ハックルベリー・フィンの冒けん

15件の記録
- zelkova@zelkova2025年9月30日読み終わった愉快な冒険物語かと思いきや、奴隷制やら「しゅくえん」やら良心やらが怖かった。楽しいはずのドタバタ部分もドタバタしすぎで(特に最後のほう)読んでいて疲れてしまうほど。 ハックの一人称で語られるので、ひらがなばかりで最初は読みづらそうに思ったけれど、すぐに気にならなくなり、ハックの話を聞いているような気分で読み進められた。さすが柴田元幸さん。これを読んだら『ジェイムズ』と思っていたけれど、柴田さんの「『ハックルベリー・フィンの冒けん』をめぐる冒けん」も気になる。
- โยโกะ@yookoom2025年9月12日読んでる『ジェイムズ』の知的な語り口のあとに読むとおもしろい。なるほどこうやって目を欺いていたのか 柴田訳では「ニガー」を採用、ハックの一人称は「おれ」。主人公だから癖の強い言葉は避けたのかも
- アニー@anniesyard2025年8月18日読み終わった本日午後の読書会に備えて課題本を滑り込みで読了。間に合った〜😮💨 訳者解説のここにグッと来ました。 「何もなしとげなかったからこそ、我々はハックを実績で判断するのではなく、その精神において判断することができる。そしてどう判断するかは、読者一人ひとりに委ねられている。」解説 柴田元幸
- abu@abu_abu2025年8月7日読み終わった@ ハンニバル柴田元幸訳が一番好きかもしれません。 話題の『ジェイムズ』が読みたいと思い、まずトム•ソーヤーの冒険を読了→ハックルベリー・フィンの冒険へ。 始めは辿々しいハックの語り口調が読みにくいと思ったがすぐ慣れた。この語り口調がクセになる。好きになった。 むしろこの話し言葉が良い。 ハックは賢い。 例えば「もし〜〜したら、俺はどう感じる?」と違う立場や状況を想像して立ち止まって考えるができる、とても賢い人。 ハックルベリー•フィンがのことが好きになる。 黒人奴隷のジムの口調がこれまでの定番の東北弁ぽい話し方ではないのも良かった。 (以下ネタバレ) ひとついえば、36章からのトム•ソーヤーが企てる大脱出活劇のくだりはトムの発想が幼稚すぎて、正直この部分の話は必要かな……?と思ってしまった。なぜトム•ソーヤーがそんな行動をしてたのかは、後でネタバレされるが、「えぇー…??なんじゃそりゃー」というオチ。