文化が違えば,心も違う?
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narikawa@nari2001_2025年11月20日読み終わった西洋人の心の特性を過剰一般化してきた心理学(認知心理学)の問題、そしてそれに対処しようと試みる文化心理学の意義および応用可能性を教えてくれる一冊。
隅田川@202506282025年11月10日読み終わったaudiobook詳細より 文化が違えば人の考え方も変わる。では、文化の違いはどこから生まれる? 文化はこころにどのような影響を与えている? 人類の歴史や地球の生態から、脳神経や遺伝情報まで、多様な知見を駆使して、人間のこころのメカニズムを解明する文化心理学。通俗的な偏見を退け、多様性の本質を捉える最先端の試みを紹介する。 はじめに 第1章 サブサハラ・アフリカに、「文化の違い」を追い求めて 1 アフリカでの挑戦 2 競争が協調を生む?--自己促進的協調の文化 3 他の文化圏と比較してみると 4 親しみか、怒りか、誇りかーー感情表出のパターン 5 なぜ文化圏によって違いが生まれるのか 6 文化心理学とはどういう学問か 第2章 日米の常識を疑う 1 文化発見の旅 2 カルチャーショックーー日米の文化的差異 3 人間関係の能動性と受動性 4 人についての文化的常識を再考する 5 アメリカから日本へ 6 多様性から共創へ 第3章 文化と心のダイナミズム 1 新たな地平を目指して 2 独立・協調というモデル 3 個人主義と集団主義 4 規範の厳格さ 5 関係流動性 6 まとめ 第4章 人類史から見る文化の起源ーー生態条件と進化 1 文化はどこに? 2 生態・文化の複合体 3 遺伝子との共進化 4 進化が紡ぐ多様性と普遍性 第5章 多様性と普遍性を探る旅 1 ユーラシア大陸 2 中心傾向の意味すること・しないこと 3 心の世界地図 4 「近代西洋」はどこから来たのか 5 文化心理学が示す未来への道筋 終 章 文化心理学という知の冒険 あとがき

ごとう@goto2025年11月1日読み終わった歴史的・地理的・社会環境によって形成された文化が、心という認知・感情・動機づけといった心理機能と、そこから成り立つ人の主体を形作る。一方で、心によって文化が動かされる。




hayata@hayata2025年9月28日読み終わった文化心理学の書籍。比較文化などの書籍は比較的多く出回っているが、その文化にある人たちがどのような気持ちの流れで、どんな行動をするようになってきたのか、を心理学的にアプローチする論点が面白かった。文化を理解するという意味では、その背景に想いを馳せることが大事であるが、背景を理解するのも容易ではなく、その助けとなり得るものと感じた




fuyunowaqs@paajiiym2025年9月6日読み始めた第1章、とくに第5節後半がおもしろすぎてかれこれ4周目だけどさすがに次に進もうと思う。「はじめに」を読んで、同日発売の平野啓一郎さんの新書も併読したほうが良さそうと感じた。





























