向田邦子ベスト・エッセイ
39件の記録
Matilde@i_griega_20252026年5月12日読み終わった飛行機事故のことはうっすら記憶にあったけど、それ以外で向田邦子の印象ってなかった。 なんとなく、業界でブイブイ言わせていたんだろうな、なんて勝手に思っていたけど、自分に正直に生きたステキな女性だったんだな、とあらためて感じた。 「手袋をさがす」の中の、 -清貧は、やせがまん、 -謙遜は、おごりと偽善に見えてならないのです。 は、なんかわかるなぁ、としみじみしてしまった。
読書猫@bookcat2026年4月13日読み終わった(本文抜粋) "「東京から転校してきた子が、これをおいしいといったから連れてきた」 というようなことを言って泣き出した。 母親に立ち向う、という感じだった。 帰ろうとする私の衿髪をつかむようにして、母親は私をちゃぶ台の前に坐らせ、丼いっぱいの壺漬を振舞ってくれた。この間、三十八年ぶりで鹿児島へゆき、ささやかな同窓会があった。この人に逢いたいと思ったが、消息が判らないとかで、あのときの礼はまだ言わずじまいである。" (「お弁当」より) "一つだけはっきりしているのは、これは人間とのつきあいにしても同じことだろうが、馴染めば馴染むほど判らないということだ。恐ろしくカンが鋭くて視線ひとつで、こちらの心理の先廻りをするかと思うと、まぎれもなく野獣だな、と思い知らされたりもする。甘えあって暮しながら、油断は出来ない、その兼ねあいが面白い。" (「猫自慢」より) "どんな小さなことでもいい。毎日何かしら発見をし、「へえ、なるほどなあ」と感心をして面白がって働くと、努力も楽しみのほうに組み込むことが出来るよう思うからだ。私のような怠けものには、これしか「て」がない。" (「わたしと職業」より) "生れ変りでもしない限り、精神の整形手術は無理なのではないでしょうか。 私は、それこそ我ながら一番イヤなところですが、自己愛とうぬぼれの強さから、自身の欠点を直すのがいやさに、ここを精神の分母にしてやれと、居直りました。" (「手袋をさがす」より)

keikos24@keikos242026年4月11日買った読み始めた朝コインランドリーへ行った おばあさんが座っていた とてもいい天気だったので「お天気で気持ちいいですね」と声をかけた 話をしていると そのおばあさんは昭和5年生まれとのこと 95歳! 午後本屋さんでこの本を購入 戦時中の話がたくさん出てきたので 向田邦子のことを調べたら昭和4年生まれだった コインランドリーで会ったおばあさんと一年違い 向田邦子がいまも生きてたら96歳なのか……となった





MizMiz@MizMiz2026年1月24日読み終わった向田邦子さんっていつも先を向いて生きている。もっともっとと好奇心と剛気で自分の世界を広げていきながらも、決して自分のや周りの人々の心の機微を忘れない。トリの『手袋を探す』に答え合わせがある。彼女の秘密はいつもフィットする手袋を探し続ける無い物ねだりにあるのか。追いつけない大人の女性の背中を見た気がする。






大根餅@daikonmochi2025年9月4日読み終わった『現代文の問題に出てくる読みやすい少し昔の作家さん』という軽いイメージで読み始めたけど、こんなに突き刺さるとは思わなかった。【手袋をさがす】の章は、今までやわらかく親しみやすい文体だった向田邦子氏の本質を垣間見せてもらえたような感覚だった。この時代に女性1人で、最前線で生きてきた強さ、もちろんあったに決まってるのに、この章以外ではあまり(というかほとんど)見せない、そこがまた本当に強くて…感動しました。

かにまる@uri7142025年7月13日読み終わった@ 電車奈良への行き帰りの電車と、ホテルで。 本編はもちろん、あとがきがよかった。仕事ぶりは格好よく華やかで間違いなく売れっ子なのに、その中心には謙虚さと後ろめたさのある感じが、向田邦子を憧れの人にしている

紺野水辺@konnomizube1900年1月1日借りてきたかつて読んだ戦時中の描写の中でも乙女心が散りばめられているところがよかった。空襲の中逃げる時に、気に入っていたお布団の柄が素敵で惜しいと思ったりするところなど。今の普通の女の子と変わらない人たちが命がけで生活していたんだなと感じた。




































