小さき者たちの
16件の記録
Sanae@sanaemizushima2025年12月3日読み終わった石牟礼道子『苦海浄土』、森崎和江『からゆきさん』を読んでとても衝撃だったのが、またこの本を通じて改めて考えたり、新たな面を提示してもらったり。 テキストは水俣、天草、須恵村で、写真はエチオピアのもの。(写真もとてもいい) テキストと写真は全く別の土地のもの。だけど読んでいくうちに不思議と響き合ってくる。 水俣病患者運動で、とても印象的な川本輝夫さんの言葉 「ぼくの経験では、歴史を動かすのは多数派じゃないんです。ほんとうに志のある何人かですね。」(p103) 組織の中の1人ではなく、組織を離れたひとりの人間として、対話することの大切さ。 水俣病を撮る映画監督・土本典昭氏の言葉を受け著者は言う。 「間接的な『情報』が世の中にあふれている。他者の姿への共感と反発、冷静な分析的言葉がネット上を席巻する。しかし『他者への共感』は、イメージの中の作用にとどまっているかぎり、『他者への憎悪』と同じ地平に立っている。」(p114) ここには心当たりがある、ハッとした。 「出会ってしまったからこそ、理解や共感など簡単にはできない。その自覚から「うしろめたさ」が生じる。 そうして立ちすくんだあと、何かせざるを得ない状況へと駆り立てるられる。」 映画監督の土本さんでいえば、被害者を撮影することだった。 ひとりの小さな人間として、自分には何ができるのか。 そういった問いを提示してくれた。 著者・松村さんの本、もっと読んでみようと思う。




ア@zeight_62025年10月11日読み始めた26歳の誕生日に内容も知らないけれどずっと気になっていた本。読み始めた。 貨幣経済のこと、ちょっと知ったようで知らなかった。太宰が自身の出生について思い悩むの、そりゃそうだろうな。
noko@nokonoko2025年7月23日買った読み終わった心に残る一節小さき者たちは、決して弱き者の均質な集団ではない。ある者は、成り上がり、ある者は落ちぶれる。 壮健に生きる者もいれば、心を病む者も、身体に障害を持つ者もいる。傷つけ合い、たかり合い、足を引っ張り合いながらも、ときに肩を寄せ合い、意識し合いながら、隣人として生きてきた。 たぶん「寛容」ではない。「共生」とも違う。拒絶したくても、手を差し伸べる羽目になる。見たくなくても、出会ってしまう。そんな距離感のなかで、小さき者たちは隣り合って暮らしていた。 その「距離」には、現在の福祉社会が克服できたことも、そこから抜け落ちてしまったことも、ともにあるように思う。 「カナダ・インディアンの人々の現在の状況は、水俣の過去であり、現在である。彼等にもたらした不幸を未然に防ぎ得なかったことを、人間として人類として恥じ入る。」(川本輝夫の言葉) 亡き人たちの言葉になりえぬ思いが絡まり、もつれあい、いまこの時代へとつながっている。その歴史のなかにうずもれた声を、国家に翻弄されながらもそれを誇りにした生きざまを、知らないまま大人になったことが心から恥ずかしい。 ヨシが誇りを胸にその小さな背に負った「くに」は、いまいったいどこにあるのだろうか。



花緑青@hana_rokusyo2025年4月28日読み終わった本のカバーと帯から海を感じ小さき者たちのことを見る。忘れたくない内容だった。今までどれだけ知らずに生きてきかを実感する。今後他の本を読む時に『小さき者たちの』本がチラつくだろうな。



















