宗教の本質

6件の記録
いま@mayonakayom222025年10月12日読み終わった朝時間で少しずつ読み進めていた往復書簡を収めた新書。 章ごとに「信じる」「読む」などテーマがある中今1番心に残っているのは、「歩く」の章。 『ドロシー・デイにとって「歩く」とは「生きる」と同義だった。「歩く」ことは、ある種の「繰り返し」のように感じられます。しかし、同じ一歩はない。人はいつも新しい一歩を踏み出している。 「反復」と「繰り返し」は似て非なるものです。前者は、新しい営みを生み続けることですが、後者であると認識しているとき、人は、自分は同じことを行っていると思い込んでいる。また、「反復」に意味を見出すことは困難ではありません。しかし、「繰り返し」だと感じたとき、人はそこに意味なき時間を見出してしまう。 宗教は「歩く」ことに象徴される「繰り返し」を「反復」に変じようとする道程なのかもしれません』 次回読み返した時は違う箇所と違う出会い方をするだろうと思う、それが楽しみ。









