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しんたろう
@shintarou
  • 2026年5月12日
    贖罪
    贖罪
    p132〜133 人はすべて平等だなんて思ってはいけない。生まれたときから、それぞれが与えられているものは違うのだから。貧乏人が金持ちのフリをしてはいけない。バカが学者のフリをしてはいけない。貧乏人は倹しさの中に幸せを求め、バカはバカなりにできることを一生懸命頑張ればいいのだ。身の丈以上のものを求めようとすれば、不幸になるだけ。お天道様はしっかりと見ているのだから、バチがあたる。
  • 2026年5月9日
    殺人鬼にまつわる備忘録
    p230 通常の人間は、成人前に、怒りを抑えなければ自分が損をすることを学習する。だが、中には学習ができない人間もいて、そのような人物は社会不適合者と認識される。 もし、自分の都合のよいように他者の記憶を改竄できる能力があれば、怒りを抑えなくても不利にならないということは考えられる。たとすると、彼は怒りを抑えることを学習する必要がないことになる。
  • 2026年5月6日
    ひと呼んでミツコ
    ひと呼んでミツコ
    p199〜200 「ーーでも、たかだか食事なんですけど、でも、わたしね、女のひとはオゴってもらって当然、とはどうしても思えないんです。もちろん、恋愛関係にある場合や恋愛感情をその相手に抱いている場合なら、それはそれぞれ当人同士の趣味もあるだろうからべつなんですよ。ただ……」 わたしは傘をコツコツと鳴らした。 「わかるわよ、ミツコちゃんのひっかかり。女だからという理由でオゴってもらうことって、はっきり言って売春と同じよね」 「うん…と、そこまで言っていいのかは……」 「じゃ、売春に通じるものがある、って言えばいい?でも、あなた、そう感じているはずよ。だから、長崎さんと課長のやりとりを見かけたことがへんにひっかかるのよ」 「……そうですね。ただ、それは二つある理由のうち一つだという気がしてきました」 「それじゃ、残りのもう一つはなに?」 わたしはしばらく黙っていた。頭の中を整理していた。 「売春に通じる、と心の半分で思いつつ、もう半分では、屈託なくオゴってもらえるひとをうらやましいと思っている自分にとまどったんです。ちいさな買春をできる女性のほうが幸せになれるんじゃないか、って。それが色気というものじゃないか、って」
  • 2026年5月5日
    喪失記
    喪失記
    p226 「そやかてりっちゃんみたいな人は結婚せえへんかっても、いっぱい恋人がいはるやろ」 「……コイビト。コイビト」 ぼんやりと反復した。 「な、いはるやろ」 「ううん。私にはいいひん。男の人には私はいつも友達やわ」 「なに言うてんの。男女間に友情なんかあらへんやろ。おかしなこと言うて…‥」 小夜子は笑った。男女間に友情などないと素直に思えるほどに、彼女は骨の髄から女なのだと私は思った。 「女の人のほうが私に恋してくれはるくらいやわ」 「いやあ、またおかしなことを言う」 小夜子はいっそう笑った。男女間に友情などないと思える神経は、同性間に恋愛、あるいは恋愛に近い感情が生じることもまた発想できないものだと思う。それほど小夜子は女なのだ。 「うらやましいわ」 「いややわあ。何言うてんの」
  • 2026年5月3日
    岩窟姫
    岩窟姫
    p247 「俺はね。女の子たちに自分の気持ちを背負わせるのはやめたんだ」 「え?」 「きれいな子は笑ってくれるだけで俺を幸せにしてくれる。特に、アイドルはそれを仕事にして、仕事の時間は、俺たちを楽しませるために存在していてくれる。なのに、清純であってほしいとか、男の子と付き合わないでほしいとか、性格までよくあってほしいとか考えるのはやめたんだ」 想像もしたこともない答えだった。 「きみがそんなことをするはずがない。そう言うのは簡単だし、できればそう考えた方が楽だ。でも、そういうんじゃないんだ。ぼくはきみたちの行動をジャッジしない。きみたちの与えてくれた輝きだけを享受する。そう決めたんだ」
  • 2026年4月30日
    烙印
    烙印
    この本の大筋とは全然関係ないけれど p215 「有る、ということは、難しいことなんだよ。だから、感謝の言葉は、有り難い、なんだ。有ることを当たり前に思っては駄目だ」
  • 2026年4月24日
    元彼の遺言状
    元彼の遺言状
    p263〜264 --弁護士は悪い人から弱い人を守る仕事ではない。  携帯電話を見つめながら、私は自分の頭に浮かんだ言葉に引っかかりを覚えていた。  そうだ。法律の前では、悪い人も良い人も、強い人も弱い人も平等で、どんな悪どいしょうもないクズ野郎であっても、高貴な善人と同じだけの権利を持っている。私はそこが好きだった。  私自身の金勘定にうるさい性格のせいで、そうではない、道徳的に正しい感じの人たちに対して、私はどこか引け目を感じていた。善良な人は私のことを見下しているのではないだろうかと不安であった。しかし、法律は、そんな私も、善良で品行方正な人たちと同じ人間であって、同じだけの権利があるんだと教えてくれた。それが私にとっては救いだったのだ。  だから私も、どのような人間も等しく持っているその権利を実現する仕事がしたいと思ったのだ。 p310 結局その夜、私は警察署内の留置所に入れられた。  暖房もないなか、毛羽立った薄い毛布一枚で寝ることいなったけれども、これまでにないくらい堂々とした大の字になって、ぐっすりと寝た。  お天道様に恥じるようなことは何もしていないと思った。
