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なつ
なつ
@shiro_kuro
エンタメ小説しか読みません。
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
    さよならの言い方なんて知らない。4
    4巻は、いわば大戦の前の準備の回であった。大規模チーム以外のチームを駆逐して、より勢力を高めようという具合だ。 この巻の見せ場は、普通なら中規模チームと大規模チームの戦闘だろう。けれど、この作品の肝はそこじゃない。 ひたすら計略に次ぐ計略、戦略と戦術だ。 「どうしてこの結論に至ったか」、「この先何を目指しているのか」、そんな未来志向に語られるので、次が気になって仕方がない。 平穏な国、というチームの軍師ウォーターは、圧倒的な地位と実力を見せつつも、「最後にはこのチームを裏切るつもりだ」と言う。 一方portというチームの最強、ユーリイも、「身軽になるためにチームを抜ける」と言う。 そして、彼らのチームを除いた中規模チームは瞬く間に撃破され、望んでいた通りの状況が生まれる。 全員が勝利の形を描いていて、全員がそれを成し遂げるだけの実力があると読者に思わせる。そんな所がこの作品の魅力だ。 あと、単にキャラクターの思考を描写してくれる関係上、普通に好きになる
  • 2026年9月10日
    さよならの言い方なんて知らない。5
    この巻では、ユーリイが動き出す。 彼がport を抜けて作ったチームが、portそのものに食らいつく。 つまり、端的に言えば戦闘がひたすら描写される巻だ。前半は。 それと同時に後半では、この世界の真実が明らかになる。 「架見崎に生きる人間たちは、人格をコピーされただけのAIだ」と。 それだけではない。 「架見崎に来る前に生きていた世界すら、生きていた自分すらAIによって作られたものであり、あなたという存在はどこにも生きていない」 ウォーターは告げる。「私が君を作ったんだ」 そんな、存在意義を揺るがす真実を告げるのが、この巻だ。
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
  • 2026年9月10日
    さよならの言い方なんて知らない。3
    久しぶりに読んだ続編。いわゆる世界観を理解するまで面白さが分からないタイプの作品。言い換えれば、キャラクター登場時が1番退屈なので、ここから加速度的に面白くなっていった。 本巻では「最強のワンプレイヤー」VS100人規模のチーム×2の同盟による対決が描かれる。なお、主人公はどちらにも所属していないため、半ば蚊帳の外である。 この作品が面白いのは、戦闘を単なる異能力バトル的な面白さで魅せているのではなく、キャラクター同士の関係性で魅せているところだ。 単にあらすじを説明するだけでは絶対に伝わらないと思うので、思い出したくなったら自分で読み返して欲しい。 イド、という最優のハッカーvs月生という最強のプレイヤーという構図を作るために、彼の元チームメイト達を最前線に送ったり、その後月生を生存させるため、彼らが作戦を裏切るよう仕向けたり、そんな先の読めない展開が本当に読むのを飽きさせない。 軍師目線の物語というのも面白いのかもしれない、と思った。
  • 2026年8月22日
    マツリカ・マハリタ
    相変わらず挙動不審な男子のとっちらかった思考回路の解像度が高すぎて、読む人を選ぶ文体。言葉遣いが綺麗すぎることで耽美さを演出していなければ、読むにたえないだろう。絶妙なバランス。(普通に気持ち悪く感じる場合もあるため、一概に誰にでも勧められる小説ではないと思う) ただ、謎解きや人間関係のクオリティに関しては文句のつけ所がないくらいに完成度が高い。さすが相沢沙呼。天才。日常の謎系統の作品の中では、かなりありえそうな謎たち。それに、最近のトレンドである連作短編のミステリなため、読んでいて大変満足度が高いものである。道中、関係の無いと思われた謎達が、最終章で大きな謎を解く鍵になる、というのは大変に良い読後感だ。ただ、本人の趣向か写真やカメラ関連の話題が多いので、その雰囲気に乗り切れなければ退屈に感じることもしばしば。 それはそれとして、マツリカさんは一体おいくつなのでしょうか。留年し続けて大学二年生くらい?
  • 2026年8月17日
    その可能性はすでに考えた
    奇跡を証明したいという探偵にあるまじき信念を持った主人公が、ありとあらゆる可能性を否定して奇跡が起こったことを証明しようとする作品。 あまりにケレン味に満ちた切り口ながら、中身は超本格ミステリ。裁判のような、あるいは問答のような形で物語が展開し、出題側がハウダニットの可能性を提案したら、探偵が確かな証拠を元にその可能性を棄却する、といったものとなっている。 「ありとあらゆる可能性を否定し、奇跡以外で説明できなかった場合」に限り奇跡の実在を証明出来る。らしい
  • 2026年8月13日
    贖罪の奏鳴曲
    贖罪の奏鳴曲
    後半が本番。本当に後半を読んで欲しい。あの鮮やかな伏線回収とオチの付け方には脱帽すると思う
  • 2026年8月13日
    女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)
    さすがこのミスを受賞しただけあって、ミステリとしての発想力の高さに驚いた。 舞台はある小学校。2人の「女王」がしのぎを削る教室。非常に描写がリアル。 全3部で構成され、一部ではある生徒の視点でその教室の日常と、起こってしまった「事件」について描かれる。あまりに衝撃的な場面で終わるため、続きが気になって仕方がない。 2部では視点と雰囲気がガラリと変わる。教師の目線で教室を描写しているのだ。けれど、そんな中に拭えない違和感が確かにある。あんなことがあったはずなのに、どうして君たちはそんな風に過ごせるの? そして、生徒たちの隠し事と、教師としての不安。読んでいるうちにこちらも疑心暗鬼に駆られてしまう。 そして3部。ここが本当の衝撃で、この作品が「このミス」を受賞した理由になるだろう。非常に新鮮な読書体験であった。
  • 2026年8月13日
    少女マクベス
    「演劇を史上とした学園」という世界観がまず良くて、それを十二分に発揮したストーリーなのが更に良い。雰囲気だけで楽しめる作品に、重厚なミステリと人間ドラマが併さっているのだから、面白くないはずがない。 『神』と呼ばれるほど圧倒的な才を誇った脚本、演出家が死んだ。 その真実を追う中で、隠された秘密が、誰にも見せられない顔が暴かれていく。
  • 2026年8月13日
  • 2026年8月13日
    探偵小石は恋しない
    「探偵」という仕事ほどフィクションにおいて誇張されるものはないだろう。殺人事件?脅迫事件?そんなものが現実で依頼されるわけがない。それは警察の仕事だ。 実際の仕事なんて浮気調査がせいぜいのところだ。あと、たまに尾行があるくらい。 そんな普通の探偵事務所の所長小石は、人の感情の矢印が読める。だから、むしろ浮気調査はお手の物である。とはいえ探偵っぽい事件も解決したいものだけれど。 この作品は、そんな小石と雑用係の助手が普通の依頼をこなしているだけの記録である。 そう、記録。 文字記録だけでは決して読み切れない真実。絶対に騙される真相。 いわゆる『映像化不可能』な作品である。 それにしても、愛の形には本当に様々あると思わされました。人形ってなんだほんとに。
  • 2026年8月13日
    セーラー服と黙示録
  • 2026年8月13日
    空の境界 未来福音
    空の境界 未来福音
  • 2026年8月13日
    空の境界(下) (講談社文庫)
  • 2026年8月13日
    空の境界(中) (講談社文庫)
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