どうすればよかったか?
127件の記録
hiroro@R_hiroro2026年4月5日読み終わった近所で映画が上映されたときはタイミングが合わず見ることができなかった。書籍になって読むことができてよかった。 「問題というものは、問題が存在するという認識がないと解決しない」という著者の言葉が重い。 問題もミスも見て見ぬふりをしているうちにどうにもできないことになってしまう。ご両親は最後まで問題を直視することができなかったのではないか。 どうすればよかったのだろう。
カミーノアン@kaminoan36992026年3月29日買った読み終わった感想本書を通して感じるのは、出来事のあともなお続く「どうすればよかったのか」という問いの重さだ。著者は姉の死後も、家族に何が起きていたのかを考え続け、悔やみ続けている。その記憶は時間とともに揺らぎ、変化していくが、映像として残された言葉や表情が、当時の現実を確かに引き留めている。 印象的だったのは、「問題は、それが存在するという認識がなければ解決されない」という指摘である。姉の異変に対して見て見ぬふりをした両親。その姿に絶望しながらも、著者自身もまた別の形で距離を取ってしまったことへの悔いがにじむ。問題は、認識しなければ存在しないのと同じで、認識してもなお向き合うには勇気がいる。そのどちらも欠けたとき、時間だけが過ぎていくのだと痛感させられた。 母が「青春がなかったですね」と漏らし、父がそれを制止する場面も強く印象に残った。何気ないやりとりのようでいて、姉の人生に対する認識のずれや、受け止めきれない思いが浮かび上がる。その言葉は、著者の中に長く残る違和感となり、家族それぞれが異なる現実を生きていたことを示しているように感じた。 それでも著者は後年、「姉ともっと会話ができるようになりたい」という思いから、改めて向き合うことを選ぶ。その動機は純粋で、過去にできなかったことを取り戻そうとする切実さがある。遅れてでも関係を結び直そうとする意志が、この作品全体を支えている。 一方で、父の態度には複雑な感情を抱かされた。姉の状態や死の事実を受け止めきれず、自分の中で書き換えてしまう。その姿は理想を押し付けているようにも見え、違和感や怒りを覚える一方で、人間が最後には自分を守ろうとする存在であることも思い知らされる。著者はその矛盾を暴こうとはせず、問い詰めることにも意味はないと判断し、ただ記録する。その言葉の奥にある表情や沈黙、弱さまでも映し出そうとする姿勢に、ドキュメンタリーとしての誠実さと強さを感じた。 読み終えて、「どうすればよかったのか」という問いには答えがないのだと改めて思う。それでもなお問い続け、考え続けることこそが、この作品の核心なのだろう。









- 久平@reads-123452026年3月23日読み終わった医師の両親と医学部の姉。発症した姉を認めず閉じ込めた両親を「悪」と断ずるのは容易いが家族ゆえの葛藤も透ける。適切な治療から遠ざけられた状況に「どうすればよかったか」という問いが巡る。読み進める手が止まらない一冊だ。


ワタナベサトシ@mizio_s2026年3月8日気になる買った読み終わったちょうど一年前にジャック&ベティで映画を観た。映画の後に書かれた(同時に企画されていたわけではない)ということなので、監督の気持ちなどが足されていると思って購入。 3/24読了。ご両親による不法投薬について、映像では記録できなかったから映画には含めていなかった件、あらためて語られていた。誠意あるふるまいだと思う。



なず@nzn_20002026年3月2日読み終わった同名のドキュメンタリー映画の書籍化。 完成した作品の内容に触れながら、同作の製作経緯を監督の半生と共に振り返る。 両親や姉との関係性、撮影していなかった間に起きた出来事や、撮影を試みようとして出来なかったことについても踏み込んで書かれている。


Lusna@Estrella2026年2月22日読み終わった統合失調症の友人が、急性期に病院の檻の中へ入れられたことが十数年トラウマになったと話してくれた。友人は今や元気に社会復帰して、夢に向かってたくさんの友達と生き生きして進んでいる。 それを思うとこの著者の姉は、人生を親に踏み躙られたと思う。いっそ暴力を振るっていれば、警察による強制的な措置入院で医療に繋がったかもしれない。 最後にピースする姉の写真が一抹の救いを与えてくれる。









ふくちょ@fukucho2026年2月22日読み終わった借りてきた映画を見たいと思っていたけど見逃していた。図書館の新刊置き場にあったのを偶然見つけて借りてきた。 「どうすればよかったか?」まさにこの一言に尽きる。 状況はかなり違うが、自分の家族に重ねる部分もあった。 高齢の親と独身の中年になりつつある自分、終わりゆく家族… 勝手ながら仲間意識をもたせていただいた。 人間の人生とは、良くも悪くも「こんなもの」なのかもしれない。




- ゆき@yuki11032026年2月15日読み終わった映画は未見なので、多分併せて見たらもっと理解出来るのかな?と思った 医療に結びつくまで25年はあまりにも長かったなと感じた。 お姉さんの人生って幸せだったのだろうか… 他人が決めるべき事ではないが、最後穏やかに過ごすことが出来ていたのであれば少しは救いかな




yt@yt2026年2月14日読み終わった「青春がなかったですね」(p49) せつなすぎる。つらい。 感想出てこないのを許してほしい。 「この時はカメラを回していません。非常にデリケートな場面だったので、撮影することよりも、父と話をすることを優先しました」(p121) ドキュメンタリーが真摯に撮られたこと、人の生が優先されていることが伝わってきた。 「人生が終わるまでの時間をただ待っているだけにはしたくなかった」(p131) 本当に苦しんで、頑張った著者を讃えたい。 だれも悪くなかった。









