

トマト1号
@tomato_1
・PASSAGE SOLIDAに棚を持ったので、こちらでも本をご紹介します。
・買った本、いま読んでる本などの備忘にも使います。一冊め(図録)からいきなり書籍登録ができず詰んでますが……。
- 2025年11月24日
白痴坂口安吾読み終わった@ 自宅青空文庫で。 『痴人の愛』を(始めのほうだけ)読んでいたのでそこと繋がるイメージがあってずっと読まずにきたけれど、まったく別モノだった。 主人公の考えることや行動の矛盾が人間そのものだなぁと思う。 白痴の女は主人公を通して描かれているから、そこに主人公の手前勝手な解釈も混ざっているようで、注意深く読むとこちらも人間を見つめることに。(どちらも人間なのは当然だけど主人公の語りはそうではない) いま2025年は「戦後」が終わり「戦前」なのか??という世相なので、後半の描写に緊迫する。 安吾はどれも短編なんだな。『堕落論』もこれと同じくらいのよう。 - 2025年11月22日
鳳仙花中上健次読んでる@ 自宅手元にあるのは新潮文庫。昭和57年発行・平成12年11刷。 新宮での初恋の予感。朝ドラで言うと最初の2週間くらいかな。 古座(紀伊半島東岸)の貧しくも明るい風景と人々、新宮のやや翳りのある描写、出生の秘密を抱えたフサの、人目を引く風貌と純情が瑞々しく描かれているが。。どこかで尾崎紅葉の世界に引き摺り込まれる気配が消せずに怖気づきながら読んでいる。
- 2025年11月22日
- 2025年11月20日
差し出し方の教室幅允孝読み終わった感想@ 自宅差し出すお仕事の方にオススメ。 私的には第II部に入って急におもしろくなった。 読了したいけど、まだしばらく手元に置いておきたい本なので、ちょっとペースダウンする。 --25.11.16. 第二部『城崎裁判』 p.216 このまちが儲かるまちでいなければ、まちの人も居続けてくれませんし、まちを出て行った跡取りたちも戻ってこない 共栄共存を大事にしています(略)街並みをつくるのは一軒一軒の商店であり旅館なので、数がないことには継続できません p.224(サイトシーイングとツーリズム)未知なる場所と偶然にも深く結びついてしまう一個人をどうつくっていくのか p.226 場所としての引力をつくろうと思ったら、そのヒントは自分たちが踏みしめている地べたにある --25.11.20.読了 最後まで興味深く読んだ。今後の仕事でたびたびレファレンスしていきたい。 各章末尾の「参考文献」も今後のターゲットになりそうな本が色々あった。 - 2025年11月15日
寝煙草の危険マリアーナ・エンリケス読みたい - 2025年11月15日
比島民譚集川上澄生,火野葦平読みたい - 2025年11月15日
私は海をだきしめてゐたい坂口安吾読み終わった@ 自宅青空文庫で「わが工夫せるオジヤ」「私は海をだきしめてゐたい」「桜の森の満開の下」の順に坂口安吾。 エッセー、私小説、寓話、といった感じ。 どれも、坂口安吾の「生」に対する空々しい感じ、けど逆に狂おしいほどの憧憬なのかもしれない感じがすごくて、クラクラしてしまう。 - 2025年11月15日
- 2025年11月12日
赤絵そうめん とびきり屋見立て帖山本兼一読み終わった@ 自宅江戸時代、舞台は京都。数奇者を相手に骨董品を商う心の綺麗な夫婦を取り巻く、心温まる物語。骨董品の描写も心地よく、人情も軽やかに、全体に品が良く、後味すっきり。 - 2025年10月29日
原郷の森横尾忠則読み始めた@ 図書館横尾さんのアトリエ前の公園、いつもの散歩道を歩いていたら、三島由紀夫がひょっこり現れていちゃもんをつけてきた! なんだこれは……! そんな感じで古今東西の芸術家たちがひょっこりひょっこり、現れて何か言っては消え、していく。 たいはんに分厚い本なので、図書館で気分転換に少しづつ読み進めようと思う。 GUCCIの横尾忠則個展会場にも置いてありました。
- 2025年10月26日
サピエンス全史 上ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之audible読んでる@ 自宅Audibleだとすらすらいける。活字だったら向き合いすぎて挫折していたかもしれない。 11/15 上巻の7合目くらい。著者の論理展開に都合の良い決めつけがさらりと入っていたりもするけど、 ◎とにかく視座が新鮮。 ◎とにかく文章が分かりやすい。 ◎歴史や社会問題がとにかく苦手な私にでもアレルギー出ずに聴いていられる。 ☆「認知革命」「神話」 - 2025年10月26日
水車小屋のネネ津村記久子audible読み終わった@ 自宅登場人物たちの嘘のないやりとり。そこに差し挟まれるヨウムのいたって真剣な「発言」。このバランスやペース感が巧みで、ファンタジックな設定に自然に入り込んでゆく。 書き手の、澄んだ水のように清らかでいて透徹した目線、人の半生という長大な時間を丁寧でありながら軽やかに描く手腕に身を任せ、心が解きほぐされていく時間を過ごした。 登場人物たちの距離感や「地域」という生きた存在を羨ましく思った。洋楽やクラシックのネタも薬味として絶妙。 ※audible。物語に入り込んで最後まで聴くことができた。けれど「読んだ」とは言えないかな……うーん、保留!! 登場人物たちの名前を漢字でどう書くのか、読了後にレビューで知るという初めての体験…ナラティブを丁寧に織り込んだ作品だからこそ語りのスタイルで読み終えることができたのかな、と思ったり。 アナウンサーの神崎寿美代という方による落ち着いた朗読(また、ネネの声の可愛らしさ)もよかった。 - 2025年10月23日
- 2025年10月18日
書評家人生鹿島茂感想久世光彦さん遺作への書評は、追悼文のようで共感した。久世さんの孫世代だけどたくさん読んだなー。山本夏彦さんにはまったのと同じころに読んでいた記憶。手放せない書物の一群。 源氏物語の読み比べコラムも、勉強になった。手元にある谷崎潤一郎はいったんおいて、与謝野晶子を少し読んでみたい。 本書は、めずらしく前書きから読み始めて(kindleなせいもある)「書評って何すか」だった私には正解だった。 そのあと順にいくつか書評を読んで、とっつきにくいものは接続詞やそれに準ずるものを拾うだけしてみた。そうすると中身も少し頭に入る。 山崎正和、三浦雅士、内田樹、久世光彦、池谷裕二、『カミュ』、アンデルセン、アナイス・ニン、杉浦康平、『蔵書一代』『源氏物語』(諸訳)……読んだことある人の書評はとっつき易いだろう。読んでおきたい人の書評は背中を押してくれるだろう。まずはこの辺りを読んで(読んでないのか!)、そのあと、私が敬遠してきた海外作家のものも読めたらいいな。 長い付き合いになりそうなのでいったんクローズする。 - 2025年10月16日
- 2025年10月16日
- 2025年10月16日
- 2025年10月15日
- 2025年10月15日
- 2025年10月15日
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