批判的日常美学について
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K@fuminam2026年4月3日読み終わった著者の作品を何冊か読んだが、なんとなく考察というか結論に行き着くまでの過程が雑な印象を受ける。ある程度共感するものの、何か一つにフォーカスして考察を深めてもらった方が好みだった。 だけど、最終章の「生誕した私たちの美的義務について」が良かった。 ベネターによる反出生主義を引き合いに出し、「新たな命を誕生させることは道徳的に悪では(本人の同意なく産むという側面を含め)」という論に対し、生きること自体美的経験を積む意味で価値があり、悪ではないと反駁する。 この美的経験が一瞬でもあるのであれば、苦痛な人生も価値がある、とはさすがに楽観的な気もするが、この美的経験を得られるよう子どもを導くことが親の義務というあり様は非常に共感できた。この世界は生きる価値のあるもので、どうたのしむ(美的経験を積む)かを親が教える、というのは親の責任と覚悟、人としての強さを表現する一節だったと思う。 また、誕生に対する本人の同意は、仮定的同意(ここでは産まれた後に産まれて良かったと本人が同意すると仮定し産むこと)が適用できる、という説にも、誕生を判断する親側の責任が伴う。そうできる、そうしてみせるという覚悟が前提となっていて、親となった身としては大変良い章だった。
NK@nk97012026年3月31日読み終わった読んだあとも、思考や議論が前に進んでいくタイプのよい本だった。 私たちはいろいろな「ちゃんとした」という美的基準の中で生きている。当たり前すぎて、あることにすら気づけない基準だ。でも、この「ちゃんとした」ってなんだろうか。それは本当に、当たり前とされるべきものなのだろうか。 私たちは、自分を縛る美的基準に気づき、別の価値観を選んだり、新しい美的判断に基づいて生きていくことができる。 力のある個としてではなく、弱いみんなとして生きていけるヒントが詰まっている。嬉しかった。





北風@northwind20252026年3月29日読み終わった美しさや心地よさは生きるうえでの喜びをもたらす。しかしときに「こうあるべき」という道徳的な主張に流用され、生きづらさを作り出すことがあることを様々な例を通して著者は批判する。美の魅力と危うさについて新しく考えさせられた

ゆえ丸@yue_0522026年3月23日買った読み終わっただん! 作者の方が言っていることをそっくりそのまま飲み込むと思考が大変なことになるので笑、 ほどほどに、また自分はどう思うかをどう感じるかをじっくり考えた方がいい本と思う。 親としての義務をこの前の感想で書いたけど、この人は世界を愛でるやり方を教えることが親の義務と書いていた。まぁ美学者だしな。間違ってはないな。 驚いたのだが美学者の中には産むことに対して批判的な人もいるのね!?(作者は今は違うらしい) 別にそちらはそちらでやって欲しい。 こちとら動物であり本能もあるのだ。人間は動物なのだよ!?全部理屈で通らないこともあるのよ!? というか、生自体が美学に反するならそれを論じているあなたが生きていることは自分の美学に反しているのではとも思うが、それはそれなんだろうな。 生命に疑問感じてるなら医学かそれに準ずる学問を学んでから言って欲しい。生命の発生から自分達が今この時を生きていることさえ奇跡ということがわかるだろう。 そういえば物語批判〜も、まだ読んでなくてこっちが先になってしまった! 締め切りの話も気になってたんだよな。また買ってしまうのだろうな。


ゆえ丸@yue_0522026年3月20日買った読み始めた3章まで読んだ。めちゃくちゃ面白い。 ちゃんとする のは結構シンドイ。 私も子供のご飯は「ちゃんと」作らねばと思っていた時期もあった。 第二子からはベビーフードという超絶便利なものを利用していた。 親としての義務は彼らを成人まで生きさせることではとも思う。(もちろん病気などで介護なども必要な場合もあると思うが。) ちゃんとしなきゃ は呪いに近い。 vlogも例に出てたけど、彼らさ、扉開けたり閉めるところまで撮ってるじゃない?(自分が映る形で) あれマジで謎で。 前もってセッティングしたりあとから回収してるんだよね!?回しっぱなしってこと?? わからないけど扉開けて帰ってくる図と閉めて出ていく図が本当に意味不明で。 その時点でvlogという名の制作された物なんだよね。 あれ日常でやってたらただの異常者である。 労働については微妙なことも書いてあったけど、わかることもありつつ。 雇われてる人なんて場所と給料くらいじゃね?労働条件もブラックすぎなければOK そこにエンゲージメントなんて生まれるはずもなく。自分が何したいかのマインドセットは大事だけど、その会社へのエンゲージメントはないかなぁとは思う。いつ無くなるかもかわかんないしね。 なんか書きすぎた!!続きも楽しみ!
yt@yt2026年3月19日読み終わった「私たちの生活では、道徳と美が癒着してしまっている」(p4) 著者の引っかかりを丹念に解きほぐす作業が、とにかくわかりやすく書かれていて素晴らしい。 労働にともなうモヤモヤしたものは何か。 消費のギラッとした感覚は。 自炊や丁寧な暮らしの押し付けにもうんざりしてて。 「私たちにとってもっとも身近な美的経験であり、パフォーマンスであるこのマスターベーションとセックスを語らないでは、日常美学をしたことにはならないだろう」(p198) タブーはない。 性格差別については、1000年後にまた会いましょう。









