

ryo
@mybook12222
上質に、しなやかに、ことばと知性をたぐりよせたい
- 2025年9月28日TIMELESS朝吹真理子読み終わった土地、戦争、記憶、香り、生殖、古典、音楽、生物、すべて溶け出してぐちゃぐちゃに混ざる、GOAT meetsの短編を読んだときもそうだったから、一貫してこの描き方なのだと思う、嵐のように小説が過ぎ去ったあと、自分に残された爪痕をじっと見る、そうしなければこの小説は終わらない感じがする
- 2025年9月23日TIMELESS朝吹真理子買った読んでる柴崎友香さんや小林エリカさんのように土地の記憶を軸としながらも、淡々としてなまなましくてグロテスク、読んでいて今までにないような心地がしている このタイプの小説でファッションやコスメの固有名詞がここまで出てくるのは珍しいかも、これを読む前に小川洋子さんを読んでいたので差が激しくてスパークしているけれど、やっぱり出てくる名詞からその人その人の人生経験がにじみ出てくる(と思っている)ので個人的には結構好き
- 2025年9月17日心的外傷と回復 増補新版ジュディス・L・ハーマン,中井久夫,阿部大樹読みたい
- 2025年9月17日ほんのささやかなことクレア・キーガン,鴻巣友季子読みたい
- 2025年9月14日
- 2025年9月14日GOAT meets(01)イ・ラン,乗代雄介,小田雅久仁,朝吹真理子,金原ひとみ買った読んでる重版されて本屋に並んでいたので まだ読み始めたところだけど、韓国特集がすばらしく良い……金原ひとみさんも朝吹真理子さんも、韓国への旅を経て小説に落とし込んでる感がとても強くて、すばらしく素敵な企画だとおもう 文芸誌としてのデザイン性も凝られているのでめくるのがわくわく
- 2025年8月31日眠りの市場にて笹川諒読み終わった買った栞にある大森静佳さんの解釈に陶酔 言葉と言葉が結びつく、 そのあいだにある目に見えないものを探しあてたい ----------------------------------- 牛乳とレモンタルトの日々と呼ぶ読書が妙に楽しい時期を 奇跡のトウシューズが見えるとても深い緑のような疲れの中に その川の癖は敬虔な青年のように流れてしまうことだった 空自身が壊れぬように空がまだ試さずにいる一色のこと
- 2025年8月18日あなたの名小池水音読み終わった疼く傷が癒えてゆくのか、 抉られてゆくのか、 その感覚すらも曖味になりながら、 それでも喪失を描き続ける小池さん自身の、 祈りが、 願いが、 美しい色彩となり、 音となるようだった、 数多の喪失の先に佇むその音の響きが、 あまりにもうつくしかった
- 2025年8月16日大人の友情河合隼雄読み終わった買った狭く深く付き合いたい僕は、無意識のうちに、というよりもむしろ、分かっていながら、一心同体の友情を見つけんとする亡霊としてあちこちをさまよっている。心酔すればするほど、傷も失望も大きくなるとわかっているのに
- 2025年8月4日
- 2025年7月28日
- 2025年7月27日海がきこえる 〈新装版〉氷室冴子読み終わった買った満員の映画館で『海がきこえる』を観て、その足で紀伊国屋書店に行き原作を買う。 大体の話の流れとセリフは同じだけど、ちょっと違うところもある。水色の夏服に髪をなびかせて東京ドームを拓と歩く里伽子、こなれすぎててたまらんよ…。 そして何より、これだけ色々、色々あって、タイトルが『海がきこえる』なところね、、、お洒落すぎる、、最後の最後に、海がきこえる、、、出てくるほぼすべての土地に縁がありすぎて、読んでるだけで何もかもが映像として浮かんでくるの、完全に青春の疑似体験、映画も小説も素晴らしすぎる。
- 2025年7月21日理由のない場所 (河出文庫 リ 4-4)イーユン・リー,篠森ゆりこ読み終わった感情を麻痺させているかのような冷静な対話から、立ち上がってくるのは普遍的な悲しみ もういない息子の影をすこしでもつかもうとする理性的な母を前に、ぼくのほうが感情をあらわにしてしまいそうだ 物や匂いに宿る記憶の尊さと切実さを知る
- 2025年7月18日
- 2025年7月5日刑務所に回復共同体をつくる毛利真弓読み終わった買った高校生の頃、心理学を志した僕に対して友達が「カウンセラーになるんやったら、自分の心のケアをしてくれる人もおったほうがいいね」と言ってくれた。 僕は犯罪心理学を専攻したけれど結局カウンセラーにはならない人生を歩んでいて、これを読んでいるとやはり相当な思いや覚悟が必要で、自分にはそれが足りなかったのだと感じる。物理的にも文化的にも閉ざされた異質な世界で、それまでの常識をまるごとひっくり返すような矯正方針を掲げることの苦悩たるや、計り知れない。 我々が望んでいるのは犯罪者が刑務所から甦らない世界なのか?抵抗されないように権威を振りかざし、萎縮して生きさせることが目的なのか?そして犯罪者云々の以前に、人どうしで心からの対話をすること自体の難しさをひしひしと感じる。 一方で、「これを読んだだけで何もかも分かった気になるなよ」というメッセージを毛利さん自身が発信しているようにも思う。心理職の目線だけでなく、多角的な視野をもって、もっと考えなければならない。
- 2025年7月4日ことり小川洋子,小川洋子(小説家)買った読んでる
- 2025年7月4日筏までの距離水原涼買った
- 2025年6月29日
- 2025年6月21日
- 2025年6月19日
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