世界は私たちのために作られていない

40件の記録
- はるにれ@Elms11302025年4月26日読み終わった読書メモ追加 (気になったところ) 「ASD者を支援するために設立された組織において、その指導者層のどこにもASD者がいない」(304ページ) 「白人ASD者は(状況が許せば)自由に仮面を外せるが、黒人ASD者は仮面を外すことができない。行動を人種差別的に解釈される脅威が加わるからだ。」(309ページ)
- はるにれ@Elms11302025年4月26日読み終わった読書メモ著書の目的はASD者について理解してもらうこと。つまり、ASD者が定型発達のルールや思考を理解しようとする努力に匹敵するだけの労力を定型発達者も払って、両者が中間地点まで歩みよるようにすること。(43ページ) 人間関係、学校、職場などシーンごとにASD者が直面する苦労や困難が説明されている。各章の最後にまとめがあるので、気になった時、見直すのに便利だと思う。役に立ちそう。 イギリスの事情が述べられているけれど、日本との違いはほとんど気にならなかった。とはいえ、ASD者も多様だろうし、できれば日本の状況を書いた本が増えるといいな。
- はるにれ@Elms11302025年4月20日読んでる著者は「はじめに」で怒りを原動力にしていると書いているけれど、ユーモアのある書きぶり。マスキング(仮面着用)、メルトダウン、友人関係、恋愛。不確定要素を除くためのルーティーン。趣味の持つ意味。とりあえず、4章まで。
- はるにれ@Elms11302025年4月18日買った読み始めた「はじめに」から引用(13,14ページ) 「誤解で叱られたことへの不満、就職のチャンスを見送られたり、面接で『感じが悪い』と断られたりした失望感、診断と折り合いがつくまでずっと感じ続けてきたとてつもない混乱と孤独。私が吸収するのは、こういう重たい感情だ。」 「悲しみ、怒り、恐怖、絶望。ASD者たちは苦しんでいる。長い間ずっと。私もその一人だ。そう、これが私が抱く怒りの源であり、本書執筆に駆り立てるエネルギーの源でもある。」 「ここから続く文章は、この隠れたマイノリティはどういう存在なのか、もっと知りたいと思っている世の中すべての定型発達者のためのガイドである。」