過去を売る男
19件の記録
桃木綿@momomomen2026年4月24日読み終わった現代アフリカ文学。 舞台は内戦終結後のアンゴラ、主人公はアルビノの黒人の男、語り手はヤモリ(人間だった前世の記憶がある)。 文学的な教養とアンゴラに根ざしている卑近な感覚と、前世の思い出や夢や創造された過去のような夢幻とを行ったり来たりする語り口で、露悪でない程度に痛ましく、情景描写と比喩の多い文体は美しかった。 が、私にはちょっと、私の方が役者不足だったな〜!圧倒的に、私に知識教養が足りず2割くらいしか味わえてないんだろうなーという歯痒さがある。 例えばアンゴラ内戦と旧ソ連共産主義の関係の知識,ボルヘスやカフカを読んできた教養がある人…なら…もっと堪能できたはず…!!

マヤ@mayaya_20252026年1月28日読み終わった感想ストーリーよりもむしろどうしてこの作品が生まれたのかという、その背景が気になった。 アンゴラのことほぼ何も知らんし語り手のヤモリはインテリ臭くて鼻につくしで正直若干読みにくくはあった。 解説まで読んでようやくアンゴラという国の背景とこの話における「過去を売る」という行為の意味がわかった。 夢、現実、虚構、真実、それぞれ何が違うのだろう、と読みながらあらためて考えたりもした。 過去を創って売ることを「文学の進んだ一形態」と嘯くフェリックス・ヴェントゥーラから『ペンギンの憂鬱』では主人公が未来の死亡記事を書かされていたのを思い出した。 ヤモリ氏の言葉を含め、金言が度々登場しハッとさせられた。 いつまでこうして文学を読んでいられるのか、大変不安である。








めのうのめ@agete2025年1月22日読み終わった「夢みたいだと思うときですら、たとえ一瞬だとしても、現実には痛みを伴うということよ。 本には実在するすべてがあり、その多くには偽りのない色彩があり、現実に存在するあらゆる痛みがあっても、実際の痛みは伴わない。生と本とでは、どちらを選ぶかと訊かれたら、いいこと、本を選びなさい。」