azu@dddd_0092026年3月19日買った読み終わった最近、生活に対して思いを巡らせていた。 この本を読んだことはある種の分岐点になると思う。考えていたテーマに対して、新しい視点をいくつももらった。 (引用) 私たちは、丁寧な暮らしでも乱雑な暮らしでもなく「普通の暮らし」を擁護しなければならない。私たちはそもそも生活を美的に仕立て上げられたものとして楽しんではならない。私たちは生活をいちど非-美化する必要がある。
tarot0r4@tarot0r42026年3月11日読んでるちゃんとすることに囚われて、ちゃんとしてない人にきびしい目を向けていたかもしれない まだ読み始めだけど自分のなかにあったモヤモヤしたものを言語化してくれそうな予感がする

- 糸太@itota-tboyt52026年3月9日読み終わった本当にそうなのだろうか。読みながらずっと考えていた。各章で投げかけられる問いは、いままで考えたこともなかったものばかりだったからだ。 難波さんの文章は一文一文が明解である。だから読むたびに頷かされてしまう。すると、いつの間にか最初にあった抵抗感は和らぎ、たしかにそうかもしれない、と思い始める。 のだが、納得する一歩手前でやはり、ちょっと待った!と思い直す。そして、もう一度スタート地点に戻ってみるのだが、目の前に広がる風景は先ほどとは全く違ったものに変わってしまっているのである。 なるほど。この経験こそ「美しい」と言える価値なのかもしれない。自らの足で立って考えを深めるための、素晴らしい散歩に誘ってもらえた気分。


- bagel@meiy_ou82026年3月8日気になる内容紹介を読んで気になった。私は「ちゃんとする」にとらわれていて、それでいて、ちゃんとどころか…という状態。とらわれすぎて動けなくなっているとも言えると思う。この本の中で指される「ちゃんとする」がどの程度のどんなことなのかまだあまりわからないけど、ぐるぐると私を苦しめる私の思考が少し変わるかもしれない。
sunroom@marumaru_2026年3月3日@ カフェ「第5章 分かり合わないことの美学 不同意コミュニケーション論」を読む。「分かり合うこと」をよしとして、不同意というものは【大概は同意に至る経路で必要とされてあるだけ】。著者は豊かな不同意が自分にとっては魅力的なコミュニケーションだと書いている。 たしかに、分かり合うことをゴールに設定してその過程で起こる分かり合えなさは仕方がない、あんまり好きじゃないしこわいことすらあるけどまああるよな、くらいに思っていた。分かり合えない人とのやりとりを諦めてしまっていることもある。ネガティブな印象のもの。でも、分かり合えない、不同意であることでこそはっきり見えてくるもの(自分が置き去りにしているもの、自分の触覚的な感覚)ざあり、そこに喜びを感じるという視点は自分の中に持ちたいものだった。 📝 哲学者たちは、何か一つの真理に一足飛びで行き着くことを夢見ているというよりも、異なる立場の人びとの思考を互いに交換しあい、そうしながらも不同意を発生させ続けることで、世界全体の理解を深めようとしている。 📝 責任ある形での不同意が発生した瞬間、私は会話相手との距離を感じ、何より、自分の精神の輪郭がはっきりするのを感じる。(略)ともかく、自分の精神がどんなかたちをしているのか。ざらざらしているのか、やわらかいのか、とんがっているのか、そうした触覚的な感覚が明晰になる感覚が不同意にはあるのだ。第一の不同意の美的な喜びは、自分の輪郭の明確化だ。

