死刑にいたる病

12件の記録
- ほせ@coffee_dog2025年6月15日読み終わったなんとなく映画化されていたなと覚えがあって手に取った。連続殺人犯が唯一犯行を否定する九件目の事件について調べる大学生の話。殺人犯の話術が読んでいるこちら側まで引き込んできて夢中になって読んでしまった。主人公が引き込まれている感じもごく自然で知らない間に片足を突っ込んでしまっていることが感じられてゾッとした。主人公は殺人犯の生い立ちを知るために様々な人に話を聞くがやはりどの話も自分の主観が入っていてフラットに物事を見ることの難しさも同時に感じた。どうしても自分に重ね合わせられる部分を持つ人に対しては感情移入をしてしまうし、そうなっていることに気づきにくい。そのことを命じておかないといけないと感じた。終始ハラハラドキドキできて面白かった。表紙が秀逸!
- なかしまみさ@misa_k_s2025年3月18日読み終わったふと目にしたニュースで、検索したら後悔する映画的な特集を読んで、このタイトルが目に入った。 以前から見てみたいなーと思ってて、Amazonで調べてみたらプライムで見ることが出来る…!ってなり、即見始めようかとしてたんだけど、私は残酷な場面は映像ではなかなか苦手で…。 調べてたらなかなか残酷そう。でも阿部サダヲさんの演技は一見の価値ありと見た方は皆口を揃えて言う。見たい、怖いの狭間で、本から読も!と思い立って、図書館で借りてみる。 いや、ほんと映像で見なくてよかった…。 いつかは見てみたいけど、場面場面でちょい無理かも…。 ハイティーンばかり狙っていたって話から、なんか自分の周りにこんな人がいたらどうしよう…って、だから子どもから目離したらダメなのよねーって。 また気が引き締まりました…。 サイコパス系の話を読むのは好きなのでそういう意味では面白かったけど、もしかしたら無さそうであるかもな?って妙なリアル感があってゾクゾク怖かった。 洗脳って自分が気付かないうちにじわじわ迫ってきてて、結局一生抜けないから怖いよね。 あとはこどもへの態度は大人が思っている以上にこどもに影響力があり、大人が思っている以上に愛情を求めているんだなと。 自分も洗脳する側に回らないように気をつけようと思いつつもまた怒ってしまう日々ですね…。 私の中では大和さんは完全に松阪桃李で、雅也は望月歩さんか窪田正孝さんで再生されておりました。 とりあえずサイコパスこわいっ!