  • 2026年4月19日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    p135 「現代の日本には、目に見える身分差別はもうないですけれど、一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、皆さん傲慢です。その一方で、善良に生きている人ほど、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、"自分がない"ということになってしまう。傲慢さと善良さが、矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な時代なのだと思います」
  • 2026年4月16日
    復讐の泥沼
    復讐の泥沼
    p296 光の行動はあらゆる人々を絶望に陥れる。母親に肺移植を受けさせたい一心で、親族や元恋人や輪廻の会の関係者を苦しめた。そればかりか、母親の死後も自身の救済を求めて動き回り、全く無関係の人間もを巻き込んだ。 光はたまたま盛岡の死の現場に居合わせた黒田と自分を逆恨みしていた節がある。場合によっては復習することも考えていたのではないか。それで自分達を探したり問い詰め用たりしようとする行動が、新たな人死にに繋がった。 光を恨む瑠奈か引いた引き金で、黒田は命を落とした。その黒田の通夜で光が騒ぎ立てたことから、ネットで炎上が起こり、心労のたまったつまの真帆は自殺した。すべては光の引き起こした復讐の泥沼だった。 彼女に不用意に近づいた自分も事故に引き摺り込まれてしまったのではないか。 薬師は頭から血が引いた。自分は絶望の傍観者でなく、彼女に絶望させられる側に回ってしまったのではないか。
  • 2026年4月12日
    地の星 なでし子物語
    p344-345 「どこにも行くなと言ったのに」 「僕のものだと言ったのに」 「私はものではありません」 「僕はヨウヨのものだったよ」 「笹飾りの下で会ったときから、僕はずっとあなたのものだったよ」 「お空の女の子に会いたくて、会いたくて。いつだって必死に頑張って、ここに戻ってきた。だけどいつだってあなたは僕の先を行く。先に大人になって、どこかに行ってしまうんだ」
  • 2026年4月9日
    天の花 なでし子物語
    p258 「僕がまだ学生で。泣き出した君に困り果てて、君のお父さんが、していたように背中を撫でたら泣きやんだ。僕の服をぎゅっと握りしめて眠ったよ。変な気分だった。味わったことのない気持ちだ。戸惑ったけど、宝物なんだと思った。この子は先生の宝物なんだと」 p261 「約束したじゃないか。どこにも行かないって。僕は忘れてないよ。だから言われたとおりに留学もした。全部、すべて、ヨウヨを迎えに行きたいからなのに、どうして忘れる?どうして龍治なんだ?」
  • 2026年4月7日
    なでし子物語
    なでし子物語
    p425 「夏しか生きられぬセミならば、私が永遠の夏を差し上げます。花は撫子、常夏の花。いつまでも仲睦まじく、千年、百歳、あなたの隣で咲き続ける。」 p454 たくさんの人とこの手をつないだ。たくさんのものとつながっていることを知った。リュウカ君、おあんさん、おとうさんの時計、おばあちゃんの足、そして、おじいちゃんの手。 つながっている。 手を伸ばせば、きっとつながれる。
  • 2026年4月2日
    雲を紡ぐ
    雲を紡ぐ
    p344 美緒、と祖父か呼びかけた。 「お前が笑うとき、お前のなかのお祖母ちゃんが笑う。お前が泣くとき、横浜のお祖母ちゃんと同じ目が泣き、お前が学ぶときはお祖父ちゃんと同じつむじの下で頭が働く。お前が幸せなら、みんなが幸せだ。そうでしょう?」
  • 2026年3月29日
    合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
    上水流涼子さんがかっこいい。2も読みたくなった。
  • 2026年3月26日
    我らが少女A (下)
    我らが少女A (下)
    疲れた
  • 2026年3月22日
    我らが少女A(上)
    我らが少女A(上)
    p202  ね、見て。これは秘密の花園へ続くムジナ坂の石段。途中に魔女の隠れ家やダンジョンがあって、私と真弓ちゃんで戦うの。武器はピコピコハンマー---アハハ、嘘だってば!
  • 2026年3月16日
    毒母ですが、なにか(新潮文庫)
    劣等感からの被害者意識。 これが周りの人を不幸にしたため、最後はひとりぼっちになってしまったのかな?それでも分からない。死ぬまで分からないのか。
  • 2026年3月12日
    喉の奥なら傷ついてもばれない
    p29 好きにならないわけはない。この二日間で私の世界には明良しかいなかった。玄関で靴を揃えなくても、洗面台を汚しても、風呂の排水口に髪の毛を残しても、明良は私を怒らなかった。叩かなかった。ごめんなさい、という言葉を一度も口にする必要がなかった。ご飯も、少ししか食べなくてよかった。そんな世界を与えてくれた人を、好きにならないわけがなかった。
  • 2026年3月10日
    死にがいを求めて生きているの
    よくわかんなかった
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