過去を売る男

6件の記録
- はるにれ@Elms11302025年3月29日読み終わった読書メモアンゴラ生まれでブラジルにルーツがあり、ポルトガル在住の作家。歴史と言語で繋がるアフリカ、南米、欧米。語り手は主人公の家に住むヤモリだから、室内に場面が限られているのに、こんなに広がりがあるのが面白い。描写は色彩豊かで、ユーモアたっぷりの表現に富んでいるから、読みやすいけれど、長く続いた内戦の経験と記憶がテーマ。そういう配分も絶妙。
- amber@ha2nahana2025年1月22日読み終わった「夢みたいだと思うときですら、たとえ一瞬だとしても、現実には痛みを伴うということよ。 本には実在するすべてがあり、その多くには偽りのない色彩があり、現実に存在するあらゆる痛みがあっても、実際の痛みは伴わない。生と本とでは、どちらを選ぶかと訊かれたら、いいこと、本を選びなさい。」