

なないろ文庫☆みわ
@nanairo-bookshelf
小説、エッセイ、マンガ、絵本、児童文学、写真集、詩歌集、育児書、雑誌などジャンルはなんでもあり📚
読書と美味しいものと昼寝がセット💕
- 2025年9月26日愛でたい。贈りたい。恋するクッキー缶図鑑坂井勇太朗,パイ・インターナショナル編集部グルメ読み終わった写真集図書館の本図鑑@ 図書館マイ本棚にお迎えしたーい! 図書館で借りてしまった💦 眺めているだけで幸せ💖 いつでも、何度でも、本を開くたびキュンとなる1冊✨✨✨ クッキー缶はビジュで楽しめるお菓子だと思う。 開封してもなかなか手をつけられない。 クッキーの形や色、魅せる詰め方。 そして、どの味から手に取るか… うっとり眺めたいけど、味わいたくもある。 缶のデザインも魅力的😍 食べ終わっても缶は永久保存必至💕 ショッパーも包装紙も、何もかもが口福を演出してる。 そんなクッキー缶が勢揃いの図鑑。 店舗情報も巻末にインデックスが付いているし、やっぱりそばに置きたい。 自分へのご褒美に、記念日に、折々にお取寄せを楽しもうかな😋
- 2025年9月22日泳ぐように光るひらいめぐみ気になる
- 2025年9月17日涙の箱きむふな,ハン・ガン気になる
- 2025年9月13日イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ気になる
- 2025年9月10日
- 2025年9月7日白さぎバーバラ・クーニー,セアラ・オーン・ジュエット,石井桃子読み終わった@ 図書館絵本としては邦訳初出版とのこと。 ジュエットは児童文学の作家ではなく、この『白さぎ』という物語も子どものために書かれた短編ではない。 にもかかわらず、アメリカでは1963年にクーニーが絵を付け、絵本として出版されている。 祖母と2人、農場に暮らし、自然を余すところなく享受し愛する少女・シルヴィア。 彼女の前に突然現れた鳥打ちの若者。 彼に惹かれ(初恋?)、その熱に突き動かされていくシルヴィアの胸の内が、行間からひしひしと感じられる。 それでもなお、恋心さえ無効にする、自然の尊さに圧倒された。 ニューイングランド地方、メイン州の美しい自然描写にうっとりする。 ジュエットの文章もそうであろうが、石井桃子による美しい日本語の文章が秀逸✨ 「隠者のすまい」 「腹蔵なくしゃべる」 こんな表現から汲み取れる子どもいるんかなあ? 絵本としての訳とは思えないけど、すばらしい邦訳。 そもそも、石井桃子さんは絵本のために訳したのではないし、そうよね、こういう表現も使われて当然でしょう。 そして、クーニーの気品あふれる絵が文章の美しさと相乗効果で、この作品をより味わい深くしている。 日本画の影響も感じさせる絵で、老松の佇まいの荘厳さに思わず息を呑んでしまう。 こういう絵本を読むと、絵本は文学であり芸術でもある、とつくづく思う。
- 2025年8月25日あえのがたり今村翔吾,佐藤究,加藤シゲアキ,小川哲,朝井リョウ,柚木麻子アンソロジー読み終わった図書館の本@ 図書館(8月読了) 能登半島応援チャリティ小説として企画されたとのこと。 10人の小説家による短編アンソロジー。 テーマは おもてなし 「あえ」とは、能登では「おもてなし」の意を持つ言葉だそうです。 今村翔吾さんの「夢見の太郎」 短編でも読み応えある作品。 昔話のテイストもあり、私好みでした。 柚木麻子さんの「限界遠藤のおもてなしチャレンジ」 ブラック企業に勤める女性が80年代に一世を風靡した料理家の本を手本に友人をおもてなしする、という作品。 男性読者さんにはピンとこないかもしれませんが、女性はこうして食を共にすることで、自分という存在を励まし合って生きているものでして… シスターフッドを感じさせる作品でした。 このアンソロジーで初めて出会った作家・蝉谷めぐ美さん。 「溶姫の赤門」、時代小説好きな私のツボだったので、今度他の作品も探してみようっと♪ アンソロジーは、日頃あまり手にとらない作家さんや、はじめましての作家さんの作品に触れる楽しみがあって読書の幅を広げるきっけになるので良き💕
- 2025年8月19日普通の子朝比奈あすか読み終わった図書館の本@ 図書館(8月読了) 我が子が教室から飛び降りた、と連絡が来たら…想像しただけで身震いしました。 いじめ?! 事故よりも真っ先に考えてしまうこと。 我が子はいじめの被害者なのか? 都会の典型的な核家族が直面した息子の危機。 真相を突き詰めていく中で明らかになる息子の学校での振る舞い。息子は果たして、いじめの被害者なのか?加害者なのか? そもそもそれはいじめだったのか… 子どもの世界だけに存在するルールとか、同調圧力とか、大人には見えない独特のものがある。 自分の子ども時代の記憶を辿ってもそう思うし、子育てしてても、仕事で子ども達と関わっていても、子どもの集団心理って理解し得ないとつくづく思う。 子育てって、教育って、本当に難しい。 ⭐︎心に響いた言葉⭐︎(本文引用) 何ひとつ分からないというのに、自分はもう大人で、こんなに分からないのに、子どもを育てていかなければならないのだと思った。あらゆる親たちが、この、逃げ場のない人生を生きていて、子どもが大切なのは皆同じなのに、どうしてうまくいかないんだろう。
