古い考えと笑い飛ばしたいけどなかなかそうもいかない価値観…が、いや〜な感じで描かれている…嫌だな〜と思うくらいにはリアルな感じを受け取っており、その事実も嫌だな〜… 結局同じことならできるだけ心が自由なような選択を、というのも合理的…だけど行動も役割もある程度自由で余白があるともっといいな

どれもこれも、あるある満載。 とはいえ、こんな風に感じていたのは遠い昔のような気がするのだけど、果たしてそうかしら？ 自分はこれでいいんだって言い聞かせているだけなのかも。って思ったら急に不安、、、

収録作品を後ろから読んでとっておいたのは表題作の『かわいい結婚』。67ページまで読んだ。 正直言って読み進めるのが怖かった。主婦友との空々しい会話、結婚までのジェンダーバイアスかかりまくりの流れ。夫婦の会話。どんな気持ちにさせられるのだろうとおそるおそる。 家事代行のパートに行くところから気持ちが変わった。家がきれいになっていく描写、親世代の先輩パートさんにばしばし家事を教わるシークエンス、はい！わかりません！と返事する主人公。家事代行の依頼主のおばあちゃんとの交流。おもしろい。きもちいい。安心する。

「お嬢さんたち気をつけて」に出てくる台詞 "私たちが意地悪だって言うなら、それは神様がくれた才能よ。男の悪口を言うために、神様が女にだけオプションで付けたに違いないんだから" が最高。３つとも続きを読みたい！面白かった！

男の人だったのに、起きたら女の人だった話のやつがすき。 なってみないと、しんどさも感じ方もまったくわかんないんだよね。そうしてやっと思いやれるのかあ、、現実にお互い思いやるのってほんと大変。 この逆パターンないかな。きっと、私が知らない男性のしんどさとか、感情の揺れ方とかわかれば夫のことを思いやれるのではないかー。