荒原にて

24件の記録
夏河@myhookbooks2026年2月13日読み終わった良かった。 世界は広くて、知らない景色、知らない暮らしがたくさんある。 誰か他のところから来た人が見る青海省の話と、そこで育った人の青海省の話は、全くの別のもので、そこで生まれ育った人にしかその土地の話は伝わらないということを実感した。 そこに暮らす人、家畜、野生の動物たちの命は、都会で機械的に暮らす命たちよりも平等な感じがした。そして、自然が1番強い。 その強い自然と近いと、人も家畜も野生の動物たちも荒々しく、そして繊細だと思った。 みんなすごくしなやかで、強い。


もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年2月9日読み終わった表題作の「荒原にて」がすごくよかった。 高原に蔓延るネズミを駆除するために編成された5人の若者と1人の中年男性が広大な大地の閉鎖された人間関係の中で均衡を保つ努力をしたり壊すものがいたりする日々が淡々と描かれていた。 彼らがゲルを建てた場所から近いのか遠いのかわからないところに家族と宿営しているチベット人の娘と文通をする主人公がよかった。 メンバーの中で読み書きができる者とそうでない者がいて、それまで文盲だったジンガがすごい吸収力で字を学び、詩を暗唱するまでになったのはすごくよかった。 この本はどの話にも徒歩移動がめちゃくちゃ長いシーンがあり、日常生活の足がまさに自分の足なのだなと思うことが多かった。 ジープやバイクやトラクターやバス、そして馬も選択肢にはあるのだろうけど基本は徒歩。 そういえばトラクターの揺れで身体が痛くなって全員が降りて走り出したりもしてたな。 あと死が身近なものなのかなと思う描写がいくつかあり、彼らの死生観について知りたくなった。








もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年2月8日まだ読んでる著者はチベット民族の自治区出身のモンゴル民族で、この地域は多民族らしい。 そしてこの小説は中国語で書かれているがモンゴル方言に翻訳者は苦労したとのこと。 中国は広大なので中国語といっても地域によっては別の言語のように通じない場合もあると聞いたこともある。 この短編集は草原に暮らす牧畜を生業とする人たちの話で、馬を飼っている人物が多い(今のところ) 馬は移動手段としても日常で活躍していて、車やバイクもあるようだけど、馬いいな〜と思ったのは魅力的に描かれているからだろう。









karin@karin_022026年2月7日気になる読みたい著者は遊牧民で12歳で家畜の群れを引き継ぎ、一人で羊の番をするなかで読書にのめり込み創作を始めたとのこと。また本作は著者が遊牧生活を送っていた時期に書かれた作品とのこと。 自分の知らなかった風景、気候、生活、価値観にで会えそうな気がする。


sataka@satakan_4432026年1月10日読み終わった遊牧生活のリアルと自然の峻厳さにまず心を掴まれ、そこから生じる濃密な人間関係の描写に唸らされた。短編の主人公たちの家畜や平原の暮らしへの感情は様々で、作者の故郷への愛憎が感じられた。東京に出た地方民の感情に近いものがあるのだろうか。


s@sommeil20522025年12月29日読み終わった読む前は、自分がこの小説を素晴らしいと思ったとしてその感傷は安易なエキゾディズムと区別できるか? という不安もあったけれど杞憂だった。杞憂どころか不躾だったとさえ思う。 未邦訳作品の翻訳も心待ちにしています。
















