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ときり
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@yukoringlet
  • 2026年7月6日
    丕緒の鳥 十二国記
    4つの短編からなる名もなき史官たちの物語 この短編の一つ一つに現実の私たちが、すぐすぐ答えを出せずにいるが考え続け、行動しなければならないテーマが語られている 未だ答えが出ないテーマについて、筆者は明確な答えをアピールしたり提示する立ち位置を用いずに、読者が登場人物と並走しながら、自ずとテーマに向き合えるように誘われる筆致は物語の重厚で緻密な設定に支えられているように思える 派手な人物は出てこない 淡々とページは進んでいく 読み終えて本をぱたっと閉じて 「すっげーな!」と声が出た
  • 2026年6月29日
    風の万里 黎明の空(下) 十二国記
    これぞファンタジーの醍醐味の一つ! 次々と変わる戦局。迫るタイムリミット そこを覆し快進撃を繰り出していく様は、黒く立ち込める曇天の隙間から光が差し、やがて空が白々と明けて蒼天が広がっていくようでもある
  • 2026年6月25日
    風の万里 黎明の空(上) 十二国記
    あー、と自分に非常に思い当たる心理描写が続く 本シリーズが「子供の時に読んで良かった本」として度々名前が挙がる理由がわかる気がした 昨今言われる自己肯定感などの「自分は自分である。そしてこれでいい」という感覚が生まれてくる土台は、適切な愛着形成を踏まえた自己固有感からくるものでもあるけれど、一方で 「どれだけ弱い自分に負けずに顔を上げ続けてきたか」という選択の結果にもあるのだと思う 確かに私も多感な10代の頃に読んでいたら、きっといくつかの選択が変わっていたのかもしれない しかしながら、試行錯誤しながらなんとか大人と言われるところまで生き抜いて来たからこそ響く言葉たちが本書には散りばめられているようにも思う 今日もビールがうまい!
  • 2026年6月24日
    東の海神 西の滄海 十二国記
    途中、行間に作者の伝えたいことが凝縮されているようで「どういうこと?」としばらく考えを巡らせる時間があった そこがむしろ良かったのかもしれない 明るく快活である、というのはただ楽しい、愉快ではない 様々な悲喜交交を引っ提げて、踏み越えて明るくいようとする覚悟から生まれる勇気なのだろうと思う アドラー心理学のベストセラー「嫌われる勇気」を彷彿とさせる
  • 2026年6月19日
    風の海 迷宮の岸 十二国記
    ずっと何がこんなにグンと惹きつけられるのだろうと思いながら読んだ一冊 おそらくこのシリーズにはそこかしこに「ほんとうのこと」が書かれているからではないかな、と思う
  • 2026年6月18日
    月の影 影の海(下) 十二国記
    昨夜読み始めて、これはとんでもないものを読み始めてしまったと、図書館で「風の万里 黎明の空(上)」まで借りてきました SNSでよく見かけた「ネズミが出てくるまで読んで」というコメントに納得。彼にはいつでも朗らかに髭を風になびかせていてほしい この本から目が離せない理由はよくわからないまま、ぐんぐん読ませられていて。 これが物語の力か( ✧Д✧) カッ!! もう目がしょぼしょぼ さて、(手元に「風の海〜」)
  • 2026年6月18日
    月の影 影の海(上) 十二国記
    昨夜読み始め、徹夜しそうになりながら決死の思いで寝て、午前中に読了 今手元には下巻 今から近所の図書館に行ってできる限りの続刊を………
  • 2026年6月16日
    大人になったら、
    書店で、新装された文庫本の帯「大人になったら、好きって簡単に言えると思ってた」の一文に雷に打たれたように共感して手に取った 35歳、主人公は考えることももんやりとした葛藤も多い ふと思ったことをすぐ打ち消して納得する 彼女の中には大きな空白がいくつもあって、その空白は彼女の前から去っていった人たちの元々いたところなのだと思う 大人として振る舞うことが当たり前に求められると、その空白には「べき」や「常識」が居座るようになるのだろう 結果、彼女がどうしたいのか意思はあまり感じられない 行き場を探して宙に浮いた女性性、委ねることができずに発揮できずにいる男性性が感じられて、序盤の彼女の未統合の幼さの所以を見る 反面、彼女と接している友人たちから見た人物像は、彼女は多くを語らない働き者でしっかりした人なのかもしれない 実際の、若さと勢いで突っ走れた世代から、落ち着いている「べき」とされた年代にさしかかり始めた女性のリアルなのだろうと思う 後半になるにつれ、段々頼もしさが感じられるようになった彼女は、過去の思い出たちと空白の中に漂うことをやめて自分の足で立ち始めたように思える 登場人物の心情の変化を繊細に、ばっきりと断言するのではなく読者の脳内に浮かび上がらせるように描く筆致は、同調とはまた別の、自分の場合は?と胸に手を置くような問いを読みながら持たせる、本と読者が等身大に向き合える力があるように感じた ちなみに、帯での衝撃的な共感とはうらはらに、一読者である自分は主人公と共通点はあまりなく勉強になったような気がしています🤭
  • 2026年6月3日
    天才たちのしくじり
    天才たちのしくじり
    人の才能に陰陽があるとすれば、この本に書いてあることは全て陰なのだと思う だけれど人々に華々しく賞賛された偉業を成し遂げた才覚と同じくらい、この本に書かれている多種多様なやらかしも人並外れたものばかり しくじっているからといって偉人が凡人に感じられることはない だけど、誰にだって欠点があるとわかることが勇気につながることもある アインシュタインだって泳げなかったし 何よりもこの本に出てくる人たちは必死に真面目に夢中だった それが何よりの才能だと思う
  • 2026年6月3日
    夏への扉〔新版〕
    夏への扉〔新版〕
    猫SFの古典。kindleにて。 はじめの舞台は1970年 主人公は商売下手な職人気質のエンジニア 騙されて気の迷いで申し込んでいた冷凍睡眠で30年後の未来、2000年へ このアプリを使っている方々はご存知だろうが2000年は某映画のように空中に浮かぶ靴もレンジで巨大化するピザのようなびっくりな発展はしていない 小説の方の未来もささやかといえる発展をしていて、それでも70年代の汗と土の入り混じる時代よりはずっと過ごしやすそう ちなみに風邪は消滅しています リアルで考えると突然、愛に目覚める主人公の心理はいただけないものに思えるけれど、終盤の勢いよく突っ走る活躍はやっぱり応援してしまう。1番頼もしく気の利いた立ち回りをしてくれるのはやっぱり猫 猫に幸あれ!
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