sunroom@marumaru_2026年3月3日読んでる@ カフェ「第6章 愛し方のあいいれなさ 手元規範と共同規範づくり」を読む。 この本を書店でパラパラめくったときに一番読みたいと思っていた章。ちょうどこの「あいいれなさ」について、人との関係の中で考えていたところで、この先も何度も読みたいところだった。共同規範をつくっていくプロセスを踏める人といっしょにいられたらいい。これがやっぱり全然簡単じゃない。でも、かんたんに諦めたくはない🥲 📝 性愛的関係の興味深い点は、そもそも愛し方が違うだろう人たちが、愛し方が分からない人たちが、なぜか惹かれ合い、共に時間を過ごすことになる点にある。 📝 互いの手元規範をいったん傍において、どうすれば二人の新しい規範を作れるかを検討することができる。すなわち、「共同規範」を新たに創造することができる。この共同規範の形成こそが、私は「愛」の中でも「共同的な愛」と呼びたいものである。

sunroom@marumaru_2026年3月2日読んでる@ 電車📝私たちは「ちゃんとする」という美的価値を内面化してしまっている。そのために「適当に働きたい」という自分の欲求を自己検閲してしまい、それを退ける。なぜなら、「適当に働く」ことは「ちゃんとしていない」ため、美的に醜い、と美的判断すような、美的選好が内面化されてしまっているからだ。 ちょうど「適当に働きたい」と真剣に考えていたところなので、いま読んでよかった。




スゥ@oneSue2026年2月22日買った読み終わったとりあえず通読したくて、駆け足で読み終わり。 私たちは分かり合わないことを美的に選好することもできる、らしい。 美しく正しい生き方を信仰した幼少期、思春期を過ごしてきた。 歳をとって時代の変化を感じ、そのことに疲れ、何かを知りたくていろんな本を読んだ。そのことにすら疲れを感じるようになった頃だった。 だから理由を探していた。でも、その理由を探す必要はないのかもしれない、探さなくてもいいのかもしれない、と思えた。 時間はかかるだろうが、これからゆっくり読み返していきたいと思う一冊。



- やすごだ@yasu06112026年2月15日ぬるぬると文章が入ってきて、扱っているテーマも今の自分に関心のあるものだった 自分の感性をいかにして守るか、そして社会がどのようにして個人に責任を押しつけてくるのか 柔らかい文体なので親しみを感じる クィア・スピリチュアリティという概念を知り、興味を持った 個人の自由をいかにして守るか、という話はもっと色んなところでできたらなあと思う たいへん励まされた これから前よりもうまく生きていけるかもと思った それにしても「ちゃんとしない」っていい言葉







小野 妹子歩@imokov2026年2月14日買ったまだ読んでる新刊だ。絶好調だ。目次だけみても、超絶読みたくなる。本屋へ行こう! 【目次】 はじめに 序 章 来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて 第1章 自炊と恥──料理道徳から距離をとる 第2章 労働廃絶宣言──労働を解体するための感性論 第3章 反ファッション論──みせかけ美徳消費の悪徳 第4章 「性格が悪い人」を差別してもいいのか──「清潔感」からはじめる性格差別の哲学 第5章 分かり合わないことの美学──不同意コミュニケーション論 第6章 愛し方のあいいれなさ──手元規範と共同規範づくり 第7章 被害者サディズムの吹き荒れる時代に、スピリチュアリティにできること? 第8章 新しい快楽主義者たち──猫と廃墟とアナキズム 第9章 陰部の日常──マスターベーションとセックスの美と倫理について 第10章 抑圧に感謝する──奴隷根性と弱さの美学 第11章 夕焼けと電流──生誕した私たちの美的義務につい


よっぴ@yoppi2026年1月25日読み始めた第2章まで。日常のおける話しなので、自分ごと化しやすく、読みやすいと思う。 「ちゃんとする」という行為は確かに、わたしからしても自分を「装い」であり「偽」なのではないかとたまに思うし、ちゃんとしなきゃなと、年齢を重ねれば重ねるほど思う。でも、調味料は気づいたら賞味期限は切れてるは、いつ買ったか忘れた海苔があったり、全くちゃんとしてはいないし、自分を残念に思うこともある。海外にいくと、日本の「ちゃんとする」はレベルが高いことも気づく。空気を読む、ことが美であったり。ま、そんなことをメタ認知できる本として、ひとまず読み続けてみようと思う。


































































































































































