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- 2025年7月8日ホテル・ピーベリー<新装版>近藤史恵読んだㅤ主人公の一人称で物語は進んでいくが、その内面はずっと気持ち悪かった。滲み出る侮りと傲慢と自己憐憫。積極的でない自覚と内省はあるのに、いつまでも自分本位の被害者面。 しかし、じっとりと芯まで人間くささが染みついたこの青年だからこそ、踏みとどまらず謎に迫ることが出来たのだとは思う。その『謎』の部分が、最後までページを捲らせ続けた。 『そして彼女は自分の手で恋の息の根を止めた』という文章が、とても印象的だった。
- 2025年7月8日遠い山なみの光〔新版〕カズオ・イシグロ,小野寺健気になる
- 2025年7月4日砂の女(新潮文庫)安部公房読んだ
- 2025年4月2日レーエンデ国物語多崎礼気になる
- 2025年4月2日世界99 上村田沙耶香気になる
- 2024年11月24日魔性の子 十二国記小野不由美読んだ
- 2024年7月1日キッチン常夜灯長月天音読んだ
- 2023年7月1日図書館のお夜食原田ひ香読んだ
- 2021年3月25日ある人殺しの物語 香水パトリック・ジュースキント,池内紀読んだ
- 2016年7月9日人間失格太宰治読んだ
- 2011年7月9日ハリー・ポッターと賢者の石J.K.ローリング,松岡佑子読んだ
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