う……? 上手く言語化できないのですが、抽象的な感じです。絵画を見ている感覚で読んでいました。なんかこう、静かに水が流れているのを寝ながら見ているというか……。 私にとってこういう短歌に触れることは初めてだったので、ある意味カルチャーショックでした。短歌ってこんな感じでも成り立つのだと。だからこそ、良かったです。 静かな世界に浸れて別次元に行ける、そんな歌集でした。
- りなっこ@rinakko2025年9月9日読み終わった〈牛乳とレモンタルトの日々と呼ぶ読書が妙に楽しい時期を〉 〈箔押しのようにせつない馬と馬(こころの左端と右端で生きる)〉 〈青白く月はこぼれて神職を選んだユリスモールのその後〉 〈図書館と小雨の世界 カタルーニャ語辞典に大きな瞳があった〉 〈言霊と猫は似ている ドビュッシー「沈める寺」を聴きつつ思う〉 〈赤い龍、赤い月、銀河の音の十三番と占い師言う〉 〈冥府、と口に出すとき声は葉の緑それから夢の紫〉 〈この世のことはほぼ難しいうっすらと同時に思うレモン・巡礼〉 〈空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと〉
- ryo@mybook122222025年8月31日買った読み終わった栞にある大森静佳さんの解釈に陶酔 言葉と言葉が結びつく、 そのあいだにある目に見えないものを探しあてたい ----------------------------------- 牛乳とレモンタルトの日々と呼ぶ読書が妙に楽しい時期を 奇跡のトウシューズが見えるとても深い緑のような疲れの中に その川の癖は敬虔な青年のように流れてしまうことだった 空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと