鳥の心臓の夏
23件の記録
K@readskei2025年11月13日読み終わったASDのシングルマザーである「わたし」と定型発達の10代の娘。娘にやたらと親切な隣人は、ヤングケアラーの救世主か所有欲の塊か。 「わたし」が目に映るものや葛藤を透明に綴るから、一人称小説なのに読者にだけ全体像が見える構造が巧い。かなしい。 世界は残酷だ、それでも君を愛すよ。




翠@noctambulist2025年8月28日読み終わったサンデーの透徹したまなざしによって、不安と緊張にみちた世界のもつ、はりつめた耀きに気づかされる。母娘間の懸隔や関係性の変容に心を痛めつつも、彼女の奥底でゆれうごくものを掬いあげる、繊細な言葉たちを追って、幸福な時間を過ごすことができた。
たびたび@tabitabi2025年7月21日読み終わった作者自身がASDでもあり、と聞いて興味があり読んだ。当事者だからこそ感じる悲しみや疎外感とか、見ている世界の美しさとかに少しだけでも触れる事が出来た気がする。



















