産む気もないのに生理かよ!

93件の記録
- ふくとみー@fukutommie_books2025年5月19日読み終わった丁寧に考えられ選んだ言葉で綴られた、子供を持たない選択についてのあれこれ。 日頃抱えていたモヤモヤや揺らぎを、ここまで言語化してくださって...! 「結婚はしているけど子供は欲しくない」という気持ちとその迷いを、今まで誰にも言えなかった。その孤独感から救われた。
- ev@ev2025年5月11日読み終わったPodcastリスナーなので著者のスタンスは把握した上で読んだが、細部まで共感できる部分が多い真摯なエッセイ。 あとがきの「この本を手に取ってくださった方が、自分の人生すごろくの盤面を健やかに歩んでいけることを、心から願っている。納得できないコマに止まることも思わぬ目が出て絶望することもあるかもしれないけれど、みんなそれぞれ一通りしか選択できない道を歩いているという点で、私たちは皆等しく孤独で、同じくらい孤独ではない」というのが素晴らしい文章だと思う。
- おむ。@omusubi-3732025年4月26日読み終わったまた読みたい心に残る一節図書館本@ 自宅5/15読了 ・私はこんなことでは別に傷ついたりイラつい^_^たりしないが、投げかけられた言葉への反論は口から発せられることなく腹の底に溜まっていく。私の何を知っていて、何の権利で踏み込んでくるのかー。 ・「子供という他人の人生を、私が勝手にはじめていいのか?」と思ってしまうのだ。だから、おいそれと親になれないでいる。 ・自分の人生に、これ以上大変なことを増やしたくなかった。自分の自由と自分の気持ちを一番に考えて生きたい。誰かのために消耗したくないし、母にも本当はこのように生きてほしかったのだ。ずっと。 ・私は、私が自分のために生きることを自分に許したい。自分のために生きながら夫を大切にすることだってできる。自分のために生きながらでも、人のためにできることはある。 ・社会を維持するために、私たちが意に沿わない出産をして母になることを強制されたくない。 そういうことは、子供を産んでも母たちが何も奪われず、何も脅かされない社会になってから言ってほしい。 女の権利や自由を踏み台にしなければ維持できない「社会」なら、そもそも失敗している。 私たちは、自分を犠牲にして子供を産み育てるためだけに生きているのではない。 ・産まない理由は「理屈」で、産む理由は「感情」だ。 ・「産んだらなんとかなる」というのは、なんて無責任な言葉なんだろう。
- K@weitangshaobing2025年4月23日読み終わった【好きなところ引用】 このままいけば、私の選択が日本の出生率の数字を向上させることはできないのだが、それでも「いろんな選択をしている人がいて、子供を持たない人生になってもなんだかんだ楽しくやってる人もいるよ」と言える社会のほうが、未来を生きる子供たちにとってもいいのではないかと思うのだ。 子供が生まれても「俺の、俺による、俺のための時間とお金」を手放してこなかったかつての父たちの陰に、「私の、私による、私のための時間とお金」を奪われ続けてきた母たちがいて、そんな母たちを見て育ったのが私のような「身勝手な女」である。 私は、私が自分のために生きることを自分に許したい。自分のために生きながら夫を大切にすることだってできる。自分のために生きながらでも、人のためにできることはある。 女の権利や自由を踏み台にしなければ維持できない「社会」なら、そもそも失敗している。 私たちは、自分を犠牲にして子供を産み育てるためだけに生きているのではない。 「自分たちは配慮されなくていい存在だ」と社会から言われているような気持ちになると、「配慮されている側」の属性にヘイトを向けたくなるのだ。 しかし、常日頃からそうやって静けさや秩序が守られた空間にばかり身を置いていると、社会で「子供」という無秩序な存在と同じ空間に居合わせたとき、どんどん不快に感じるようになってしまわないだろうか。 社会はさまざまな人が一緒に暮らす場所であり、中には自分にとって不快な行動をする人もいる。自分が完全にコントロールできる場所のほうが少ない。時には同質性の高いコミュニティから抜け出して、自分たちとは異質な人とかかわり、ある種のノイズを生活の中に入れていく必要がある。 私は子供を育てない自由を選んでいるけれど、完全に自分のためだけに生きるには、人生は長すぎるとも思う。他者のために、特に次の世代の、子供たちのために何かをしたい。それがエゴでも自己満足でも。そして、社会のために声を上げたりアクションしたりするのは、私のようにある程度人生の余力がある人間こそやるべきだとも思う。
- こづえ@kozue33732025年4月22日読み終わった図書館で借りた共感できる形で言語化されたものを客観的に読めることで、自分自身を見つめることにもなった。一番規範にとらわれているのは自分なのだ。
- ちーさん。@dokushumi122025年4月17日読み終わった蟹ブックスでこの本と出会った時、「これは私のための本だ」と思った直感は間違ってなかった。 著者さんはいわゆる『結婚済み子なし』で私は『結婚すらまだの状態』の置かれてる状況も全く違うのだけど、 「子供を産み、育てる」ことに対しての感覚や価値や考え方が似すぎていて読んでて辛い部分も多かったけど、報われた部分も多かった。 無条件で子供を欲しいと思えない私の気持ちを、 得体の知れない不安を持つ気持ち悪さを、 社会の「子なし」への風当たりや勝手に抱いている罪悪感や劣等感を、 こうして本を出して発信してくれたことで私の気持ちはだいぶ救われた。 ほんの少しだけ、楽に息をして生きられるようになる気がする。 心の底から出会えてよかった。
