民度ー分極化時代の日本の民主主義
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つる|新奇性探索おじ@NovelSeekingO2026年2月23日読み終わった民度を「民主主義の度合い(p. 246)」と説明し、俗説を多角的に分析している。投票率や若年投票者への考察が鋭い。↓ 投票参加は、参加コストの影響を強く受ける。日本の投票参加にかかるコストは、当日投票所数の減少を受け、年々増加している。期日前投票所数は増えてはいるものの、それは、当日投票所の削減に伴うコスト増を抑制できるほどではない。 (中略)選挙制度改革〔非都市部の議席数の削減→政治家や政党による動員力の低下〕は、実は、投票率を低下させている原因の一つである。(p. 136)

- BANQ@banque2026年2月13日読み終わった有権者の党派性によって民度の評価や認定が大きく変わってしまうという甚だしい不安定さや空気依存度合いは「民度」という言葉を使うのに大きな難を感じさせる。すでに一般に普及しているスラングについて政治科学的な技法を駆使して実態を解き明かそうとした誠実なアプローチが信頼できる。あとがきによれば編集者サイドでテーマ設定され著者は民度テーマに思い入れが全くないようだけど、読者としてはこうしてバズワードの実態がどんなものなのかを知ることができるのは現代社会の理解度を上げるのにとても助かる。その意味では編集者x学者の掛け算が上手くいった好著だと感じた。


