Lusna@Estrella2026年2月13日読みたい統合失調症の症状が現れた姉を、両親は医療から遠ざけ、南京錠をかけて家に閉じ込めた。「お姉ちゃん、最近どうしてた?」優しかった姉の返事を、私はカメラを回しながら待ち続けた。







食いしん坊ちぇりぃ@yummyyummycherry2026年2月7日買った読み終わった覚えておきたい@ ポレポレ東中野気になっていたものの受け止められるのか不安で鑑賞できないままになっていた映画がアンコール上映されるという情報をReadsの新着フィードで見かけた。予定外に時間ができた日に思い切って鑑賞。映画館で映画と同じタイトルのこちらの本を購入したら舞台挨拶にいらしていた監督で著者の藤野氏がサインをして下さった。 本単体というより映画とセットになってしまうけど、鑑賞後・読了時点の印象/感想を記録。 ⚫︎ 映画にも本にも冒頭に制作趣旨が示されていて、意図された観方ができたか自信がない。原因はわからないのだと、発症についての責任は誰にもなく、対応の不適切さが問題なのだと問題を分解、分離して捉える監督の冷静な眼差しが、家族と向き合った長い長い時間を感じさせてなんとも言えない気持ちになった。 ⚫︎南京錠をかけた家に統合失調症の娘を閉じ込めたという両親の対応はそれ自体ショッキングで、それと同時に象徴的にも見えた。記録されていた映像や本に書かれた内容を通じて、両親から娘への声掛けや言葉からは、目に見えない鎖のようなものも感じたから。両親の行動や判断の根底には「良かれと思って」があるのだと推察されるけど、本に監督が記している通り「間違わない人はいない」。映画の中でも監督は第三者の介入をすすめていたが、子育て中の身としてその視点を覚えておきたいと思った。親が子供に与える影響力は自分がこれまで想像していた以上に大きいこと、家庭の問題を家庭内だけで解決しようとしないこと。 ⚫︎統合失調症の方との暮らしを断片的にでも知った上でこのタイトルの問いについて考えるためには、本だけでは不十分で映像視聴が不可欠だと思った。音と映像が伝えられる情報量というか力は文章を簡単に超えていくんだな…ただ、この映画の制作におけるナレーションや音楽、テロップに関する方針などは本を読まないと分からないので、相互補完関係になっていて未見の人には映像も見て本も読むというのを推奨したい。 **2月20日追記** 映画には登場しなかったエピソードが本には書かれていたのですが、映画にそれを含めなかったんだなぁと思うなどして、監督のドキュメンタリー製作者としての矜持に触れたというような話を音声配信でしています。 https://stand.fm/episodes/6996a5693443a47fa55166c9








- wakame@wakame-132026年2月6日読み終わった映画が先にあり、この本が後に出版されたもの。映画は知っていたが観に行く機会がなかった。今リバイバル上映されているので観に行こうと思う。一気に読んでしまった。身近な人にもみんなにも勧めたい本です。


河野@kono_a162026年2月2日読み終わった映画2周目を少し前にしていて良かったなと思うぐらい映画で出てくる映像についてはあまり詳細を書いてない、観ている前提だと思う。 昨年観た映画で1番印象に残っているのはこの映画だ。それは私の親族も精神科受診に理解がない自分と重なるところがあるため、なのもあるはずだが淡々と進む映像が他のドキュメンタリーと違うように感じたせいだとも思う。 この映画はかなり残酷、なんだが決してドラマチックにした映像ではない。端折られた部分が多いのはパンフレットを読んだ時から知っていたがこの本で初めて知った情報も多く驚いた。特に第六章で映画公開後の反響について書いているんだがその中の一文が衝撃的だし監督がそれを取り上げているのにも驚いた。 最後の映像、そういう背景もあったんすね…。


nyannyaway@nyannyaway2026年2月1日買った読み終わった映画も観ましたが、本書にも映画に残らなかった数々の情報が記載されており、あらためて"どうすればよかったのか"を考え直す機会を与えてくれるものです。 一鑑賞者、一読者として考えるならば、家庭内に秘密を持ってしまうこと、隠してしまうことは問題を悪化させる(本作の場合治療開始が何年も遅れたこと)原因になってしまう、ということを感想として記しておきたいです。DVも同じ図式ですよね。 作者の藤野さんが唯一、外界へわかる形で開かれた人であったことが、本作が私たちへ届いた理由ですね。 御両親の"良かれと思って"がそうしてしまった。もしかしたら"そうするしかなかった"と考えたのかも知れませんが。


- エニシダ@jmor_432026年1月31日読み終わった映画は残念ながら見れなかったので、本を購入。とても読みやすく淡々とした文書で、余白から香る「家族」という地獄の匂いに思いを馳せました。 「どうすれば良かったか?」と言われれば、「どうする事も出来なかった」と答えるしかない。例え、間違っていると分かっていても、愚かだと分かっていても。人生、誰しもそんな事ばかりですよね。共に地獄を生きる同志です。



マチナカ@machinaka_book1900年1月1日読みたい買った統合失調症のお姉様について記録した映画作品を、監督自らが書籍化したもの。映画は上映イベントで鑑賞し、その後に購入した。同じ疾患をもつ弟がいるので、強い関心を持って作品を鑑賞したが、まだ手をつけていない。




































































