- ちーさん。@dokushumi122025年4月17日心に残る一節『子供を持とうが、持たない人生を歩もうが、自分も含め当人が幸せならそれでいいと思っているはずなのに、自分と違う選択をした人とも手を取り合って生きていきたいと思っているはずなのに、実際は隣にいるのもなんだか嫌な日があるのだ。』 『本当は、「子供を持たない選択をしている」ということとその理由を、いちいち説明しなくて済むようになりたい。 選択に名前がいらないぐらい普通で、他者にとやかく言われないようになれたらいいのに。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月17日『「子供がいない人生には深みがない」と言う人もいるが、子供がいないからこそ深めれる部分も、確実にある』 『自分で好きで選んでいる「子供のいない人生」に、それでも時折訪れる「本当にこれでいいのか」という欠落感を、自分が次の世代の誰かの人生にほんの少しでもいい影響を及ぼしている、という事実が埋めてくれる』 『世の中には、「子供のいる人生は素晴らしい」と言ってくれるコンテンツは数多あるけれど、「子供のいない人生は素晴らしい」と言ってくれるコンテンツはほとんどない。』
- ひるね@utouto2025年4月13日読みたい読みたいと思っていたけど、ここに引用されている文章と最近自分が考えて整理していたことが重なりすぎていて、今は読めないかもしれない。 致命傷になりかねない。
- ちーさん。@dokushumi122025年4月11日心に残る一節『社会を維持するために、私たちが意に沿わない出産をして母になることを強制されたくない。 そういうことは、子供を産んでも母たちが何も奪われず、何も脅かされない社会になってから言ってほしい。 女の権利や自由を踏み台にしなければ維持できない「社会」なら、そもそも失敗している。 私たちは、自分を犠牲にして子供を産み育てるためだけに生きているのではない。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月10日心に残る一節『女は生理がはじまってから毎月ずっと「母になる準備」をさせられ、家事や育児、介護などのケア労働という「母性のある」振る舞いを社会から求められ、実際に母になることを期待され続けている。それらを拒否すれば「役割を果たしていない女」「冷淡な女」「自分勝手な女」「本当の幸せを知らない女」という不名誉なレッテルを貼られる。どれも、「子供を持たない男性」には貼られないレッテルだ。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月9日『あなたの「個」の面を、、私はちゃんと覚えているよ。あなたは本当はこういう人だったんだよ、ということを、たまに思い出してもらうために、「ママ友」じゃない「女友達」でいたいと思うのだった。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月8日『いつも私は、どんどん母になる友人知人を見て、「私も早く産まなきゃ」という気持ちよりも、「私の知っている彼女たちがどこかへ行ってしまう」という寂しさの方が勝つ。』 『会っても子育ての話になるだろうし、そうなったら私に言えることはあまりないし、なにより「母になって変わってしまった彼女」に会うのが嫌だったのである。もう昔のあの子ではないのだなぁと実感して寂しくなるのが嫌で、必要以上に接触しないようにした。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月8日心に残る一節『子育てのうちに孤独を深めて子供に手を上げてしまうような、「なんとかならなかった」女性は罪に問われ、「母親になるならもっと責任感を持て」と責められる。 しかし私のように「母親になる責任」について突き詰めて考えた結果、おいそれと親になれずにいる女性には「勢いで産んじゃえばなんとかなるのに」という無責任な声がかけられる。 こんなダブルスタンダードがあるだろうか? 一体、どうしてほしいのだろう。産んでも産まなくても責められるのは私たち女なのだ。』 共感できる部分が多すぎてめちゃくちゃ好き…。
- ちーさん。@dokushumi122025年4月8日心に残る一節『私の子供は、私の物語を盛り上げるために存在するピースではない。 そんなことは当たり前のはずなのに、「子供を持ったほうがいいのではないか」と思わされるときは、いつも自分に何らかの欠陥を見つけて、それを埋めたいと思ったときなのである。』 『子供という他人の人生を勝手にはじめられる人は、少なからず、「この世は生きるに値する」と思っているのだ。この世にはいろんなつらいことがあるけれど、幸せなことだって必ずあるから、この世界に出ておいでよ、と。』 『いわば「シュレーディンガーの母」である。 なってみなければ向いているか分からないのに、なったらもうやり直せないのだ。 「そんなに難しく考えないで、勢いで産んじゃえばなんとかなるのに」と言う人はみんな、「産んじゃってみて、なんとかなった」人である。椅子に座って見たら居心地がよかったパターンだ。』
- ちーさん。@dokushumi122025年4月8日心に残る一節『未婚率も離婚率も増え、出産年齢も上がって、不妊治療をする人も増えている私たちの世代は、「相手にあるかもしれないさまざまな事情」を踏まえると、子供を持つこと・持たないことについて、おいそれと聞くことができないのである。』 本当にその通りなんだよなぁ。