破果
89件の記録
ゆうみ@Yuumi_Umi2026年3月21日読み終わった借りてきたミュージカルの予習用に。 殺し屋が主役っていうからファンタジーっぽいものを想像していたら普通に現代社会で驚き。 韓国らしいなとも思う。 ところどころスッと頭に入らない文章があって、特にアクションシーン、これはわざとなんだと訳者あとがきを読んで知る。 高齢女性の社会での居心地の悪さは日本社会でも身につまされるものがある。
ハヤシKYヘイ@heiheikyo12026年3月7日読み終わった60代女性の殺し屋が主人公となる韓国の小説がある。その情報だけですごく気になって記憶に残りつつ未読だった。そんな作品がミュージカル化し、日本で上演されるらしい。しかも主役を演じるのはあの、花總まり。 舞台俳優・花總まりといえば、日本で長らく人気のミュージカル演目『エリザベート』だ。私も大好きで、帝国劇場で彼女の歌を聴けた時は感無量だった。絶世の美貌を誇る皇后をずっと演じてきた花總さんが、ここにきて老齢の殺し屋を? 観に行くしかない! ミュージカル『破果』のチケットをなんとか入手し、観劇を来週に控えている。 予習として怒涛の勢いで原作小説『破果』を読み、面白くて夢中で完走した。 苛烈な競争社会であり、家父長制的な価値観が強いとされる韓国において、老人であり、女性であり、家庭を持っていない主人公・爪角(チョガク)は本来、弱者性を象徴するはずの存在だ。そんな彼女が殺し屋を生業とし、エージェンシーから斡旋される仕事を請けて、ターゲットとなる人間(それは彼女より若い、男性であることが多い)を消して生計を立てている。設定だけですでに、韓国の社会構造を皮肉っているような気さえして、読みどころとなる。 姉とたくさんの妹と末っ子の弟がいて貧しかった生家から、口減らし的に裕福な親戚の家へと奉公に出たような爪角の生い立ちも、儒教思想から男児を授かるまで子を産むものだとする人が多かったという時代背景がにじむ。やがて彼女は奉公先からも出て行かざるを得なくなり、裏社会で金を稼ぐリュウという男と出会い、殺し屋家業へと身を投じていく。命を奪い奪われるかもしれない弱肉強食の極まる世界で、守るべき大切な存在を作ってはいけないというのが、爪角のルールだった。 老齢となり、いつまで殺し屋を続けられるのか。爪角が日々巡らせる思考は、今日の資本主義にもとづく競争社会を生きる我々の不安にも通じる。 飼っている老犬の無用(ムヨン)や、ある仕事で負傷した爪角の手当てをしてくれたカン博士との出会いがあり、独りで生きていくと決めていたはずの爪角が、他者やその大切にする別の他者を、思いやる気持ちを自覚していく。 そうして、過去の因縁から彼女を狙う別の殺し屋が接近してきて、スリル満点のアクションへと突入する終盤は手に汗を握った。 小説版のラストのシーンがとても好きだった。ミュージカル版はどうなるだろうか。たいへん楽しみです。

無重力くらげ@NoGravityJelly2026年2月20日読み終わったよかった。 感情を殺し冷徹に仕事をこなしてきた65歳の女性暗殺者が、自身の老いを自覚するにつれ心にも変化が生じる話。 いわゆるリーダビリティの高い文章ではないが、とても味のある独特な言い回しで私は楽しめた。何より作品の雰囲気に合っていると感じる。主人公の爪角(チョガク)が魅力的なキャラクターで、彼女の過去を知り、現在の姿や心情が描写されるたびに好きになっていく。最後までかっこよかった。 外伝があるそうなので書店で見かけたら手に取ろうと思う。





ぶち子@buchiko2026年2月5日読み終わったしっかりノワールだけど、自分の「老い」についても考えさせられた。 若い時には全く理解できなかったし、違う生き物見てる感覚さえあったけど、いざ自分が老いを感じ、若い頃のように暮らせなくなってくると、都合よく自分よりも老いてない人にもわかって欲しい気持ちになったりもして。 絶対映像化されるんやろうなって思ってたら、とっくに映画になってた! 舞台にも!

蔭山@kie_doors2025年11月15日読み始めたこの表紙のインパクトに惹かれて手に取ってみた。この道一筋45年の殺し屋の女性(65)が主人公。しかし老いには勝てず、引退も頭をよぎる今日この頃。続きが楽しみ。
たびたび@tabitabi2025年7月28日読み終わった殺し屋の話、と聞いて暴力描写が多いと苦手かも…と思っていたけど、読んでみたら思いの外大丈夫だった。これって小説ならではの良いところだな。 訳者のあとがきも良かった。この後破砕も読むぞ。


古屋 いつか@ameyuki2025年6月20日読み終わった借りてきた来春 花總まり主演で上演されると知って、早速借りて来ました。 プロ暗殺者として孤独に生きて来た女性が、老境に至って心境の変化を迎え、それとともに、覚悟の戦いへと挑んでいく… というお話は、決して目新しいものではないですが、コツコツ積み重ねるように綴られる、主人公の人生、老い、周囲との距離、ドキドキハラハラというよりも、何というか、ずっとヒリヒリヒヤヒヤしているような緊張感が面白かったです。 この主人公をハナ様がどう演じ、浦井くんがどう狙うのか、楽しみです。チケット当たりますように!

うみこ@umico52025年4月5日読み終わったふーヒリヒリしたー一気読み。人殺しがどうとかはさておき、おばあちゃん殺し屋かっこよかった。爪角が韓国で愛されているということが素敵。何より、桃や蜜柑の描写が秀逸。


obama@obamabooks2025年3月24日読み終わった借りてきた@ 自宅性差でガラスの天井が生じるように、老いた方をどう扱おうか「困った」ことはないだろうか。読み進めながら、先日遭遇した高齢者への対応を自省した。だれかがそうすると思うのではなく、気付いた時にできることはあった。 ーーー 草臥れた小さな薬局。珍しく混み合う週末。老人がシルバーカーと入店しようとする。ガラスドア前の数センチの段差と衰えた力には中々反応しない押しボタン。通りすがりの方が手助けしている。入り口ののそばに立つ男性。正面受け付けに立つ薬剤師たち。何かあれば担当者が対応するだろうと文庫本に目を落とした瞬間。手を伸ばそうと待合ソファから駆け出す。ドアの閉スピードに負けた老人はシルバーカーごと押し潰される。 ーーー 冷蔵庫で茶色く変わり果てた3つの桃と、その破片を剥がし片づけるために立てられた爪。前段のトゥとの会話の流れ全部に泣きそうになった。 物語として上手く咀嚼できない点も多々あったけど、女性の老いとの向き合い方と接し方を書きたかった思いがヒシヒシと。そりゃあ映画化するよね! と思うくらい設定と戦闘シーンはかっこいい。 長々とした比喩ばかりで序盤、読めるか不安だったのは作者の意向でなるほどなぁと。チョガクが宙に伸ばした右手がかっこいいと思える。訳者あとがきまで読んでよかった。
























































