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@mybook12222
上質に、しなやかに、ことばと知性をたぐりよせたい
- 2025年7月5日刑務所に回復共同体をつくる毛利真弓買った読んでるもうすぐ読了。 高校生の頃、心理学を志した僕に対して友達が「カウンセラーになるんやったら、自分の心のケアをしてくれる人もおったほうがいいね」と言ってくれた。 僕は犯罪心理学を専攻したけれど結局カウンセラーにはならない人生を歩んでいて、これを読んでいるとやはり相当な思いや覚悟が必要で、自分にはそれが足りなかったのだと感じる。物理的にも文化的にも閉ざされた異質な世界で、それまでの常識をまるごとひっくり返すような矯正方針を掲げることの苦悩たるや、計り知れない。 我々が望んでいるのは犯罪者が刑務所から甦らない世界なのか?抵抗されないように権威を振りかざし、萎縮して生きさせることが目的なのか?そして犯罪者云々の以前に、人どうしで心からの対話をすること自体の難しさをひしひしと感じる。 一方で、「これを読んだだけで何もかも分かった気になるなよ」というメッセージを毛利さん自身が発信しているようにも思う。心理職の目線だけでなく、多角的な視野をもって、もっと考えなければならない。
- 2025年7月4日ことり小川洋子,小川洋子(小説家)買った
- 2025年7月4日筏までの距離水原涼買った
- 2025年6月29日
- 2025年6月21日
- 2025年6月19日
- 2025年6月19日
- 2025年6月14日
- 2025年6月14日
- 2025年6月8日湖まで大崎清夏読み終わった人とひとがめぐり逢うささやかな幸せと、目の前にいる人にも憧れのひとにも確かに存在している、その人にしかない物語を深くかみしめるような作品集、そこにいないひとの思いを携えながら、水は流れてゆくのだと
- 2025年6月1日
- 2025年6月1日
- 2025年5月29日
- 2025年5月25日西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集梨木香歩読み終わったちょうどいまぐらいの季節の話 花屋にはブルーベリーの枝が並び始めていて、小説の中では、まいが野いちごを摘んでいた 曇り空の日に読むのにちょうどよかった、雨の匂いとか、土を踏みしめる感覚、植物の生きている感じ、薄ぼんやりとかかる霧、そういうものがいつもより近しく感じられた 本編すら読んだことがなかったが、ひと通り読んだうえで知ることになる、おばあちゃんの「かまどに小枝を」がすばらしく良い、いつになっても、そこにおばあちゃんがいるんだということ、そこに行けば、おばあちゃんを感じられるんだということ
- 2025年5月18日
- 2025年5月15日
- 2025年5月15日湖まで大崎清夏買った@ 百年 吉祥寺
- 2025年5月13日
- 2025年5月6日
- 2025年5月6日記念日青山七恵読み終わった身体と、触れることについて。 お互いがお互いに思ってるような人間じゃなくて、あぁ、人間だ、って感じ。 誰かとだれかが接触するシーン、 特にソメヤさんがミナイのおでこに触れる瞬間が、なんともよかった。本当の意味で、他者に触れているような感覚があった。 「体があるからどこにも行けない」 「自分のかたちがわかるのは、ぶつかったときだけ」 「誰かと、何かがぶつかったとき、ようやく自分の輪郭がここまでだってわかる」
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