胃が合うふたり

68件の記録
- しき@syiki2025年6月1日読み終わった食べものエッセイ、ではあるんだけど、それと同じくらい友情というものについて二人は考えている。ドライで、でも固い結びつきを得たふたり。我を通すことと相手を思いやることを、ユニークな考え方で両立している感じが興味深い。 自分の友達にはちょっと勧めづらいけど、SNSとかでは声を大にして勧めたい本。
- リチ@richi2025年4月13日読み終わった想像の斜め上の面白さ。食のエッセイかと思いきや、それだけにとどまらない。人と付き合っていくとは、人生とは、人との距離とは、と色々なことを感じさせる。 もちろん食の本としても面白く、「胃が合う」というのはとても幸せなこと、と思いました。この本に出ているお店も行ってみたい。
- あるる@aru_booklog2025年3月17日読み終わった胃が合うって良い表現だなぁ。往復書簡だから、同じ出来事に対してお二人が思い思いに綴っていて、読めば読むほど性格も違うんだけど、胃が合うのは間違いなくて。素敵な友情だと思った。あと、お互いの思いやり方を尊重して、しっかり受け取っているのが見えて尊いなとも。同じ餌場の野良猫というにはずっと重たい愛情を持っているなとも思う! 美味しそうなものがいっぱい出てきて、お腹空いた。
- ユメ@yumeticmode2025年2月20日読み終わった感想@ 自宅作家の千早茜さんと、元書店員で踊り子の新井見枝香さんが、二人で食べに行ったものについて綴る往復エッセイ。気が合う以上に「胃が合う」二人の自由な食べっぷりが、読んでいて気持ちいい。私には気の合う友人はいても、ここまで「胃が合う」相手はいたことがないなと、千早さんと新井さんの自由な友情の形が羨ましくなる。二人の関係は時にピリつくこともあり(巻末の鼎談で千早さんは「もう二度と会わなくなることもあり得るな、と思ったことも事実」と語っている)、綺麗事だけではない友情を記録した嘘のなさがよい。「銀座パフェめぐり編」を読んで、かつて友人と同じく銀座で食べた資生堂パーラーの苺パフェを思い出した。美味しいものを分かち合った記憶はかけがえのないものだ。「神様の国の食べ物みたい」だという、中国茶のお店の〈薔薇と林檎の湯圓〉、私も食べてみたい。