- 2025年8月5日雫寺地はるな読み終わった図書館の本@ 図書館(8月読了) リフォームジュエリー会社の廃業による、主人公の失業から物語は始まる。 主人公・永瀬と3人の友人たちの人生の出来事を過去へ過去へと遡っていくクロニクル小説。 作品全体に漂う、しっとりとした空気感が私好みで😊 続けて2回読んだ! 1回目は一章から順に。 2回目は中学からの30年間をたどりながら、昨品の後半から遡って。 主人公・永瀬の、全く特別感のないキャラと人生が、むしろ愛おしくて。 重い過去や派手な活躍がない(多くの人がそうであるように)日常のささやかな浮き沈みとともに歩む中3から40代までの、平凡だけど日々懸命に生きている永瀬のその人生に気持ちが重なっていくようだった。 永瀬の友人たち、しずく・高峰・森くん、との関係性も良くて😊 4人の人生に幸あれ!と応援したくなる物語だった。 4人の関係の中で、しずくに対して他の3人が心配したり、アドバイスしたりするところ。 私も末っ子にそれやってきた😣って、ハッとさせられた。 作品のラストに *わたしたちはずっと、「心配する」という名目で絶えず「あなたは今のままではだめだ」というメッセージをしずくに発し続けていたのではないか。伝えるべきことは、それではなかったのに* という主人公の述懐があるんだけど、めちゃくちゃ胸が痛んだ。 ごめん、末っ子よ。 雫〜ティアドロップ〜は、幸運を呼ぶモチーフ。 作品の中で、人から人へ繋がっていくのが、まさに(変化を受け入れながらの)永遠を象徴しているようだった😌 寺地作品、久しぶりに「はぁ💕好き」って思うのに出会ったな✨ ⭐︎心に響いた言葉⭐︎(本文引用) 正解か不正解かを決めるのは、選択したあとの自分の生きかただ。 変化しながらゆるやかに繰り返し、続いていくことを「永遠」と呼ぶのだから。終わることも、変わっていくことも、離れることも、なにひとつ悲しいことではない。
- 2025年3月15日謎の香りはパン屋から土屋うさぎ読み終わった@ 図書館(3月読了) 第23回 このミステリーがすごい 大賞受賞作 ミステリーとしてはそんなすごくなかったけど😂 大賞なのね… パン屋さんで起こる小さな謎解き短編集🥖 殺人など怖い事件は全く起こらないので、刺激ゼロ😅 大賞と思って、ガッツリ感を期待して読んではダメなやつです。 ほんわかミステリー、とでもいいましょうか。 ミステリーにありがちな殺人とか強盗とか暴力系が苦手、ドロドロの人間関係が嫌だ、という人にお勧め。 児童向けの青い鳥文庫などで謎解き物語を愛読してきた中学生に、一般書のミステリーへの入り口として手渡すのもいいかな。 パンはどれも美味しそうです😋 ☆心に響いた言葉☆(本文引用) 食べ物には空腹を満たすだけではなく、心も満たし、支えてくれる力がある
- 2025年3月11日近くも遠くもゆるり旅益田ミリエッセイ読み終わった@ 図書館(3月読了) ゆる〜いイラストが和む益田ミリさんは、旅もまたゆる〜いスタイル😊 「暮らすように過ごす旅」とご本人も書いているとおり、観光にガツガツしない。 私はついつい詰め込んでしまうから、益田さんのようなユル旅に憧れる。 海外旅行も国内旅行も、読めば訪れたくなるなあ。 ポーランド🇵🇱 東欧デザインの小物たち、魅力的! 岩塩坑も興味深い。 アウシュビッツ収容所は行くべき場所と思う。人類の負の歴史を肌で感じておかねば。 スイス🇨🇭 マッターホルンを仰ぎながらのハイキング、人生で一度は!と思う。 高山鉄道も憧れ😍 軽井沢、ゆっくり訪れてみたい。アメンボ自転車おもしろそう。 高知県の沢田マンション、住民が日常生活を送っている場所に観光客が入り込んでいって良いとは…奇妙な感じです。 奈良いいなー、好き❤️ 長いこと行ってないけど、日帰りで行けるところなので、益田さんのエッセイに感化されて久しぶりに足を運んでみようっと♪ ⭐︎心に響いた言葉⭐︎(本文引用) ひとつのアニメがこんなに遠くまで大人のわたしを連れて来てくれたのだった
- 2025年3月9日藍を継ぐ海伊与原新読み終わった直木賞@ 自宅(3月読了) 第172回直木賞受賞。 5つの短編が収録。 伊与原さんは、地球科学の研究者だったとのことで、科学的な見識がベースにあって、そこに人の生き方や想いや願いが巧みに折り重なって、魅力的な物語に仕立てられている✨ 「祈りの破片」、80年前原爆投下直後の瓦礫の山の中でコツコツと記録を取り続けた人の思いに胸打たれる。 表題作「藍を継ぐ海」は、ウミガメの繁殖にまつわる物語。 海って世界中に繋がってるんだなあ、ってしみじみ思った。 ⭐︎心に響いた言葉⭐︎(本文引用) 好きなところで、気に入った場所で、生きたらええの
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